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中国人の「できる」はあてにならない!?

私の娘は2才から近所のローカル幼稚園に通い始めました。上海に引っ越して来てすぐのころだったので、私の中国語は超初級レベル、ローカル幼稚園でやっていけるだろうかと不安に思っていました。しかし、入園前に幼稚園に見学に行った際、幼稚園側から「2名のクラス担任のうち1名は英語ができる」と説明を受けたので、それなら大丈夫か、と安心していたのですが…

娘が入園してすぐの頃、ある日幼稚園から電話がかかってきました。

先生「喂(もしもし)、○○妈妈吗(○○ちゃんのお母さんですか)?」

私「是的(はい、そうです)」

先生「〇〇发烧了(〇〇ちゃん、熱が出ました)、thirty-nine!!(39度です)」

私はびっくりしました。高熱にではなく、fever(熱)という簡単な単語も知らないという事実に!!英語できんやーーーーん!

急いで自分の中国語をレベルアップさせないと、先生ときちんとコミュニケーションを取ることができない、という事実に気がつき、私は幼稚園に娘を迎えに行く道すがら、中国語をがんばる決心をしたのでした。

上海に住んでいたときには、この一件以外にも、「できる」と聞いてたのに実際は違う、と思うことが何度かありました。日本人はできても逆に謙遜して「できない」というパターンが多いように感じます。でも、できるのに遠慮したり、謙遜したりあるいは過小評価したりしていたら、これからのグローバル社会においては、「できる」とアピールできる人にチャンスを奪われてしまうのではないかと思うのです。

日本人も中国人を少し見習って、時には大胆に、あるいはハッタリでもいいから「できる」と言いうことで「やりたい」気持ちを意思表示し、チャンスを掴みに行かなくていけないのでは、と感じています。



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