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妊娠13週、無意味な事が出来るのは心に余裕がある証拠

こんにちは。

年末年始は私の実家に夫と帰省しておりました。
年越しを実家の家族とさせてくれた夫に感謝です。

実家では、両親がおせちを振る舞ってくれたり、
2年ぶりに兄弟、祖母、友達等にも会う機会があったりと、とても楽しかったです。

地元の東北では雪が積もっていて、久しぶりに水溜りに張った氷を踏んだり、氷柱を見つけて喜んだりして、毎日散歩に出かけました。

夜は氷点下の澄み切った夜空に満点の星が広がり、夫を連れ出して夜空を眺めたりしました。

私は冬のキリリと引き締まる空気が大好きです。関東に住んでいると、朝方でもなければ清涼で冷え切った空気を吸うことができないので、空気を吸うのも楽しんできました。

夫とも普段より仲良く過ごせたように感じました。
寒がりの夫を外に連れ出すと嫌がられてしまうので、普段は散歩も誘いづらいのですが、帰省中は自分から夫を誘って外に出ていました。
普段は同じ家にいても別々に行動してたり、私から夫を避けてしまう事もありますが、実家のソファに2人で座ってテレビを見たり、同じ部屋で過ごしたりしていました。

滞在最終日、最寄りの新幹線駅まで両親に送ってもらい、新幹線に乗って埼玉に帰ってきました。
夫と私の雰囲気はやや悪い様子でした。
原因は新幹線の待ち時間にそれぞれ時間の潰し方が違うので、その時の会話などでお互いにヘイトが溜まっていました。夫はイヤホンをしてYouTubeを見て、私は夫に話しかけたりするのですが、夫の生返事にイライラして、夫が何か話しかけた時に適当に返事をして、今度は夫がイライラしていました。

実家にいる時には「自宅に戻ったら、2人で〇〇しようね」「来月少し遠出をして〇〇展を見に行こうよ、小旅行したいね」などと話していたのに、まるで仮面夫婦のようです。

夫が地元の友人と飲み会に行きたがっていたので、帰路の途中で分かれて、私は先に自宅に帰って1人で食事をしていつもの生活に戻りました。夫は埼玉出身なので、友達はだいたい近くに住んでいるので集まりやすいのです。

正月中にネットをほとんど見なかった私は、いつも見ているYouTubeチャンネルを見て、見るものが無くなったのでさほど関心のないおすすめ動画を見たりしていました。遅くなる前にお風呂に入って、身支度をして、部屋を暖かくして、のんびり過ごすように努めました。

「つまらない」

実家に帰って、何の意味もないのにやりたい事や、行きたい所や、見たいものがある生活が、楽しかった事を思い出してしまいました。ネットも見ずに気の向くままに生活して、夜は布団でぼーっとしていたら勝手に眠くなる。

でも、自宅に帰ってくると、「特定の人物や世間に〇〇と言われるから、この時期にこれをやる」「毎日のタスク、やらなければいけない事」「何かをするのは理由があるから」という軸で生きて、「生活の全てはやりたく無いけど必要だからしている、無駄のない生活」であると気が付いてしまいました。

夫と会話するのは、会話がないと夫が不安になるから。自分の話はしない。「何もしてないから、オチも無くてつまらないから」。夫の話をただ聞いて相槌を打つ。

美味しいと感じない食事を毎日作る、夫は働いているし、私は子どもに栄養を与える必要があるから。

洗濯物が溜まると夫に小言を言われるのでやる。

ハローワークに行かないと、失業等給付がもらえないので行く。失業等給付が必要なので就活をする。面接先に妊娠中の主婦と伝えると、怪訝そうにされるのでやる気を見せたり、資格勉強をする。

仕事が無いと保育園に子どもを入れられない。子どもを産んだらすぐ正社員になって保育園を申し込まないと預けられない。やりたい仕事よりも、正社員になれて生活できるかが大事かもしれない

つわりで体が苦しくて動けないから、横になって出来る事しか出来ない。ゲームかスマホを見るくらいしかできない。でも2ヶ月ほどこんな生活をしてるから、飽きてしまって何もかもつまらない。刺激的で暗い事件やスキャンダルなど、人を信用できなくなる物ばかり見てしまう。

何もやりたい事ができなくて、やりたく無いけどやらなきゃいけない事をするしかないのに、仕事もしてない自分は社会的には何もしてない人。
子どもも出来て家庭のある自分には、やりたい事ではなくて必要に応じて何かをするという生活が求められる。
卑屈な考えを頑張って自分に言い聞かせて、つまらなくて孤独で生きがいのない生活をしている事を思い出してしまいました。

夫が飲み会から帰ってきて、夫が寝る前に私が今思ってる事を伝えました。毎日つまらなくて、夫を好きな気持ちを持つ余裕も無い、生きてるだけでイライラして、孤独に感じると話しました。

夫は話を聞いてくれて、自分も平日は会社で働いているけど休日がある。こはりは24時間身体の中で新しい生命を作っていて、家事もして夫の話も聞いて仕事の事も考えて、休む間もなくて余裕がないんだと思う。という事を言ってくれました。

こはりには決まった休日もないんだから、週に2日だとか日にちを決めて「やりたくない事をしない日」を作ってみたら?と提案もしてくれました。

「やりたくない事をしない日」とは、家事なども全部夫に任せてやりたいと思った事だけをする日の事。
心の余裕を取り戻す事が目的で、今だけで無くてこれからも定期的に自分を労る日を作ると良い。
やりたくない事をやめて、ぼーっとしたり何もしなかったりして見て、やりたい事や興味があるものが見つかれば心に活気を取り戻せると思うと夫が言いました。

夫はまずはトライアルで、直近1週間で「やりたくない事をしない日」にしてみるよう言ってくれましたが、いきなりそんなに長期的にお暇を頂いても「何をしたら良い?何をすべきか?」と必要な事をするという思考から抜けていないので、時間を無駄にしてしまいそうです。そのため、今週は2日間やりたくない事をしない日を設けました。

その他にも夫は私の本当の趣味を聞き出そうとしてくれたり、協力してくれると言ってくれました。
こうして、私の必要に迫られた無味乾燥な毎日に、有意義な無意味な休日が与えられる事になりました。

夫曰く、私のつわりはメンタル不調が影響を与えている印象を受けるとの事で、確かに平日の夫が不在の間等の孤独な時に限って重いつわりがやってきます。
帰省中も胃の不快感などはあっても、楽しそうにしている時は不調が見られませんでした。

つわりを和らげるためにも、心に栄養補給が必要そうです。

こはり

現在転職活動・保育士資格勉強中です。夢を追いかけられるのは、支えてくれる皆様のお陰です。いつもありがとうございます。