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2年3ヶ月お世話になったリクルートを退職しました

2021年6月30日付けで、2年3ヶ月勤めたリクルートを退職しました。
お世話になっているみなさんに、ご報告をさせていただきたくまとめました!

リクルートの入社動機

一言でいうと
学生時代に周囲にいたリクルートの人たちのようになりたかったから」でした。

大学2年生頃から「世の中で通用する能力が欲しい」という漠然とした目的で、
株式会社ジョブライブのインターン生として、
住み込みで神保町のコワーキングスペースTOKYO PRODUCERS HOUSE(現在閉店)のコミュニティマネージャーをやらせてもらっていました。

コミュニティマネージャーとして働く中で、
「志」のために、苦しみながらも必死で毎日を生きる起業家、
一流のスキルを武器に同時に複数のプロジェクトを回す複業家、
多様な生き方の方々ととても近い距離で過ごすことができました。

「僕の人格を形成した」と言っても過言ではないほど、貴重な時間でした。

その中でも特に影響を受けたのが、リクルート関係の方々。

インターン先の株式会社ジョブライブの共同代表の梶海斗さんは、
リクルートジョブズの卒業生。
インターン先のジョブライブが入居する弦本ビルのオーナー弦本卓也さんは、
リクルート住まいカンパニーの現役社員。

お二人のつながりから、多くのリクルートの方々にお会いすることができました。

お会いする中で感じたのは、リクルートの方々の「ロマンとソロバン」のレベルの高さ。
魅力的なビジョンを掲げ、そのビジョンを達成する手段をしっかりと持っている方が多いと感じました。

ロマン:夢や想いといった実現したいビジョンのこと
ソロバン:ビジョンを達成するための方法。経営/財務のスキルのこと

「自分の生きた証を残したい」というこれまた漠然なビジョンを持っていた僕は、
「社会人になって数年はリクルートで、ビジネスの基礎を徹底的に学ぶぞ」
と考え、リクルートを志望するようになりました。

そして、リクルートホールディングスでの2ヶ月間のインターンシップの後、(住まいカンパニーにお世話になりました)
2019年卒として、株式会社リクルートに入社しました。

リクルートでやったこと

株式会社リクルート所属
株式会社リクルートマーケティングパートナーズ出向
株式会社リクルートカーセンサー出向

こちらが僕の配属です。
RMP配属も、カーセンサー配属も、希望通りでした。
(カーセンサーorスタディサプリを希望しました)

カーセンサーを取り扱う、リクルートカーセンサーにて、
「総合企画部」という全国規模の中古車販売店への営業を担当する部署に配属されました。

「会社で結果を出す」ために会社員最初の数年を捧げると決め、
会社まで徒歩で通える距離の家を借り、会社員生活をスタートさせました。
(この期間、普段から悪いノリが、さらに悪くなっていました。お誘いいただいた皆様、申し訳ありませんでした笑)

営業として、具体的にやっていたことをまとめると、

カーセンサーは、中古車を買いたい人と中古車販売店をつなぐ媒体。
営業担当として、中古車販売店が営業担当としてのクライアントになります。

営業担当の基本的な行動として、主に下記の3点を行なっていました。
・掲載枠の増枠の提案
・すでに掲載のあるクライアントへの”掲載方法”のレクチャー
・追加のオプションの提案

半年ほど営業行動をしている中で、
多くのクライアントにとってカーセンサーは「プラスアルファの販促手段」という位置付けである、ということに気がつきました。

当然のことながら、クライアントはカーセンサー以外にも販促を行なっています。
既存の管理顧客への代替え促進、自社メディアでの集客などなど。

そのような状況下で「プラスアルファの販促手段」であるカーセンサーへご期待・増資をいただくためにはどうすればいいのかを考えました。

「カーセンサーに限らず、クライアントの商売全体がうまくいっている。でもその中でカーセンサーの効果が目立っている」という状態を作れば良いのではないか、と仮説を立てました。
「カーセンサーでどれだけ売れていても、他の部門で赤字が出ていたら増資しようという気持ちにはなりづらいだろう」と。

まずは「クライアントの商売がうまくいっている」状態になることをお手伝いするために、カーセンサーの営業としての役割から一歩踏み込んで、
・クライアントの社内研修でWeb全般に関する勉強会の実施
・クライアントの中長期計画策定の支援
・中途採用の支援
などを、クライアントに提案/交渉の上、やらせていただきました。

これらを地道に実行することで、営業担当としての信頼もいただけるようになり、
結果として、カーセンサーへの投資金額も増やしていただけるようになりました。

全てのクライアントで上記を実現できたわけではありませんが、
・クライアントの商売に貢献できている
・商売のパートナーとして頼りにしていいただいている
という実感を得ながら働けたことは、本当に幸せでした。
リクルートの営業の醍醐味を体感させていただいたと思っています。

結果として、2年間の在籍中に2度の「特別賞」をいただきました。
(僕にはMVPは取れませんでした笑)

また、
1年目下期に、別部署での営業としての兼務
2年目に、事業開発の兼務
をさせていただく機会もいただきました。

このような経験を通して、
「営業としてであればこの先の人生も会社員でやっていける」
という自信を得ることができました。
この自信が僕の人生にとって大きなゆとりであることは間違いありません。

と、自分の実績のように書きましたが、僕が一定の結果を出せたのは、
間違いなく
不器用で頑固な僕を信じて温かく見守ってくださった上司、
ノリの悪い僕を気にかけてくれて、実績で刺激をくれた同僚のおかげです。

初めてのクライアントへの提案の際、上司に同行いただいたのですが、
「提案内容とかの前に、話のまとまりがなさすぎて、何を言ってるかわからん」
とのフィードバックをいただくほど、ひどいものでした。
そこから2年、みなさんのおかげで、
なんとか「営業」と呼んでいただけるような存在になれました。

小栗さん、将司さん、多田さん、美野さん、黒木さん、ペリーさん
かじ、もっくん、ふみや
をはじめとするRCS・RMPの皆様、本当にありがとうございました。
みなさんと離れた今、これまでの環境のありがたさを再認識しています。

なぜリクルートを退職したのか

一言でいうと、
20代のうちに自分の心に従って生きたい」と考えたからです。

ここまで書かせていただいた通り、
リクルートはビジネスマンとしてこの上ない環境でした。
本当にありがたい経験をさせていただきました。

しかし25歳を目前に「自分の人生」を考えると、
「20代のタイミングで自分の心に従って生きたい」
という、衝動にも近い気持ちを大事にしたいと思うようになりました。
(このまま20代を終えてしまうことへの恐怖を感じました)

漠然とですが、僕は将来的には「家庭を持ちたい」と考えています。
もし可能であれば30代前半に。

家庭を持つとなると、
自分の時間・お金は家庭を最優先に使うことになると思います。
もし子どもがいるとするならば、
子どもが自立するまでの約20年は、子供にしっかりと時間とお金を割きたい。

この考えに沿って仮に30歳で子どもがいると仮定すると、
自分のために自由に時間・お金を使うことができるのは、下記の2つの期間。
①25歳〜30歳
②50歳〜死ぬまで

「自分のために自由に時間・お金を使う期間」としてどちらを選ぶのか、
僕は「①25歳〜30歳」を選びました。

①の期間の活動が上手くいったらそのまま続ければいい、
上手くいかなかったらまた必死に就職活動をすればいい、
見通しが甘いかもしれませんが、このように考えています。

せっかくなら早めにやりたい。
そもそも何歳まで生きられるかもわからない。

みなさんに与えていただいたばかりで、お返しできる前の退職となりました。
書けば書くほど、自分の勝手さが身に染みますが、
このような思いからリクルートを退職することに決めました。

これから何をするのか

こちらも一言で答えたいところですが、「未定」です。
ひとまず、個人事業主としての開業届は出しました。

自由に動く期限は28歳になるまでの3年間。
(「余生の前倒し」と説明しています笑)
「最初の1年は、挑戦の量を重視する」ということを決めています。

これまでの経験から、何かで一定の成果を出すためには、
「圧倒的な投下時間」がマストで必要であると感じています。

そこでまず、1年目にあたる今年は、
何に対してであれば「圧倒的な投下時間」を捧げたいと心から思えるのか、
様々なことに手を出す中で、自分の気持ちを確認していきます。

せっかく色々なことに手を出すので、
「その過程をアウトプットしていこう」と考えています。
stand.fm(音声メディア)、Twitter・noteで、現在進行形でアウトプットしていきます。
(このnoteの内容もstandfmで話します!)

ぜひ気が向いた際にでも、ちらっと見て・聞いていただけると嬉しいです。
(更新をサボっていたら叱ってくださいね笑)


もし生まれ変わって新卒をやり直すとしても、リクルート、そしてカーセンサーに入りたいです。
本当に素晴らしい経験でした。ありがとうございました。

以上、最後までお読みいただきありがとうございました。

矢野優介




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