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明日の記憶

若年性アルツハイマー病にかかった男と、その妻の物語。バリバリの会社員だった主人公が記憶を失っていき、苦悩する姿がリアルに描かれる。記憶を失っていくことがどんなに恐怖かが伝わってくる。メモをとるなどさまざまな対策をとっても病気の進行には抗いがたく症状は悪化していく。主人公をとりまく人々の同情とはうらはらに、主人公は徐々に社会から排除されていく。そのような状況であなたはどのように生きますかと問いかけてくる作品
#わたしの本棚 #明日の記憶


はじめに

50代に突入し、いつ認知症を発症してもおかしくないと感じていた時期に鑑賞した作品。

現在は、男性の平均健康寿命72歳と8ヶ月まで1年あまりとなり、当時より事態はより深刻になっている。

明日の記憶

怖かった。
どこまでも美しい映像さえも記憶を失うことへの恐怖を増幅させた。

おわりに

この映画に描かれたよりずっと悲惨な状況があちらことらで起きていると思うと全く他人事とは思えない

介護世帯の6割が老老介護

2025年高齢者5人に1人が認知症

日本ケアフィット共育機構のホームページでは、
「平成29年度高齢者白書によると、2012年は認知症患者数が約460万人、高齢者人口の15%という割合だったものが2025年には5人に1人、20%が認知症になるという推計もあります。認知症の要因は加齢にあることから、超高齢社会で暮らす私たち誰もが認知症になりうる、他人ごとではないということです。」と書かれています

記憶障害を扱った映画は「博士の愛した数式」などもあるが、本作がいちばん我が身にこたえた


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