見出し画像

ぼくは明日、昨日のきみとデートする

SFをからめた青春ドラマ。主人公の南山高寿は、電車で偶然乗り合わせた福寿愛美に一目惚れする。初めて会ったはずなのに、彼女は彼を知っていたかのような謎の行動を取る。どこか違和感を感じさせながら物語は進む。青春ドラマ特有の、はかなくももの悲しい結末が待っている

#映画感想文 #ぼくは明日、昨日のきみとデートする

時間逆行ものをアメリカが作ると「TENET」バトルもの、派手なエンターテイメントになり、日本が作ると「ぼくは明日、昨日のきみとデートする」で、平和な日常の中の、きめ細やかな感情のひだが読み取れる青春ドラマになる。

日米の映画観の違いをこれほど端的に表した2本はないだろう。

私の大好きな、日常系SFドラマ。

非常に取り扱いが難しい時間逆行というテーマを見事に無矛盾で描ききった名作。全然理屈っぽいところがなく、普通の純情恋愛ドラマとして楽しむことができる。

最後まで見終わると、ちりばめられた伏線が全て回収されて、きれいな最後を迎える。

二回目は、全ての謎を理解した上で異なる視点からもう一度映画を楽しむことができる。

ぜひ鑑賞して欲しい作品

(おしまい)


(おまけ)

ネタバレダイジェスト

これは、本編を全く見る気がない人向けの、ネタバレダイジェストです



この記事が参加している募集

映画感想文

本noteは私の備忘録ですが、自由に読んでください サポートは、興味を持ったnote投稿の購読に使用させていただきます