Scratchpad - なんだかんだとレスポンスは正義か
「Salesforceの入力をシンプルにするツール」とのこの記事の言葉に惹かれてScratchpadを触ってみた。
ScratchpadはChromeの拡張機能として提供されているSalesforceの利用支援ツールで、組織的な利用よりも個人の生産性の向上に特化している。
拡張機能なだけに、レスポンスは普段利用しているSalesforceの画面と比べると異常に速く、各個人が普段利用するデータのリストや入力画面に表示する項目を自由に取捨選択したり、配置を変えながら使うことができる。
そう書くとSalesforceの画面を置き換えるように聞こえるが、別にそんなわけではなく、組織的に共有された画面はこれまで通りSalesforceの画面を利用し、自分のための入力や参照は情報や入力範囲を「自分のためだけ」に絞ってScratchpadを利用する感じ。
軽快なメモツールも付いていて、これも拡張機能なので、それこそローカルのメモ帳を開くくらいのスピード感で使えるので、うちのようにQuipを使っていても、日常のメモツールとして併用してもいいくらいだ。
日本でも使えるが、通貨表記が$にしかできないし、少なくとも自社のお客様に紹介できるようなものではないが、大変魅力的なので、自己責任(個人としても、会社としても)使ってみる価値はある。
自分としても。。。結構普段利用するSalesforceの画面はそれなりにカスタマイズしているのでなかなかScratchpadで完結させるのは大変なのだが、レスポンスが魅力的すぎてなんとかしたい気持ちになってくるくらい。
自分が社会人になった2000年前後はちょうどC/S型のアプリからWebアプリに移行しはじめた頃で、それから20年の間でWebアプリのレスポンスに対しては世の中徐々に寛容になってきた感じがするが、Scratchpadを触っていると、「あーやっぱりレスポンスの速さは正義だなー」と改めて思う。
思えばWindowsのEdgeもChrominiumベースになったことだし、拡張機能を利用した生産性向上ツールはより増えてくるのかもしれないなぁ。
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