音との付き合い方を変えたワイヤレスイヤホン
今年、日常生活を最も大きく変えた買い物はワイヤレスイヤホン「BeatsX」だろう。運にも味方されたところもあるけど、音を発するコンテンツの楽しみ方自体が変わった気がするし、接する時間も多分増えた。
購入のきっかけは古い友人がうちの会社の飲みに参加してくれたことで、その際に彼が首にかけるタイプのワイヤレスイヤホンを利用していた。店に着いた彼は耳からイヤホンを外したが、イヤホンは鞄にしまわれることはなく、そのまま首にかけたまま放置されていた。多分、自分らと別れた後にまた耳につけて利用したことだろう。
それを見ていたうちのメンバーの1人が同型のイヤホンを購入し、やはりそれを便利そうに使っているのを見て購入を決めた。
AirPodsのような完全独立型のワイヤレスイヤホンも検討したが、外したときに首にかけっぱなしにできた方が取り回しが楽なので首にかけられるタイプで検討し、そんなことを考えている頃にBeats製品をすべて体験できるイベントに居合わせてiPhoneとの親和性の高さを実感し、ちょっとしてから購入した。
ワイヤレスであることの価値は、購入前は絡み合うケーブルに悩まされることがなくなるくらいにしか考えていなかったのだが、実際に使ってみると、接続している機器の場所を気にせず使えるのはとても快適で、音楽にしろポッドキャストにしろ、聴いている最中に視聴が途切れる機会が極端に減った。
聴いている最中にトイレに行ったり、飲み物を取りに行ったりする場合も途切れることはなく、人と話しをするときも耳から離して首にかけておき、話が終わればまた戻したり、電話がかかってくればイヤホンを利用してそのまま通話する。
ヘッドセットを利用した通話にしても、多分過去にこれほど利用したことはない。電話をするときに、そのタイミングでヘッドセットを取り出すのは面倒で使わないが、肩にかかっていたり、耳につけた状態ならば使う。そんなことも利用する前はあまり想定できていなかった。
もう一点、テレビとの親和性も外せない。2年前くらいに、購入したLGのテレビはBluetoothでヘッドフォンに接続する機能が普通に着いていた。ざっと調べた限りでは当たり前の機能ってわけでもないらしい。
イヤホンを使うことで音量に気を使う必要がなくなることはもちろんだが、前述の「視聴が途切れない」メリットもそのまま生き、それが快適すぎる。次にテレビを購入するのは10年先のことになり、接続方法が変わる可能性はあるけど、ワイヤレスイヤホンに接続できないテレビを買うことはないだろう。また、ただでさえ減っているテレビを多少なりとも利用しているのはBluetooth接続ができたからだと思う。
そんなわけで、BeatsXを購入してから音と触れる機会は間違いなく増えて、コンテンツの視聴パターンも増えていると思われる。中々ここまで生活を変える買い物はないので、今年一番の買い物はBeatsXになると思う。
首掛け型のワイヤレスイヤホンは他にもあるが、iPhoneと組み合わせて使うのであればBeatsXやAirPodsの接続性は大事なポイントだと思っている。首にかけられるだけでも生活に変化を与えたので、接続にもたつく作りだとまた変わっていたのではなかろうか。ボタン長押しで視覚的に接続を確認できるのは安心感もあって良い。
今年はBeatsX以外にもクラウドファウンディングでINAIRの無線タイプのものを購入したが、音質以前に接続の使い回しが面倒であまり使っていないので、接続のしやすさもきっと大事なのだと思う。
ちなみに、購入後に劣化した点として音質の問題があり、ちょっと篭った音になってしまったのが残念ではあったのだが、先日イヤーチップを紛失した際にComplyのイヤーチップに変えたところ、かなり改善された。
これは多分BeatsXじゃなくても効果あるのだろうな。音質は好みも多分にあると思うので一概には言えないけど、これも良いものだと思う。
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