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2拠点ワークやリモートワークの実験場 - 信濃町ノマドワークセンター

自然に囲まれた普段とは違う環境で、まとまった仕事をしてみたいって想いは、半ば夢のような話として自分の中にある。理想の「篭る」場所。

ちょっと非日常感の場所でまとまった仕事をするってのは、co-meetingの創業以来、リモートワークが前提の働き方をずっと続けていても出来たことはない。

まあ、これは仕事上必要なわけでもなく、実現しようとしても道楽でしかなく、だからこそ今に至るまで実現していないのだろう。

久々にこんなことを思い出したのは、今年の5月にオープンするらしい「信濃町ノマドワークセンター」の案内を読んだから。

信濃町ノマドワークセンターは、自然の中でも都会と同じ仕事ができるのかを企業が実験できる場になることを意識してそうなリモートオフィス。貸切滞在が前提で、30人から50人用の施設らしいので、自分たちはターゲットから外れてしまっているが、コンセプトはとても面白い。

これまで目にしたこのタイプのオフィスは、立地が郊外にあるだけで、その契約携帯は都内のシェアオフィスと変わらないものが多かった。そのため、都会と郊外の2拠点ワークやリモートワークの実施を決めた企業や実験的に実施するにしてもそれなりに気合の入った予算を立てて定期契約を結ぶ必要があるものが多かった気がする。

それに対して、この信濃町ノマドワークセンターは完全に「実現」に特化したもので、1週間、30人以上のチームなりで乗り込んで、自然に囲まれたオフィスで都内と同じ仕事が回せるかどうかを試してもらうことを目的にしているようだ。

多分、開発合宿や研修のような非定期なイベントとして使うことももちろん考慮されているわけだが、「普通に仕事する」実験をしてもらいたいのではないかと思っている。

これはなかなか面白い。

他に同じことができそうな施設もあまり思いつかない。大企業が持つ研修センターみたいなものなら、設備面含めて近いことができるだろうか。日常の仕事ができるほどの準備はなかったりするかなぁ。わからない。まあ、数百人規模の企業でそうしたセンターを持ってるところはないだろうから、ニッチであることには変わらないか。

1週間の過ごし方がお膳立てされているのも面白い。「ご利用プラン」には、1週間の予定表が掲載されている。

これを見ると、月曜日の午前中は「来訪・仕事のセッティング」とあるので、やはり普段の仕事をやってもらいたいんじゃないかなーと(くどい)。

もちろん、職種や部門によって向き不向きはあるだろうが、是非色々な企業で普段の仕事を普通にやってみる実験をしてみて欲しいと願う。多分できる仕事はたくさんある。

その結果として、リモートワークはもちろん、2拠点ワークについても一般的になっていく流れができたら良いなあ。

・・・

と、そう考えるのには理由がある。

自分の業種に限って言えば、リモートワーク中心でできない仕事はほとんどない。時たまみんなで集まる場所は必要だと思うが、いつも一緒にいる必要はまるでない。まあ、マネジメントの難しさとかはあると思うが、できるできないで言えばできる。

ただ、2拠点ワークについてはできる気がしない。自分だけでなく、家族の問題になるからだ。信濃町ノマドワークセンターの1週間体験コースだって、実現するのはそれなりに大変だし、翌週以降に(家庭的な)代償が伴う。たぶん。。。まあそれは1週間の出張とかでもそれなりに大変だと言うことだけど。

まぁ、それはさておき、定期的に2拠点を行き来するワークスタイルやライフスタイルで、自分だけでなく家族全体で楽しめ、働けるようになるには、まずは2拠点ワークなりワーケーションなりが一般的になり、それに伴って働ける場所(家やオフィスとか)が増える必要がある。

なんなら、学校も2拠点可能にしてくれ。1ヶ月単位で学校行ったり来たりできるようにするとか、リモートエデュケーションを可能にするとか。

何にしても、そうした生き方や働き方が普通になっていけば社会も変わっていくかもしれないし、色々整う可能性もある。

まあ。。。妄想だけど、そんな妄想ができる話だった。信濃町ノマドワークセンター。

#日記 #2拠点ワーク #ワーケーション

Photo by Sebastian Unrau on Unsplash 
https://unsplash.com/photos/sp-p7uuT0tw

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