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退院の朝

今朝、いよいよ待望の退院です。
2週間は、やはり長い!

この2週間、一度も外に出たことがありません。外の猛暑も、ガラス越しに冷房の効いた部屋から眺めています。顔の色も白くなりました。
外で働く人は大変だろうなぁ、と他人事のように思っています。

手術とか、期間も決まってない入院とは違い、痛みもなく院内は自由に歩けるわたしは、他の人と比べれば楽勝です。

とはいうものの、不自由なこと、我慢しなけりゃならないことがあります。

まず食事。このHWD病院の食事はAクラスであることは間違いありません。
しかし、さすがに病人食で薄味です。
家には、醤油・ソース・マヨネーズ・塩・胡椒など何でもあり、ちょっと足すことができます。濃い味が好きなわたしには、モリモリというわけにはいけません。

昨日の昼食に「鶏ハン」(鹿児島の郷土料理)(これだってスゴイ!)が出ました。これに「わさび」が付いていたのですが、今までこんなに貴重な、こんなにおいしい「わさび」食べたことがありません。

この病院内には、もちろんコンビニはありませんが、自販機は置いてあります。
ところが、そこは専門病院、入っているのは、お茶・水・無糖のコーヒーなど。
甘いものは一切ありません。サスガです。

調味料もない、ジュースもない、ましておやつなど見たこともない。
このおかげで今、血糖値の優等生です。
体重も、この2週間で4キロ落ちました。

その次がネット環境です。この病院にWi-Fiががあれば、おそらくホテルです。
普段の持ちギガが1ギガのわたしですが、さすがにかわいそうと、娘が7ギガに入院直前に上げてくれました。
Wi-Fiのない所で使う1ギガなんて、あっという間になくなるんですねぇ。

てなわけで、娘に頼み倒して、もう1ギガもう1ギガと増やしてもらい、節約には励んでいたものの、結局9ギガ使ってしまいました。
家で自由にSNSにアクセスできること、本当に幸せなことだと痛感しました。

不自由なこともあるけれど、この入院はとても勉強になりました。TN病を知識から運動から食事から、それぞれの専門家に指導を受け、この病気に対する「心構え」ができました。

検査、学習、運動と「結構忙しい」入院生活ではありましたが、その間に計7冊の本を読むことができました。

決してこれが休養だとは思いませんが、これから先一日でも長く元気に仕事できるよう、摂生しようと思います。

その摂生とは「オレからおやつを抜く」ことだと、あらためて気づきました。

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