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毛並みの逆立て

車窓から手を出して、運転している人がいる。
電車の中で、寝ている人がいる。
道に煙草を落とした人がいる。
スーパーで走り回る子供を注意しない人がいる。
ごみを勝手に出す人がいる。
登校時間を守らず、遅刻をしても平然としている人がいる。


世の中には、法律以外にもルールがある。
わかって当たり前なルール
暗黙なルール
それを全て覚える人間は、凄いと思う。率直に。

それに当てはまらない人達を見ると、心がソワソワする。
平常心ではいられない。
感情という毛並みを逆立てられている気がして、見てしまう。
視界から消えても、なんとなく逆立てが治らない。気になる。
…犬猫もそんな感じなのかな?ブラッシングを間違うと。

逆立ては、誰も直してくれない。犬猫以外は。
誰も、この逆立てを気にはしないし、指摘することもない。

だから、自分も気にしない方が良い。

逆立ての直し方はいろいろある。
一番手っ取り早いのは、逆立てを直そうと思うこと。違うことをみること。
それは自分の機嫌をとることだと、同じことだから。

今日の珈琲は何にしようかな?
雲一つない天気だな。
あそこのお店は何を売っているのかな?
知らなかったけど、綺麗な花が咲いている。

相手のソワソワに合わせず、自分視点。
生きているのは自分自身なのだ

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