【VR・ARで天体の日周運動】
今回は、VRやARといった技術を使った授業です。
8月に屋久島で撮影した360ムービーも使いました。
天体分野の難しさは、①視点の移動(天から俯瞰と地球から眺める)②立体的な動きを平面に表したり、平面に表されたものを立体的に捉え直すところです。
いろいろな教具を使って、難しさを解消したいと考えています。
<月の観察レポート>
昨日は月が綺麗に見えていました。4日前から月の形や位置を記録するレポートを作成してもらっています。ただ、みんな忙しいのか、クラスで数名程度しかやっていません。今日からしっかり取り組んで欲しいです。残り11日間。
<時計はなぜ右回りか?>
・前回の太陽の日周運動のおさらいも兼ねて考えました
・紀元前3000年まえにも日時計が作られていたそうです
・影が時刻とともに右回りに移動するから時計もその通りに
もし文明が起こったのが、南半球だったらの話
・修学旅行先の名古屋市立科学館の日時計の写真も見せた
<VRで天体の日周運動を観察>
・昨日撮影したぐるぐる写真を見せて、方位を考える
理由を聞くと、北極星があるから
・この写真からどちらに回転しているように見えるか
右回りと左回りが半々くらいだった
・今年の夏に屋久島でペルセウス座流星群の日に撮影した
360VRムービーを各自iPadでYouTubeで視聴
・ムービーは約1時間を12秒にまとめたもの
光の軌跡を残したものと残さないものをつなげている
・どこかで流れ星が見えると伝えるととみんな集中
・北極星を見つけて、スクショをロイロで提出
・東の空、南の空、西の空、北の空の軌跡を線で整理
このときWindowsアプリ「ステラナビゲーター」を使う
<ARで天体の日周運動を観察>
・ARは、自由に大きさや視点を変えることができます
天体の動きを再現したARモデルをじっくり観察
・中心に立って、北極星の周りを左回りするのを確認
・遠くから俯瞰して、地軸の周りを天体が移動するのを確認
・プリントの透明半球モデルに天体の動きを書く
平面に立体を表現
<北極星について>
・こぐま座の一部である北極星について解説
ステラナビゲーターでおおぐま座との位置関係を見る
・北極星の見つけ方を解説
・天体は、北極星を中心に1時間に15度回転している
・北極星の高度=観測地の緯度
これを解説すると、みんな「おーーーっ」
・航海と四分儀の話
<オリオン座>
・星座早見盤を回転させて3つ考える
今日の22:00ではどこにある?→東
南中するのは、何時?→3時
西に沈むのは、何時?→10時
・ベテルギウスとリゲルの色の違い
<他の国の天体の日周運動>
・シンガポールと北極での天体の軌跡を
予想もしながら、線で書く
・ステラナビゲーターで見て答え合わせ
<理科的PBL第3回> テーマ決定
・天体と宇宙のデジタルブックをチームで作成するPBL
・前回は、仮にテーマを決定するために、
Google Jamboardにチームの付箋を置いた
・今回は、他のチームとのバランスや興味によって
置き直した
・意外とスムーズに36チームが20個のテーマにわかれた
・次回から実際にテーマを具体的に深掘りします
仕上がり予想は、11月末です。仕上がりが楽しみです。
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