矢野充博

中学校理科の教員 Apple Distinguished Educator 2015 …

矢野充博

中学校理科の教員 Apple Distinguished Educator 2015 主にiPad・AR・ロイロノートのことを書いています。

マガジン

  • 理科の授業

    ロイロノートやVRやAR、3Dプリンタなどを使った授業の実践記録です。

  • ロイロノートの活用

    ロイロノートを使った授業の実践をまとめています。

  • VR・AR・3Dプリンタ

    VR・AR・3Dプリンタの活用をまとめています。

  • 電子黒板

  • 誰かの何かのためになればシリーズ

    どこで誰の役に立てるのかはわからないけれど、自分が知っていることを広めるためのシリーズです。 きっかけは、世界的な新型コロナウィルス感染拡大で、2020年3月から休校になり、iPadのZoomを使ってオンライン授業を行ったことです。その当時、何の情報もない状況で、大変な思いをされている人がたくさんいると思い、毎日Facebookにアップしていました。 記事の内容は、主に「Zoomを使ったオンライン授業」「教員研修」「iPadのちょとしたこと」などについてです。

最近の記事

【つなぎ方で変わる豆電球の明るさ】

今回は電力の考え方の授業です。 本校の研究協議会でこの授業をおこないました。 たくさんのご参会ありがとうございました。 中山 芳一先生にご講演いただきました。 異なる規格の豆電球(2.5V用、3.8V用)を使うと 直列と並列で明るさが全然違います。 直列では2.5V用が暗いのに並列ではとても明るくなる この理由を電力と絡めて考察してもらいます。 <電力のイメージ> ・100均のミニファンの風力調節の話  どうやって風量調節をしているのかグループで話す ・電子レンジの温め

    • 【オームの法則のおさらいとPBL】

      今回はPBLにたっぷり時間をとります。 <おさらい> ・以前使った二種類の電熱線の電気抵抗を求める。  班のメンバーごとに担当を決めて計算。  どの電圧で計算しても電気抵抗は同じことを確かめる <第6回PBL 40分> ・今後の見通しが立てられるように、スケジュールを伝える  ソフトスキルアンケートで鍛えたい力が「計画性」だった ・他のチームの進み具合が確認できるGoogleスライドを紹介  文章を制作しつつムービーの素材を作ったり同時並行が多い ・Pagesの使い方

      • 【オームの法則を使う練習】

        前回は、オームの法則とはどのようなことかを学びました。 今回は、そのおさらいの回です。 <須佐ホルンフェルスをVRとARで観察> ・先週末、山口県の研修に参加しました。  日曜日にレンタカーで瀬戸内から日本海をドライブ  その時の様子をちょっとお話。 ・松下村塾の吉田松陰先生がどんな人だったか  日本中を旅していろいろなことを学んだ  ペリーの黒船に乗り込んだ  わずか29歳で亡くなるまで2年間私塾を開く  教え子が明治維新を果たす ・笠山付近には、全部で6つの平らな火山

        • 【オームの法則】

          これから電流の学習でめちゃくちゃお世話になる法則です。 丁寧目に説明する回でした。 <レポートの返却> ・ロイロノートで提出すしているので一括返却  紙のレポートだと集めたり添削したり返却が大変  でもロイロなら本当に時短できて助かっています。 ・測定誤差がどうして生まれるのかをペアで考える  接触の不具合、目盛りの読み取り不正確、Vが不正確 <グラフにして考える> ・数字の並びから規則性を見つけることもできますが  今回は、グラフで考える。  グラフというものを発明した

        【つなぎ方で変わる豆電球の明るさ】

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        記事

          【電流と電圧の大きさの関係性】

          前回までは、電流と電圧をそれぞれ測定しました。 今回は、それらの関係性を考えるための実験です。 <おさらい> ・教科書の電流や電圧の水流モデルでイメージを確認 ・電流の大きさは、一定時間で回路を流れる水の量 ・電圧は、電流を流そうとするはたらき  これらの関係性を考える時に「一定時間」が鍵になる <電熱線を使った実験> ・予想を立てる   電流を大きくするには電圧をどうすれば? ・回路全体の写真を見せて繋ぎ方を確認 ・電源装置の使い方を解説 ・回路を組み立てる  初めのク

          【電流と電圧の大きさの関係性】

          【電流と電圧の大きさの規則性を考える】

          今回までに規格が異なる豆電球を2つ使って、直列回路と並列回路の電流と電圧の大きさを測定しました。今回はその計測値からどのようなことがわかるのかを考察する授業です。 <実験誤差> ・どうしても金属の接触の具合や針の読み取り方に  よって多少の誤差が出てきてしまいます。 ・それらを踏まえて、規則性を見つけるために  教師のデータと自分たちのデータを見比べて進めた。 ・ロイロノートで提出した2つのレポートを返却  紙だと返却に時間がかかるが、一瞬で終わる。 ・評価のルーブリックを

          【電流と電圧の大きさの規則性を考える】

          【電流の正体】

          電流の向きを決めたのは、雷を捕まえたフランクリン。 雷の実験した1752年当時は電流の正体はわかりません。 しかし、1897年にトンプソンが電子を発見しました。 約150年もの年月がかかりました。 ちなみに保護者参観と小学生向けの公開授業でした。 海外からのRCA生徒さんもめちゃくちゃ楽しそうでした。 <電気にまつわる科学者> ・これまでアンペール、ボルタ、フランクリンを紹介した ・これから学ぶ人も含めて9名の写真と功績をロイロで配信  顔写真のところに3名の名前を移動。

          【電流の正体】

          【静電気を感じよう】

          外国からの生徒さんも勉強できるように体験型の授業でした。 <雷を見たことがあるか> ・クラスのほとんどの生徒が見たことがある。 ・秋葉原で購入したおもちゃで雷を見る。  https://youtu.be/J-CXWyeCCS4 ・雷の電気は何ボルト?  100ボルト、100万ボルト、1億ボルト ・雷を捕まえた人は誰?  アメリカの100ドル札の人物  ベンジャミン・フランクリン  避雷針の発明の解説 <ライデン瓶で感電> ・アルミ箔を巻いたプラコップを2つ重ねたコンデン

          【静電気を感じよう】

          【複雑な回路の電圧の大きさ】

          前回は電流の大きさの測定をしましたが、今回は電圧です。 電圧計は初めてですが、意外と簡単に使いこなせます。 <この人は誰?> ・このシリーズは全部で9回あります。 ・アレッサンドロ・ボルタ ・ボルタ電池を発明 ・電圧の単位になる <電圧計の使い方> ・回路に対して並列に接続 ・電圧計のメモリの読み方の練習 ・1/10まで読むことは電流計と同じ <複雑な回路の電圧> ・豆電球を2個使った直列回路と並列回路を組む ・それぞれの各部位の電圧を測定 ・電圧について規則性を見つけ

          【複雑な回路の電圧の大きさ】

          【複雑な回路の電流の大きさ】

          前回は、電流計の使い方を学びました。 今回は、豆電球を2つ使って直列回路と並列回路で実験。 <ペアでおさらい> ・電流の大きさの単位 ・アンペアの由来 ・電気用図記号(電池、豆電球)を見て名称をいう ・回路を電流が流れる向き ・各部位の電流の大きさの関係 ・電流計の接続の仕方 <電流の大きさの測定> ・イラストを見ながら、直列並列の回路図を書く  ペアで交換して、間違えを指摘  豆電球の形、電池の+−の距離、回路が切れていないか ・道具を渡して、30分ほどで実験して考察

          【複雑な回路の電流の大きさ】

          【電流計の使い方】

          これから回路図を見ながら組み立てていく実験が続きます。 今回は基本的な器具の使い方の学習です。 <電気はどこで役立っている?> ・電化製品の名前で二分間ブレストをしました。  身の回りの電化製品の名前をたくさん出す  Yチャートに切り替えて「光」「動く」「熱」の三つに分類  当てはまらないものは下の方に移動  さらにピラミッドチャートに切り替える  下段は電化製品、中段はまとめ、上段は主張  まとめは、電気は別のエネルギーに変換されて利用  「電気があることで」に続く言

          【電流計の使い方】

          【電気用図記号を覚える&PBL1回目】

          今回から電気の分野の学習が始まります。 同時に、PBLで天気の分野のデジタル図鑑制作も始めます。 50分授業のうち10分間PBLで2ヶ月かけて制作です。 <用語の確認> ・教科書の雷の写真が実写かCGかの話  鹿児島県の桜直の噴火の際の写真 ・帯電と蓄電の違いの解説 ・ベンジャミン・フランクリンのちょい話  詳しくは今度。 <電気用図記号> ・好きな地図記号をワークシートに1つ書く  ペアでどんな記号を書いたか見せ合う  ロイロに提出して眺める ・9種類の電気用図記号を

          【電気用図記号を覚える&PBL1回目】

          【祝出版 ワクワク飛び出すARを使った理科授業】

          東洋館出版より生まれて初めて本を出版させていただくことになりました。 ARをどのように授業で活用するのかを丁寧に書きました。制作したARコンテンツも全てお試しいただけます。理科以外にも活用できそうな場面のアイデアも載せています。 10月25日に出版予定で、現在Amazonでは予約も開始しています。興味を持たれた方はぜひどうぞ!ちなみに、中学生のお子様の勉強にもそのまま使えます。 #AR #Amazon

          【祝出版 ワクワク飛び出すARを使った理科授業】

          【ARのゲームを作ってみよう】

          後期は、PBLで天気のしくみ図鑑を生徒に作ってもらいます。 その中でARコンテンツを作る生徒もいるかもしれません。 基礎技術を習得する授業です。 <見本を見る> ・ファミスタをモチーフにした的当てゲームを見る  ボールを転がしてバットを振るとキャラが倒れる  倒れた瞬間どのクラスでも、わぁー! <Reality Composer Level 1> ボールを転がしてバットで打つ ・ボールを置く ・ボールをタップすると転がる  初めは真上に吹っ飛ぶ体験  水平に転がるように調

          【ARのゲームを作ってみよう】

          【トリの脳の解剖実験】

          本日が生物の単元の最終回でした。 <脳といっても5つある> ・一般的に「脳みそ」というけれどそういうのはありません  中枢神経と末梢神経の様子をムービーでおさらい  https://youtu.be/4wyCl-dLpEI ・いつものアナトミーアトラスの3Dモデルも使って解説  大脳 0.2秒で何ができるの話 車は急に止まれない     脳を直接刺激すると手を触られていると錯覚  間脳 体温や血糖値の調節  中脳 瞳孔反射など視覚や聴覚に関係  小脳 体の平衡感覚などに関

          【トリの脳の解剖実験】

          【どうやって腕が曲がるの?】

          生物の単元のほぼ最後です。 <人間の骨格と筋肉に関するクイズ> ・骨の数、重さ、一番小さい骨、長い骨、筋肉の種類数 ・Mentimeterで初めのクラスはクイズを出しました。  以前は音楽がノリノリだったのが、なぜだか無音  無料アカウントなので50名を超えると入れなくなった。 ・ロイロで5問クイズ こちらは安定の感じでした。 ・骨格標本のメアリーちゃんも出番がありました。 ・耳小骨の3つの骨の名前の解説 ・長い骨が背骨と答える生徒が半数 ・筋肉の種類が650種類もあると

          【どうやって腕が曲がるの?】