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iPad2(2011)のスタイラス追従性はFire HD10(2021)を上回っている?

 久し振りに、iPad2の電源を入れました。2011年4月発売の64GBモデルです。同年10月に亡くなったスティーブ・ジョブズが最後に関わったiPadです。

 購入から10年以上経っていますがバッテリーはまだ健在です。既に本体は元よりアプリケーションの多くがサポートを終了してしまい、事実上使用する事が出来ません。

 そんなiPad2を何故今頃になって再起動したのかと言うと、Fire HD10のスタイラス反応があまりにも良くない為、PDFビューアとしてならiPad2でも使えるんじゃないかと思ったのです。

 上記の通りアプリケーションの多くがiPad2のサポートを終了しているので、PDFリーダーとして使ったのは当時インストールしたGood Readerと言うファイルビューアです。このアプリはiPhoneやiPad黎明期の定番ファイルビューアだったので当時使っていた人も多いはず。このアプリはPDFのマークアップに対応しており、手書きで記入できます。


 使用したスタイラスはAmazonで評価が高かったKINGONEと言うブランドの物。iPad以外にも使えるので、普段はFire HD10で使用しています。


 このスタイラス、Fire HD10でも使えるものの反応速度はイマイチで、様々なアプリで試してみたのですが満足な結果を得られませんでした。スタイラス側ではなくFire HD10側の処理能力の問題と思われました。


 そこで、iPad2のGood Readerで開いたPDFに、同じスタイラスを使って落書きしてみたところ、10年前のデバイスとは思えない素晴らしい追従性を見せたのです。マジすか。Apple Pencilも無かった時代のデバイスなのに。

 残念な事に私がメインで使用しているGoogleドライブのアプリが対応していないので仕事に投入する事は叶いませんが、当時から操作性を追求したハード設計がおこなわれていた事が分かります。ジョブズ、グッジョブ。

 以前、私はコンテンツビューアとしてならiPadはオーバースペックであり、Fire HD10のようなデバイスで事足りると書きました。

  しかし、最近は仕事のペーパーレス化が進み、紙のノートを持ち歩く事も少なくなりました。書類のやり取りも減り、PDFに直接記入する事も多いです。そんな時、スタイラスのわずかな反応の遅れがストレスになる事があります。

 先日、Apple Pencil2に対応した新しいiPad Airが発売され、デジタルノートとしてのiPadに、俄然興味が出てきました。スペック的に勿体ない使い方だとは思いますが、決定打と言えるデジタルノートが未だ無い以上、避けられない投資かも知れません。


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