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電気温水器が故障で昭和に逆戻り

 10年ぶりにiPadを買い換えて浮かれているところに、トラブルはいきなり襲ってきました。


 風呂に入っていると、浴室リモコンに見慣れない表示が。

「お湯がありません」

「お前は何を言っているんだ」と、一昔前のネットミームが口をつきました。まさかこのフレーズをリアルに使う日が来るなんて。

 我が家の電気温水器は20年ぐらい前に導入した、深夜電力でお湯を沸かしタンクに貯めておくタイプ。普段はお風呂以外であまりお湯を使わないので、普段の使用でお湯が足りなくなる事なんてあり得ません。

 夜だったので、その時はスルーして翌朝、リモコンに表示されているエラーコードを頼りにトラブルシューティングしました。

 取説によると「湯沸かし用の電源が供給されていない」との事で、そんなバカな、と思いつつ取説に従い電源ブレーカーの状態を確認すると「切」になっていました。

 このブレーカーは給湯器に内蔵されていて、普段入り切りするような物では無いので、ちょっと嫌な予感がしつつブレーカーを入れようとしました。すると入れた直後にブレーカーが落ちてしまいます。

 これは明らかにおかしいと、当時施工した工務店に電話。幸い、この前IHコンロを更新した所でもあるので担当者に直ぐ繋がりました。

 電話で状況を話すと「漏電ですね」と返答。やっぱり。ヒーターが漏電しているのではないかとの事でした。以前IHコンロのヒーターが故障したときも自宅のブレーカーが落ちたことがあったので、ヒーターの故障が漏電に繋がっているようです。

 工務店では詳細が分からないので、メーカーの出張修理を依頼して貰いました。メーカーのサービスマンに来て貰い見て貰った所、やはりヒーター故障で漏電していると。修理をしようにも製造から20年が経ち、部品が無いので修理不可との事。20年もノーメンテで動き続けるなんて流石はメイド・イン・ジャパンと感心するも、代替機を探さなければならなくなったのですが、ここでも新たな問題が。

 昨今の半導体不足のあおりを受けて電気温水器の生産が遅れており、納期まで半年以上掛かると言うのです。半年間風呂無しの生活。今時銭湯なんて近所に無いし、スーパー銭湯や日帰り温泉を利用するにも毎日となると時間的にも費用的にも大変です。

 風呂に入らない訳にも行かないので、取り敢えずバケツにお湯を汲んで身体を洗ってその場をしのぎました。

 まさか令和の時代に風呂無しの生活を送る羽目になろうとは。半導体不足からの、とんだとばっちりです。

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