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スターバックス ソロフィルターって要はアレだよね

 スターバックスはコーヒーやコーヒー豆だけではなくドリッパーやタンブラーなど、コーヒー関連製品も扱っています。先日発表された「BALMUDA The Brew STARBUCKS RESERVE LIMITED EDITION」もそのひとつですね。

 そんなスターバックスコーヒー器具のサイトを眺めていると、ある製品に目が留まりました。

 「スターバックス ソロフィルター」と言う、カップ一杯分のコーヒーを簡単に抽出できると謳う器具です。

 外側の筒にはステンレスフィルター、内側の筒には多数の穴が開けられており、外側の筒にコーヒー粉を入れて内側の筒を被せ、お湯を注ぐと、穴から適量のお湯が注がれてコーヒーが抽出される仕組み。ペーパードリップのようにお湯を回し掛けたりしなくて良いので簡単に均一なコーヒーが淹れられるとの事です。

 これを見た時、ものすごい既視感を感じました。商品自体は5年以上前から販売されているようですが、そう言う意味ではありません。

これってコールマンのパルテノンコーヒードリッパーと同じ仕組みなんですよね。こちらもロングセラー商品で、アウトドアでは割とおなじみです。

更に言えば、私が愛用しているベトナム式コーヒードリッパー「カフェ・フィン」に近い仕組みになっています。

 スタバのサイトではお手軽さやペーパーフィルターを使わない事による省資源を特長として上げていますが、構造が同じ以上、欠点も同じはず。「カフェ・フィン」にもこんな問題が発生しています。

 コーヒー豆によってはフィルターが詰まってしまい、上手くドリップ出来ない場合があるのです。使う豆の質に合わせて挽き方を変える必要があります。色々試した感じでは中深煎りシティローストでは中粗挽き、深煎りフルシティローストでは中細挽きにすると上手く行く感じ。これは私のカフェ・フィンの場合なのでソロフィルターやパルテノンだとまた違うと思います。

 実際、Amazonでパルテノンのユーザーレビューを見ると「美味しく煎れられた」と言うレビューの一方で「フィルターが詰まってしまった」「いつまで待ってもコーヒーが落ちてこない」「抽出に時間が掛かりすぎコーヒーが冷めてしまった」等のレビューが見られます。

 それらを勘案すると、スターバックスソロフィルターは指定された挽き方で挽いたスターバックスの豆を使えばお手軽に美味しいコーヒーが淹れられると思います。まあスタバの製品なんだから当然なんですが、豆が変わると工夫が必要になるかも知れません。

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