見出し画像

2021/10/12 財務省 矢野事務次官 与野党の経済対策"バラマキ合戦"と批判 波紋続く

2021/10/12 夜のニュース比較、文字起こし

政治

NHK:ニュースウォッチ9
【参議院本会議&衆議院本会議 代表質問】

和久田アナ「明日も参議院で代表質問が続きますが、これが解散を前にした最後の国会論戦になります。」
田中アナ「国会での論戦はわずか3日で終わることになりますが、国民は与党・野党共に明確な選択肢を示してもらう、そして深まりのある議論を望んでいると思います。」

【財務省 矢野事務次官 与野党の経済対策"バラマキ合戦"と批判 波紋続く】
TBS:News23

小川アナ「記事の波紋が広がっていますけれども、新谷さんは文藝春秋の編集長でいらっしゃいますから、この寄稿を掲載した立場でいらっしゃいますけれども、こうした反応、批判が寄せられるというのは、どのように受け止めてらっしゃいますか?織り込み済みですか?」
新谷学氏(文藝春秋 編集長)「そうですね、選挙の前のタイミングで与野党の政策、経済対策を真っ向から否定する形、批判する形になってるので、批判はあるだろう、と。矢野さんもお叱りは覚悟の上で、公僕として国民に真実を伝えたい、と。そういうことだったんですけれど、ただ完全に間違っているんならば、どこがどう間違っているかというのを、国会の場で、開かれた場で、国民の前で議論してほしいな、と。与野党の経済対策、本当に財源は大丈夫なんでしょうか、と。10万円配ることが、本当に困っている人を救うことになるのかどうかというのを、きちっと議論して頂きたいな、と。どちらかと言うと、矢野さんけしからん、と。処分せよ、みたいな議論の方が先行している印象があるんで、国会でここを開かれた議論をするのがやっぱり一番大切なことではないかな、という風に思います。」
小川アナ「一方通行の批判ではなくて、ちゃんと組みして国会に持ち込むべきだと?」
新谷氏「そうですね。間違ってるんなら、間違ってるという、きちっと議論することが大事だし、そのために矢野さんはリスクを取って、国庫を預かる、まさに国の金庫番として、自分の知り得た内情を伝えてる訳だから、それをベースに間違ってるのか、合ってるのか、どうすればいいのか?この国の経済が良くなるのか?困ってる人が救えるのか?もっと言えば、本当に自分のことだけではなくて、子どもとか孫の世代まで含めて、この国の財政・経済が良くなるためにはどうすればいいのか?要するに、開かれた議論をしてほしいなという風に思いますね。」
小川アナ「選挙前という非常にハレーションを生みやすいタイミングでもありますけれども、このタイミングでの掲載というのは、これはどちらから発信したものなのでしょう?」
新谷氏「そうですね、元々矢野さんには、彼が財務省の事務次官になったタイミングで、国民に向けて、今のこの国の財政状況がどうなっているのかという本当のところを、きちっと説明したらいかがですか、と。やはり国民が自らが当事者となって、国の財政を考えるためにも、極めて異例のことではあるけれど、ぜひそういう論文を書いて頂けませんか、というお願いをしてたんですね。どのタイミングにするかということを議論している中で、選挙が終わった後に出すんじゃなくて、やっぱり選挙の前の時点できちんと議論するためにも、議論をする材料を出すならば選挙前ではないか、と。そこはお互い一致したので、このタイミングになった、と。別に政局的な意味は全然ないですよね、だから。」
小川アナ「矢野さんの強い思いもあった、ということなんでしょうか。これは政治家だけでなく、私達国民に課せられたものでもありますよね。」

フジテレビ:FNN Live News α

三田アナ「矢野事務次官の雑誌への寄稿、どう見てらっしゃいますか?」
風間晋氏(解説委員)「2回通読してみて、書いてあることは財務の実務のトップとしては当たり前のことばかりだと確認しました。それがここまで話題になっているのは、バラマキ合戦、あるいはタイタニック号が突進、といった刺さる言い方、そして発表の媒体やタイミングが計算ずくだからだと思います。これからおこわなれる総選挙を意識して、一石を投じたもの、そう受け止められるのは十分承知の上で、7月の次官就任の際に寄稿は決めていて、政治的意図は全くないと言えるタイミングでもあります。内容も揚げ足を取られないよう注意しながら、与野党のどちらをも諌める格好をとっています。とは言え、財務省自体にこの7年間2度の消費増税に相応しい財政赤字の削減は全く出来ていない訳です。これを吠える財務官僚の打ち上げ花火で終わらせない取組み、それが問われると思います。」
三田アナ「そうですね。日本の財政と未来に責任感ある立場だからこその強い言葉なのだと思いますが、長期のデフレで未だ回復が見えない国民生活を打開する道筋も示していってほしいと思います。」

テレビ東京:WBS

大江アナ「こういう形で官僚、特に財務次官というお立場の方が意見を表明することについては、どう考えますか?」
滝田洋一氏(解説キャスター)「政策について問題提起をすることについては、問題ないと思うんですが、ただし決定されたことについては、国民代表の決定ですから、官僚機構はきちんとそれに従うべきだと思います。そこの基本は忘れてはいけないと思います。」

新型コロナ

国際

テレビ東京:WBS
【IMF 2021年経済見通し発表 下方修正の要因は…】

大江アナ「先程発表されましたIMFの世界経済見通しですが、日本も下方修正されたんですね。0.4ポイントの下方修正となりました。これはやっぱりデルタ株のまん延などもありますけれども、緊急事態宣言の影響ですよね?」
滝田氏「全くその通りですね。ただ注意してもらいたいのは、アメリカとドイツの下方修正の幅の方が日本より大きいんです。これは何なのかということを一言言っておくと、供給面の制約がアメリカ・ドイツには響いてるんですね。と言うことで、各々足引っ張る要因があるんですけれども、更に今回のIMFの見通しではもう一個重要なリスクについて、かなり特筆してるんですね。」
大江アナ「それはやはり先ほども取り上げましたけれども、エネルギー価格の上昇ですとか、インフレについてですか?」
滝田氏「当たりなんですよね。下方修正については、特別のシナリオIMFは用意するんですけど、その筆頭に掲げているのはアメリカのインフレが加速したらどうなるかという問題なんですよね。そうすると、アメリカの金利が上がったり、新興国に影響を与えたりしますから、相当そこには焦点を当てた報告になってます。」
大江アナ「ただそうなりますと、気になるのは景気が良くない時に物価だけが上がっていく、そういう状況にならないかですよね。」
滝田氏「日本の場合は、給料が上がらない中での物価だけが上がっちゃうと困る、という事情もあります。一番やっぱり世界的に心配されるのは、景気低迷の元で物価だけが上がるスタグフレーションという懐かしいリスクです。」
大江アナ「ここ気をつけたいところですね。」

その他

NHK:ニュースウォッチ9
【原油価格高騰 様々な製品へ影響か】

和久田アナ「先週はLNGの価格高騰についてお伝えしましたが、様々なものの値上げが日本の経済回復の足枷にならないか心配ですね。」
田中アナ「はい。賃金が上がらないまま、物価だけが上がっていくと厳しいですよね。国民生活への影響をどう抑えていくのか、問われているのは総合的な戦略です。」

フジテレビ:FNN Live News α
【英国「CVCキャピタルパートナーズ」 「家庭教師のトライ」買収へ】

馬淵磨理子氏(経済アナリスト)
・買収例えると“将来有望な学生をスカウト“
・カギは「エド(教育)テック(テクノロジー)
・課題解決、そして教育ビジネス二分化へ
三田アナ「今回の買収後3、4年後の上場を目指すということですが、イギリスのファンドがどのような戦略で事業を伸ばしていくのか注目されます。」

TBS:News23
【眞子さま 武蔵陵墓地を参拝 小室圭さんとの結婚を報告】

小川アナ「眞子さまの今回のご結婚は儀式などは伴わない異例の形となりますけれども、婚約内定から4年、本当に様々なことがありましたが、どのようにこの流れ、受け止めてらっしゃいますか?」
新谷氏「どうしても小室さん親子の問題にばかり目がいってる訳ですけれど、一番この問題と言うか、今回のご結婚の本質ですよね。というのは、象徴天皇制というそのものが、大きな曲がり角に来てるんじゃないかなと思うんですね。戦前は現人神と言われるように近寄り難い、恐れ多い存在だったのが、戦後は人間です、ということになった。天皇も人間です、と。となると、基本的な人権もあるんではないか、と。恋愛の自由もあるんではないか、と。自分が好きな人と結婚してもいいんではないか、ということになって参りますよね。その時に、選ばれた相手が本当に国民から見て、皇族の相手に相応しい方ならばいいけれど、必ずしもそうではないケースもある訳で、非常に大衆の人気、美智子様というのが非常に人気がある方だったというのが大きかったと思うんですけど、象徴天皇制って大衆の人気の上に立脚していた訳で、その人気の部分が揺らいできて、国民から見て必ずしも相応しくないと思われるようなお相手、みたいなそういう展開になった場合に、人気が落ちてしまうと象徴天皇制そのものが大きく揺らいでしまうという。今回このご結婚で終わる問題ではなくて、この後、佳子様もいらっしゃいますし、愛子様もいらっしゃる訳で、今後もずっと続く、まさにその問題をきちっと国民が考えるべき、国民的な議論をするべき問題なんじゃないかなという風に思います。」
小川アナ「本質に向き合う時が来ている、ということになりましょうか。」

NHK:ニュースウオッチ9
【外国人技能実習生 コロナ禍で仕事失い帰国もできず厳しい状況】

和久田アナ「国によりますと、管理団体は実習生が日本にいる間、生活全般をサポートする義務がありますが、仕事が減った場合のサポートについては、詳しくは決められていない、ということです。管理団体の中には、紹介出来るのは同じ業種に限られているため、コロナ禍では他の実習先も仕事がないケースが多く、別の職場を紹介するのは難しい、と話すところもありました。支援が行き届いているとは言えない状況ですよね。」
田中アナ「はい。取材に応じて頂いたダットさんは、日本は憧れの国と話していましたよね。日本に対するアジアの人達の気持ちが、これ以上冷めてしまわないよう、行き場を失った元実習生への対応を考えていく必要があると思います。」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?