薄井シンシア氏「これっていわゆる“すり替え“なんですよね。元々問題は派閥ではなくて、お金を貰って報告しなかったということなんですよね。だから、派閥って、ある意味では、派閥でも政策集団でも勉強会でも仲良し会でも、これって全部一緒なんですよね。だから、もう岸田さんとしては、派閥をなくさないで、ただ派閥から人事の推薦は受けない、色んな圧力は受けないということで良かったんですよ。そこはもう私としては、やはり改善して欲しいんですね。このお金の方、改善して欲しいし、出来れば次の選挙まで改善して欲しいなと思って。これは選挙行く時には、ぜひ覚えて、考えて、投票したいなと思ってます。」
小川アナ「そうですね。まさに派閥を解散しても、看板の架け替えに終わっては元も子もない訳ですし、シンシアさんおっしゃったように同じ問題が繰り返されないためには、どうしたらいいのか?例えば、連座制だったりですとか、罰則の強化など様々言われてますけれど、何が必要だと思いますか?」
宮田裕章氏(慶應大学 医学部教授)「もう一つ重要なのは、やはり刷新というのはプロセスなので、刷新の先にどういう政治を目指すのか?ですよね。派閥というものが、これまで人事をコントロールしてきたんですけども、例えばじゃあこれからどういう議員を評価するのか?どういう人達がリーダーになっていくのか?例えば、お金を使って、いわゆる政策に貢献して、国民に対して何を為したのか?こういったものをしっかり可視化して、評価していくって、こういう新しい案が必要ですよね。かと言って、今一方はお金の流れがPDFしかなくて、検索も通らないと。透明化とは程遠いような状況なので、こういった透明化・デジタル化の中で新しい政治をいかに目指すか?これがやっぱり重要な部分なのかなあと思いますね。」
小川アナ「民間では当たり前のことなんですけどね。」
宮田氏「その通りです。」
藤森アナ「具体的な手法で刷新感を出すということですよね、ちゃんとね。」
宮田氏「はい、その通りです。」