2022/11/17 日中首脳会談 約3年ぶりに対面開催

2022/11/17 夜のニュース比較、文字起こし

日中首脳会談

日中首脳会談 関係立て直しの糸口は

山内アナ「主張すべきは主張して、協力すべきところでは協力する。ただ、それは簡単ではなさそうだということで、今回の会談、どんな内容になるか?が、今後の日中関係にも影響しそうですよね。」
田中アナ「その通りですよね。3期目に入った習近平主席なんですけど、今回タイとインドネシアを訪れて、外交の動き加速させているんですよね。2国間の会談では岸田総理大臣の他、アメリカ、フランスなど、これまでの発表を見る限りでも10を超す国々の首脳と次々と会談してる。」
山内アナ「多いですね。」
田中アナ「多いですね。会談では3期目の習政権の外交姿勢を強く主張すると共に、各国の出方を探ると見られます。そうした姿勢に対しては、まさに主張すべきは主張する。大国中国には率直な姿勢で話し合いに臨むことが、ますます重要になっています。」
NHK:ニュースウオッチ9

日中首脳会談 約3年ぶりに対面開催

佐々木アナ「日中首脳会談を終えました。岸田総理が記者団に話した会見の様子をご覧頂いたんですけれども、3年ぶりに行われました日中首脳会談。時間にすると36分間と短い時間でしたね。」
山川龍雄氏(解説キャスター)「そうですね。少し表情が岸田総理の固いのが気になりましたけれども、その30分余りということは、お互い事務方がまとめたものを読み上げたというような会談だったと思うんですよ。で、中国というのは、先日の米中会談もそうなんですけども、かなり相手の言質を取ったような形でうまく作文して、国内向けにリリースを出すんですよ。ですから、明日の中国の発信まで見ないと、どうだったか?というのは、わからないですよね。」
佐々木アナ「そうですか。」
山川氏「一番大事なのは、尖閣、台湾、ここでどういうやり取りがあったか?ということなんですが、そこでいかに台湾有事というのが日本企業の有事であるか?というのをまとめました。その1つ目は、日本企業が人質になるということです。」
佐々木アナ「人質というのは、どういうことですか?」
山川氏「今、中国には万単位で日本企業進出してますし、台湾にも3000社以上の企業が進出している状況なんです。で、今ロシアの状況見てみると分かると思うんですが、ロシアに進出している企業というのは今事業の停止だとか、撤退の憂き目に遭ってる訳ですよ。それと同じことが起きるという訳ですね。」
佐々木アナ「他にもある訳ですね。2つ目というのは何でしょうか?」
山川氏「半導体の供給難。台湾というのは先端半導体の供給拠点になってますから、ここが封鎖されるという危機がある。それから、シーレーンというのは中東からのエネルギーの海運の通り道になってる。そこが封鎖される恐れがありますから、当然迂回せざるを得なくなって、エネルギーの価格上昇リスクを晒される、ということですね。それから最後はインバウンド。これは中国と日本の関係が悪化すれば、当然中国政府がやってくることですよね。」
佐々木アナ「そうですよね。ウクライナの有事と違って、隣国なだけに日本に与える影響というのは非常に大きい訳ですね。」
山川氏「ですから、岸田総理もかなり重い十字架を背負って、この首脳会談に臨んでいる訳ですよ。ですから、台湾問題に対しての懸念をしっかり伝えると同時に、一方であまりいたずらに関係が悪化するような方向に持っていくのも得策ではない訳で、非常にそういう意味では強かな外交が求められている中で、岸田総理がブレずに今回どうやったかどうか?というのが一番のチェックポイントだと思います。」
テレビ東京:WBS

国際

ポーランド プシェボドフ ミサイル着弾 米国と連携し調査

青井アナ「ウクライナでは今日も各地でロシアによるミサイル攻撃があった訳ですけれども、そういった中で今回ポーランドへのミサイル着弾ということです。先月にもウクライナの隣国のモルドバの村にロシア軍のミサイルが落下して、複数の住宅の窓が割れる被害も出ている状況です。これ隣国にも被害が及んでいるという状況ですね。」
田中アナ「そうですね。周辺の国々が巻き込まれる事態というのは、戦争が続いている以上、今後も起きる可能性十分ありますよね。今回、国際社会は戦争の構図がNATO対ロシアに広がってしまうことを懸念した訳ですが、こうしたことを防ぐにはロシアが直ちにウクライナへの攻撃を止めることしか、根本的な解決はありません。」
NHK:ニュースウオッチ9

ポーランド プシェボドフ ミサイル着弾 ウクライナ“調査参加”求める

大越アナ「ウクライナと欧米、NATOとの間の亀裂が入れば、そこにロシアがある種、付け込んでくる可能性があるというのは、これまでも言われてきたことですので、今回の着弾の影響が最小限で留まるようにウクライナ、そして欧米諸国の外交努力に期待をしたいと思います。」
テレビ朝日:報道ステーション

ポーランド ミサイル着弾 日本はシミュレーションを

佐々木アナ「今日は番組でミサイルが着弾しましたポーランドの現場から中継でお伝えしたんですけれども、これをどういう風にご覧なりますか?」
山川氏「最近、日本の安全保障関係者の間でよく使われる言葉があるんですけども、それが日本は極東のポーランド、という言葉なんですね。つまり、今ロシアがウクライナに侵攻して以来、ポーランドというのは軍事物資の供給をする、言わば前線基地になってますし、大量の難民を受け入れることもやっています。それが翻って、中国が台湾に侵攻した場合というのは、ポーランドの役割を果たすのはどこか?というと、日本になると思うんですね。」
佐々木アナ「ですから、他人事ではないということですね。」
山川氏「実際、今宮古とか石垣、言わば先島諸島ですね。そこには10万人の日本人が住んでいる訳ですが、今回の件というのは、そこにミサイルが着弾した、というようなことに例えられる訳ですね。それが台湾から来たものか?とか、中国から来たものか?というのは、結局犠牲者が出たという意味でいくと、そこは同じことなんですよね。今、実際中国というのは尖閣の一部を、いわゆる戦域と見なしている節もありますから、そういう意味ではポーランドで起きていることというのは、日本にとってはシミュレーションだと思っていい。」
テレビ東京:WBS

<1.5℃の約束>メタン対策で注目 日本発の技術

青井アナ「このメタンを巡っては国際的にも排出削減に向けた機運というのが今高まっておりまして、例えば去年のCOPではEUやアメリカ、日本などが世界全体で2030年までに少なくとも30%の削減を目標に掲げていますし、今回のCOPでもバイデン大統領が国内での規制強化というのを表明していますよね。」
田中アナ「はい。そのCOPなんですが、明日18日に会期末を迎える予定なんですが、交渉は難航しています。各国が平均気温の上昇を1.5℃に抑える努力を追求するという目標で合意出来るかどうか?が焦点です。」
NHK:ニュースウオッチ9

米国中間選挙 共和党 下院過半数議席獲得

大越アナ「ただ、共和党側もトランプ前大統領を巡って不協和音がありますので、これから政治の展開複雑になりそうです。」

“世界同時不況”の足音!?

佐々木アナ「アメリカ、中国、ドイツ、韓国と取材して、世界的に景気が沈んでいく様子が伝わってきますね。」
山川氏「やはりVTR最後にあった韓国の例が典型的で、やはり不動産問題というのが世界経済のリスクの一つかなあ、とは思うんですね。つまり、低金利の間にかなり無理をしてローンを組んで、結局金利が上昇して持ち堪えきれなくなってきてる、と。全ての個人も企業も、国もそうなんですけども、不動産価格というのは必ず上昇するものだという、いわゆる土地神話に基づいて行動しているんだけども、その土地の価格の上昇が止まった瞬間に逆回転を始める。今の韓国のシーンなんかというのは、リーマンショックの前のアメリカの状況にも似てますし、今中国も似たような問題を抱えているということで、世界の至る所で似たようなリスクの兆しがありますね。」
佐々木アナ「世界的に金利が上昇していく。利上げの中で、不動産市場が冷え込んで、そして同時不況になっていく。世界が広がってるということなんです。」
テレビ東京:WBS

ツイッター イーロンマスクCEO 従業員に長時間労働か退職迫る

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・トップダウン 首尾一貫したコンセプトで市場創出
・ボトムアップ 現場の情報生かして不確実性を克服
・成功体験にとらわれて異なる環境で対応誤る事態も

内田アナ「やりがい、あるいは待遇など働くモチベーションは様々だと思います。これからマスク氏のもとでツイッターはどう変わっていくのでしょうか?」
フジテレビ:FNN Live News α

政治

日米共同演習 “南西諸島の防衛に”「機動展開」民間の活用も

青井アナ「この機動展開について防衛省は、来年度予算案の概算要求で防衛力を抜本的に強化するために必要なものの一つに掲げてます。」
田中アナ「政府はこの年末にかけて、防衛大綱などの安全保障関連の3つの文書の改定を目指していますよね。こうした中で、今ありましたように民間の力を使うケースが出てくるかどうか?出てくるとすれば、どんなリスクがあるのか?情報を共有して、議論を尽くすことが重要だと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

新型コロナ

愛知県愛西市 新型コロナワクチン接種後に女性死亡

有働アナ「このニュース、どう受け止めましたか?」
廣瀬俊朗氏(HiRAKU 代表取締役)「まずはご本人とか、ご家族の気持ち考えると、本当に残念ですし、胸が痛いなと思いました。僕らはワクチン接種行く時は基本的に何かあった時に応急処置をしてもらえるという前提で行ってますので、今回の件、どこに問題があったのか?とか、どう改善するのか?ちゃんと明らかにしてほしいなと思ってます。」
有働アナ「そうですね。そして、改めてになりますけれども、ワクチンを打つ時に、じゃあ私達が出来ることは何か?と言いますと、体調不良や基礎疾患などがあれば、問診の時に正しく申告すること。そして、接種後に少しでも体調が悪くなったりしたら、すぐ伝えること。これが大切です。」
日本テレビ:Newszero

新型コロナ接触確認アプリ「COCOA」 機能停止版を配布

小川アナ「私達の税金も使われている、このCOCOAですけれども、振り返ってみると相次ぐ不具合も報告されました。そして、感染対策の一つの切り札とまで言われていた時期もあった。このアプリ、どうご覧になっていましたか?」
宮田裕章氏(データサイエンティスト)「最後の削除の時までデジタルの質ということが課題になりましたが、それだけではなくて、どう運用されたか?も含めて考えていかなくちゃいけない。例えば十分な人が陽性者登録をしなかった。これによって何が起こるか?というと、実際感染拡大が起こっていても通知が来ない。じゃあ、大丈夫なんじゃないか?人々のガードが下がった可能性もあるんですね。これからアプリのいわゆる見直しというのが、そういったこともされていくと思うんですが、運用も含めて未来に向けて、何を積み上げることが出来るのか?検証を行っていくというのが必要なんじゃないかと思いますね。」
小川アナ「検証して、繰り返さない、失敗を、ということですね。」
宮田氏「そうですね。より良いものを作る必要があると思います。」
TBS:News23

その他

物価高で従業員の生活支援「インフレ手当て」6.6%が導入

有働アナ「廣瀬さんは経営者でもいらっしゃいますけれども、どうですか?」
廣瀬氏「僕の会社の場合、今期の収支は見えてきたんで一時金という形で還元したいなとは思ってますけども、基本給に関しましては、経済先行き不透明ですし、来期会社としても新たなチャレンジを控えてるので、そこは上げるかどうか?はちょっと悩ましいなと思いました。」

有働アナ「今回、このインフレ手当を支給した企業からは、人材流出の防止ですとか、それから従業員のモチベーションアップのためにやるんだ、という声もあったということなんですね。苦しい時だからこそ、人に投資しようという心意気。日本の企業に広がっていってほしいなという風に思います。」
日本テレビ:Newszero

<αism~#ミライにα~>なでしこが挑む“半農半サッカー”

山崎亮氏(コミュニティデザイナー)
・半農半サッカー 体力づくり&顔見知りに
・会社や工場でなく農地で 選手が身近な存在に
・共に課題解決にあたって 地域で高まるチーム愛

内田アナ「地域の方達と関係を結び、理解ある職場で働けるというのは、競技に向き合う上で選手達もプラスになると思います。」
フジテレビ:FNN Live News α

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