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2022/6/7 「新しい資本主義」実行計画&「骨太の方針」 閣議決定

2022/6/7 夜のニュース比較、文字起こし

政治

「新しい資本主義」実行計画&「骨太の方針」 閣議決定

田中アナ「新しい資本主義は、岸田政権の看板政策ですが、総裁選挙で言及した富裕層の金融所得への課税の見直しは盛り込まれませんでした。分配戦略については、明確に見えない、という見方もあります。経済の実態に合わせたという指摘もある一方、自ら掲げた政策をどう実現していくのか?これからが問われる局面になります。」
NHK:ニュースウオッチ9
有働アナ「落合さんは新しい資本主義の策定にも関わってらっしゃいますけれども、個人が投資にお金を使う、それから企業が設備投資にお金を使う。そういうマインドにするには、どうしたらいいんですかね?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「企業体の方と個人では、やっぱりちょっと考え方が違いますけど、みなさんが現金どうやって持ってるかということだと半分くらいは思いますが、貯金だとインフレですごく目減りしているけど、大丈夫ですか?というのを、みんなちゃんと確認してるのかな?というのをちょっと気になっています。例えば、iPhoneの値段ってアメリカのインフレもあると思いますけど、10年で3倍くらいになってますよね。昔、僕6万円くらいで買った気がします、3Gの時。でも、国内は物価ある程度据え置きですけど、それに引っ張られて現金の価値が目減りしてると思うんです。」
有働アナ「それはすごい実感してるんですけど、じゃあ増やすにはどう考えればいいのか?」
落合氏「多分、今の貯蓄額の話にもあったと思うんですけど、寝てる間に資本が増やすということで、昔は銀行にみなさん預けてた訳じゃないですか。その世代が銀行に預けっ放しになってるのが一個大きな問題で、あの時代はもう終わってしまったので、たぶん今は一人一人が自分のわかる資産、例えばビットコインを持つ人もいれば、金塊を持つ人もいれば、僕だったらレンズ持ってたりしますけれども、そうやって貯金だけじゃなくて他の現物資産とか、例えばNISAとかでもいいんですけど、分散させて持つということが必要なんだ、ということをみんなに理解して頂くというためのメッセージが必要なんじゃないですか。」
有働アナ「なるほど。でも、貯蓄を回せるという方はいいんですけど、回すお金もないという方はどう増やしていけばいいですか?」
落合氏「目減りする前に処分しなければいけない財産があるんじゃないかなあ、と。」
有働アナ「例えば?」
落合氏「例えば、このまま放っておくとボロ屋になるお家とか。あと、維持コストがすごい掛かるようなモノとかを、今後投資に回せるような資産に変換するというのは早めにやっておいて損はないことだと思いますけれど、当たり前の理論ではあるんですが。」
有働アナ「これからの私達の生活に関わる大切な話ですので、また落合さんと考えていきたいと思います。」
日本テレビ:Newszero

「新しい資本主義」実行計画決定 「資産所得倍増プラン」狙いは

大越アナ「そうした経済政策の中身、順番については参議院選挙の争点にもなるのではないでしょうか。」
テレビ朝日:報道ステーション

政府 夏の電力ひっ迫に備え 7年ぶり節電要請へ

大越アナ「どうしても体調維持するために一定程度の冷房の温度を保たなければならないという方もいますし、企業活動に支障をきたす訳にもいかないので、やっぱり国の基本的なインフラである電力というのは、政府、そして電力会社が責任を持って供給をしてほしいという風に思います。ただ一方で、脱炭素という世界の大きな潮流の中で日本のエネルギー政策が非常に大事な転換期を迎えているのもまた事実です。私達一人一人がその当事者である以上、電力の使い方をはじめとするライフスタイルのあり方について見つめ直す時に来てるのではないでしょうか。」
テレビ朝日:報道ステーション
大江アナ「夏の電力需給の逼迫、高まっていますね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「そうですね。電力なんですけど、需要と供給があるんですけど、電力の供給というのは安全を持って需要をだいたい3%くらい上回っておく必要があるんですけど、それを予備率と言うんですけども、今年の夏の東京エリアどういう風になってるのか?と言うと、特に7月、要するに供給が需要を3.1%しか上回ってないということになってる訳ですよね。要するに、これ予備率ギリギリなんですよね。」
大江アナ「たしかにギリギリなんですね。」
滝田氏「問題は、今年の夏乗り切ったとしても、次の冬なんですよね。」
大江アナ「どうなるか?めくって頂いていいですか。」
滝田氏「じゃあ、ここはどうなるのか?と言うと、2023年の1月と2月をご覧頂きたいんですが。」
大江アナ「1月は−0.6%、2月は−0.5%。ということは、供給が需要を下回ってしまう、と。」
滝田氏「ということですよね。やじろべえが、もうバランスを失ってしまう訳ですよね。で、どうするのか?と言うと、今のニュースにもありました通り、老骨に鞭打つ格好で古い火力発電所を動かしたりする訳ですけれども、そうやって供給をかき集めても、なかなか需給の逼迫というのは、回避するのは難しいんだと思うんですよね。思い出して頂きたいんですけども、東北で今年の3月に地震があった後に電力の需給逼迫警報が発令されたことありましたから、また今度の冬も似たような綱渡りでヒヤヒヤするかもしれないですね。」
大江アナ「あの時はスタジオの照明落としたりしましたけれども、停電にならないように政府は節電も今は呼び掛けてる訳ですよね。」
滝田氏「問題は、総合対策色々うたってるんですけれども、この対策をやると、どのくらい需要が減るのか?と、バランスが取れるのか?と、数値目標をちゃんと示しておく必要があると思うんですね。そうじゃないと、要するに精神論だけやっても、要するに経済政策にもならないければ、エネルギー政策にもならない。そこのところをちょっと踏まえておく必要があるのだと思います。」
テレビ東京:WBS

観光庁 旅行会社向けガイドライン公表

有働アナ「この外国人観光客の方のマスク問題、どう思われます?」
落合氏「例えば、映画とか見てても、欧米の人って、目は隠すけど、口を隠すのに抵抗があるというような印象がありますが、アジアの人は比較的してくれるんじゃないかなあ、と思いますけどね。そして、これから暑いから何かインセンティブ、例えばひんやりするマスクとか設計すればいいんじゃないですかね。」
有働アナ「なるほど。たしかに日本は治安がいいからとか、鉄道が正確だから、というようなことで魅力度世界一になりましたので、マスクも清潔なイメージなんだ、これがブランドなんだ、と売り文句になればいいんですが。」
日本テレビ:Newszero

政府 外国人観光客受け入れ再開に向けたガイドライン マスク着用徹底求める

渡辺広明氏(マーケティングアナリスト)
・インバウンド需要 今夏の取り込みは困難か
・個人旅行客 日本も受け入れ準備を

三田アナ「コロナで落ち込んだ地方経済の回復のためにも、インバウンド消費が起爆剤となることが期待されます。」
フジテレビ:FNN Live News α

ウクライナ情勢

ウクライナ情勢 東部で一進一退の攻防

山内アナ「食糧の問題をめぐっては、アフリカ連合の議長国、セネガルのサル大統領がロシアを訪問して、アフリカの食糧事情が悪化している、とプーチン大統領に直訴しました。これ世界中、とりわけ途上国の人達の命に直結する問題だけに、懸念されていますよね。」
田中アナ「本当にそうですよね。そして、ウクライナ同様、黒海に面しているトルコをロシアの外相がまもなく訪れることになっています。トルコの外相との会談で海上輸送のルートを巡って、何らかの解決策が出てくるのかどうか?が一つの焦点となっています。」
NHK:ニュースウオッチ9

国際

アップル 自社半導体搭載のノートPC「MacBookAir」発表

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・次世代「CarPlay」で目指す自動車分野の戦略
・提供サービス“車で楽しむ音楽”を進化
・自動車プラットフォーム事業参入か

三田アナ「アップルの挑戦は、まだこれからも続きそうです。」
フジテレビ:FNN Live News α

その他

日銀 黒田総裁 家計の値上げ許容発言 「誤解を招いた」と謝罪

大江アナ「昨日の講演での発言を今日釈明に追われた訳なんですけど、ただ昨日の講演全部を読んでみますと、ちょっとイメージが違うんですよね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「その通りですね。まずその前に許容度なんですけれども、英語で言うとtoleranceですよね。リスク許容度、risk toleranceというのは、経済学の用語なんですよね。そこを踏まえた上で議論しなければいけない、と僕は思うんですけど、それはひとまず置いときます。発言全体の文脈というのを考える必要が更にあると思うんですよね。ここに出てきている黒田総裁の発言なんですけど、昨日どう言ってるのか?と。家計が値上げを受け入れてる間に良好なマクロ経済環境を維持して、そして来年度以降の本格的な賃上げに繋げていくことがポイントだ、と言ってる訳ですよね。ここが文脈なんですよ。そこを踏まえないといけない、と僕は思いますね。」
大江アナ「ただ、この日本の状況を考えてみますと、長い間値札が変わらないという状況続いてきた訳ですよね。そこが値札が高い方に変わり始めている。そうした中で、消費者の心理がどう変化していくか?ここなんですよね。」
滝田氏「そうですね。要するに、明日が今日よりモノの値段が高くなると思えば、明日買おうとしているモノを今日買うということで、消費が刺激されるということは経済学的には言えると思うんですよね。ただ、注意しなければいけないのは、実際のポケットの収入ですね、実入り、賃金が上がっていくかどうか?ということが、やっぱり一番重要な、それこそポイントになるとこだと思いますよ。」
大江アナ「実際に手元にお金がないと、買えませんものね。」
滝田氏「そうですよね。更に、日経とテレビ東京の世論調査なんですけれども、物価の上昇に対する政府・与党の対応はどうか?と聞いてみたんですけれども、評価するという回答が28%ということなんですよね。これはコロナ対策やなんかに対する評価に比べて、この項目だけは非常に低いということなんですよね。その意味でも、消費者というのか、国民の世論というのは、物価高困ったことだなあ、と思ってる気持ちがあるのは確かです。その意味で、賃金引上げというのか、賃金上昇を促す、その背中を押す政策が重要になっていくと思います。」
テレビ東京:WBS

ソニー 出井伸之元社長 死去

青井アナ「就職活動始める頃、1990年代後半の頃ですけど、当時どのビジネス雑誌、表紙見ても、出井さんだったな、という印象ですよね。」
田中アナ「そうですよね。多くの人が発言とか動向、注目していましたよね。」
青井アナ「その出井さん、自分のためではなくて、日本のために、若い世代のためにという思いが強かったそうなんですね。今後、若い芽が成長して、いずれ花開くことに出井さんは期待していらっしゃっるんだと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

ソニー元会長 出井伸之氏の名言をひも解く

大江アナ「ソニーの元社長、会長でいらっしゃいました出井伸之さん、亡くなられました。出井さんが社長時代に撒いたタネが大きく実り始めたのを見届けてから、旅立たれたような感じがしますね。」
滝田氏「そうですね。改めて経営者としての感度の高さ、強さというのを感じますね。ここに出てきてますように、インターネット革命に対して、ソニーはこのままでは隕石で滅んだ恐竜になるぞ、という風に警鐘を促して、変革を促したんですよね。この言葉は本当に有名ですよね。」
大江アナ「これでソニーはデジタルに大きく舵を切ることになったんですね。」
滝田氏「そのきっかけはやっぱり非常にグローバルな感覚で生きてるんですけどね、1993年12月に当時のクリントン政権のゴア副大統領が情報ハイウェイ構想というのを打ち出します。全米を情報ネットワークで結ぶ構想です。その発表の現場に出井さんいた訳ですよ。肌で感じたことが、かなり大きかったと思いますね。」
大江アナ「そうなんですね。そして、今一番心配な点として挙げられているのも最先端ですね。」
滝田氏「次世代のインターネット概念であるWeb3.0とかメタバースで日本が遅れを取っちゃうんじゃないか?ということに本当に危機感を持っていたようですね。要するに、未来人と言われた出井さんの警鐘、耳を凝らしていきたいですよね、澄ましていきたいですよね。」
大江アナ「84歳になっても、研ぎ澄まされた方でしたよね。」
滝田氏「本当にそうです。」
大江アナ「出井さん、どうぞ安らかに。」
テレビ東京:WBS

性的描写を調整 どこまでなら許容できるか

山内アナ「望まない撮影避けるために俳優達の考えを、まず整理をして、それを監督側に伝える役割というのは、すごく大事ですよね。日本にはまだ2人ということでしたけど、これから増えていってほしいなと思いました。」
青井アナ「そうですよね。監督側にとっても、コーディネーター、インティマシー・コーディネーターを入れることで、事前に俳優側と合意していれば、よりよい表現って一緒に探れますよね。」
田中アナ「そうですね。そして、NOと言える環境を整えていくこと、これ大事ですよね。どこにあっても、そうした環境になっているのか?問い直すことが大切だと感じました。」
NHK:ニュースウオッチ9

カメラ初取材 刑務所のリハビリ

小川アナ「刑務所での高齢化も深刻になっていて、明治時代の刑罰のあり方、法律と実態が合わなくなってきているという側面が大きいようですけれども、今回の法改正、他にどんな背景があるのでしょうか?」
国山アナ「刑法犯の内に占める再犯者率のグラフです。年々増加傾向にありまして、一昨年は過去最悪の49.1%でした。今回の改正案では、犯罪の抑止を重視しまして、「懲罰から更生へ」と軸足を再犯防止に移行させるという意図があります。映像では刑務所内のリハビリなどが紹介されていましたけれど、慶應大学の太田教授は、犯罪が多様になる中、刑務所の処遇も多様化していく必要がある、と話していまして、刑務所での指導の質をどう向上させていくかがカギになっていく、と話しています。」
TBS:News23

明治安田生命保険 研修会でグループディスカッション実施

鈴木智子氏(一橋大学ビジネススクール准教授)
・利益最大化&社会貢献へ 重要なパーパス
・掲げたパタゴニア 職場や売り場に求心力
・経営層の本気度を伝える試みは有効

三田アナ「コロナ禍のような外部環境の変化によって、企業の活動にも変化が求められる時にも、このパーパスの存在は重要な柱となるのかもしれません。」
フジテレビ:FNN Live News α

2022年上期「日経MJヒット商品番付」発表

大江アナ「横綱まで見てみましたが、今日番組冒頭からお伝えしています“値上げ消費“、やはり横綱でしたね。」
原田アナ「そうですね。番組でも上半期から取り上げてきたことでしたね。」
大江アナ「ずっと取り上げてきましたからね。」
テレビ東京:WBS

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