見出し画像

2022/6/27 政府 東京電力管内「電力需給ひっ迫注意報」初発令

2022/6/27 夜のニュース比較、文字起こし

電力需給ひっ迫

政府 東京電力管内「電力需給ひっ迫注意報」初発令

山内アナ「そして、明後日は東京電力に加えて、北海道電力と東北電力の管内で電力需要が増えることが見込まれることから、家庭や企業に対して節電の準備を進めるように求める電力需給逼迫準備情報も出されています。節電はしばらく続く必要がありそうです。」
田中アナ「ただ、熱中症の対策だけは忘れないでほしいですよね。冷房を使わなかったために高齢者の方が熱中症の疑いで亡くなるケースが毎年確認されてますからね。」
青井アナ「そうですね。毎年熱中症の発生場所として最も多いのが住居、住んでる所なんですね。ですから、離れて住んでるご家族など周囲の方が屋内で適切に冷房を使用するように声を掛けてあげてください。」
NHK:ニュースウオッチ9

東京電力管内で全国初 電力需給逼迫注意報 節電呼びかけ

大江アナ「この電力需給逼迫注意報について、経済産業省は明日も継続することを決めています。早くも6月から電力の需給が逼迫するという状況になってしまいましたね。この原因、改めて見ていきましょうか。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「まず確認しておきたいんですけども、家庭や企業が電気を浪費しているという訳では決してない、ということなんですよね。そこで発電量、ということは電力消費量と同じということですけれども、そのグラフを見ますと、年度末に東日本大震災に襲われた2010年度に比べまして、直近データは2020年度なんですけれども、実に13%も減ってるんですよね。」
大江アナ「それくらい省エネが進んでいるということなんですね。では、どうして電力不足になるんですか?」
滝田氏「そこで、なぜそういう風になった?別のグラフをご覧ください。これは電源構成のグラフなんですけれども、脱炭素の追い風を受けて、再生可能エネルギーの比率が非常に高くなってるんですね。水力、太陽光、風力といったようなエネルギーなんですけれども、2010年度は10%だったその比率が、2020年度は実に20%になってる訳ですよね。中でも大きく増えているのは太陽光なんですけれども、今VTRにありました通り、太陽光はお天気次第という訳で、中でも陽が傾いてくると発電量が急速に落ちるというのが、今あった通りなんです。そういう問題が一つあるかなと思いますね。」
大江アナ「一方で、こうして見てみますと、火力発電も増えているんですね。」
滝田氏「はい。原子力発電所が稼働停止した分、それを補ったのが火力なんですけれども、実は電力自由化とか、それで競争が激化している訳ですよね。もう1つあるのは、脱炭素の流れの中で新規の火力発電所の設置というのが、なかなか進んでいないということがあって、老朽化しているという問題があるんですね、火力発電所。」
大江アナ「その結果が、この猛暑の下での節電要請ということになっている、と。」
滝田氏「どうしたらいいか?というのは、やっぱり今全体像を踏まえて、火力や原子力ということについて、正面からもう一度議論する必要があると思います。」
テレビ東京:WBS

ウクライナ情勢

G7サミット ウクライナ情勢を議論

田中アナ「日本、アメリカ、ヨーロッパにとって今週は、対ロシアの結束強化を確認する外交の週となります。G7に続いて、スペインではNATOの首脳会議が開かれ、日本の総理大臣として初めて岸田総理大臣が出席します。戦争が長引き、ウクライナにとって日に日に戦況が厳しさを増す中、武器の支援で欧米がどこまで踏み込んで表明するのか?が焦点です。」
NHK:ニュースウオッチ9

G7サミット ロシアへの圧力強化&ウクライナへ支援継続する方針を表明

三田アナ「G7は穀物価格の高騰への対策が問われているようですね。」
風間晋氏(解説委員)「アフリカや中東にはロシアとの関係が深い国も多く、穀物の輸出が止まっているのは、G7の経済制裁のせいだ、というプーチン大統領の主張が受け入れられる素地があります。苦境が長期化すれば、その怒りと批判はG7に向かい、ウクライナへの停戦圧力も高まります。G7はウクライナの輸出を早く再開させたいのですが、黒海の海上輸送には、ロシアの協力が必要で、それは簡単には得られません。」
三田アナ「そうですね。そうした中で岸田総理も食糧調達での支援を表明しましたが、このことについてはどう見ていますか?」
風間氏「G7はロシアの軍事侵攻開始直後から、食糧の安定供給の重要性を繰り返し指摘しています。侵攻から4ヶ月が過ぎた今は、具体策を実行する段階です。食糧危機に直面する国々は国際秩序やルールは大切だけれど、それにこだわっても腹の足しにはならない、と考えています。G7が食糧供給を助けることは、秩序やルールを守ることに繋がります。」
三田アナ「そうですね。一方で、ロシア産石油の取引価格の上限を設けることで、ロシアにダメージを与えるというのは、実際出来るものなのでしょうか?」
風間氏「石油の禁輸は決めたものの、価格の高騰でロシアの石油収入は逆に増えています。ロシアはその資金的余裕を元手にドイツへの天然ガス6割削減を仕掛けてきました。ロシアの石油収入増に歯止めをかけなければ、ドイツへのガス攻めが続きます。ロシアへのダメージ狙いというよりも、ドイツを助け、G7の結束を維持するため。そんな差し迫った事情があるように思えます。」
三田アナ「そうなんですね。ロシアによる侵攻が長期化すれば、世界への影響も計り知れません。各国が結束して、一致した対応を打ち出すことが出来るのか?サミットは明日も続きます。」
フジテレビ:FNN Live News α

ロシア国債 デフォルト

大江アナ「ロシアの外貨建国債がデフォルト、債務不履行になったようだ、ということなんですが、これをロシア側は否定しているようですね。」
滝田氏「ロシア側は借金の元利、要するに元本や利息を払う金もあるし、意志もあるんだ、という風に言っている訳ですよね。一方でアメリカの当局が金融機関にに対して、ロシアから受け取っちゃダメよ、という風に言って、結果的にデフォルト、債務不履行になったというのが今回の構図ですから、アメリカとロシア、両方の言い分は対立してる、こういう感じですよね。」
大江アナ「このデフォルトの方向に持っていくというのも、経済制裁の一環だということですよね。」
滝田氏「そうですね。今回のG7も含めて整理すると、今まで石炭、石油、天然ガスというところで、輸入の禁止ないし制限を課してきた訳ですけれども、決定打になってない訳ですよね。それどころか、資源価格が上がっちゃって、むしろロシアには懐に入ってくる収入が増えちゃってるという部分がある訳ですよね。じゃあ、西側の方は今どうなってるのか?ということですけれども、要するに資源インフレになって、撃った弾がブーメランのように返ってきちゃってるというのが困った事態になってる訳ですよね。そんな中で今回のG7の対応で金も要するに制裁の対象、つまり金を禁輸ですね。それを導入するということを言ってるんですけど、どうも追加的な効果どのくらいあるのか?という疑問符はちょっと残ってるみたいですね。」
大江アナ「ただし、ウクライナ侵攻長期化する中で、では経済制裁を止めるというような選択肢はない訳ですよね。」
滝田氏「要するに、現状どうなのか?と言うと、制裁の応酬というのが長期化するという風に見る他ない訳ですよね。誰がカギを握ってるかというと、ズバリバイデン大統領です。アメリカ国内で取れるシェールガス、シェールオイルを、もっと増産に本格的に拍車を掛けてもらいたいですね。それが西側の結束を固める上で本当に重要なところだと思います。」
大江アナ「このブーメランとして返ってくる部分、これをみんなで防ぐ必要がある訳ですね。」
滝田氏「そうです、穴を埋めるということですよ。」
テレビ東京:WBS

ロシア プーチン大統領 ウクライナ侵攻後「初」外遊へ

有働アナ「まだ続きそうですけれども、長引けば長引くほど、ロシアも、制裁を課している国も苦しくなってく状況です。そして、何より忘れてならないのは、こうしている間に毎日ウクライナで市民が亡くなっている、ということです。」
日本テレビ:Newszero

<#つながるニュース>夢の漫画家 ウクライナの4コマ漫画

櫻井翔氏「夢が形になるの素晴らしいなあと思う一方で、次の作品は幸せな日常を描いた作品であるといいなあという風に思いました。」
日本テレビ:Newszero

国際

参議院選挙

知っていますか?参議院の役割

山内アナ「改めて一人一人が参議院の役割、意義を考えた上で投票する大切さを感じます。」

参議院選挙 若者が注目するのは?

山本アナ「この同性婚について、主要9党の考えはどうなっているのか?各政党に質問をしたところ、立憲民主党や公明党など7党が婚姻を出来るようにすべきと回答しました。自民党は慎重な検討が必要としています。」
小川アナ「同じ政党の中でも候補者によって考えの違いはありますが、一つ投票に行く上での参考になさってください。」
TBS:News23

その他

日銀 6月金融政策決定会合「主な意見」公表 金融緩和維持で賃上げは?

大江アナ「ちょうど先々週ですね、6月16日、17日、日銀の金融政策決定会合開かれましたが、その主な意見というのが発表されました。中でも、滝田さんが注目したのが、こちらです。賃上げ傾向が確実になり、「物価安定の目標」を持続的・安定的に実現するまで金融緩和を継続すべきである。やはりこの賃上げが今後の日本経済のカギを握りますか?」
滝田氏「その通りですね。マクロの経済指標、経済環境という点で見てみたいんですけど、1−3月期の需要不足、これはGDPの20兆円に上る訳ですよね。そうした環境の中で何をすべきか?というと、十分に賃金が上がるまで、今は金融緩和を継続する他ない。そういう風に日銀は考えてるんだと思います。」
大江アナ「一方で、日本の物価どうなっているか?と言いますと、こちらですね。5月の消費者物価指数ですが、生鮮食品を除く総合2.1%ということで、これは日銀が目標としてる2%を超えているんですよね。」
滝田氏「はい。その物価上昇の主な要因なんですけれども、やっぱり食料とエネルギーなんですよね。それを除く総合で見ると、上昇率+0.2%ということになる訳ですね。日本経済の体力、十分に温まってないです。ちなみにアメリカは、それが6%上がってる訳です。」
大江アナ「6%!はあ〜、と言うと、随分違いますね。やっぱり日本は体力、ここの部分を上げていく必要があるんですね。」
滝田氏「賃金を上げる政策でみんなが一緒にならなきゃいけないということで、的を間違えちゃいけないと思いますね。」
テレビ東京:WBS

大手飲食チェーン パスタ調理ロボット導入

青井アナ「たしかにミスがなくなる、人件費も節約、しかも早い。良いことたくさんある訳ですけれども、ただ今回のパスタロボット見ると、盛り付け作業だけは、人の手で行なっているということですね。」
田中アナ「それはホッとする大事なところですよね。人を大事にする、そして人々が共に楽しめる豊かな社会をどう作っていくのか?人との共存を進めていく上で大事な試験だと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

プロントコーポレーション パスタ調理ロボット導入のレストランを30日にオープン

長内厚氏(早稲田大学ビジネススクール教授)
・外食産業の課題 人手不足&最低賃金の上昇
・調理の全自動化<熟練の技を多店舗で展開
・高級店・チェーン店・個人店…それぞれの良さを

三田アナ「飲食店、それぞれの形がより顕著になってきそうですね。ロボットを活用することで、人だからこそ出来るような温かみのある接客など、付加価値の高い業務への対応を強化することが出来るのかもしれません。」
フジテレビ:FNN Live News α

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?