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2024/5/9 政治資金規正法改正めぐる議論 自民党&公明党 与党案まとまる

2024/5/9 夜のニュース比較

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政治

政治資金規正法改正めぐる議論 自民党&公明党 与党案まとまる

藤森アナ「どんな案がまとまったのか?どこまで改革に対して本気の姿勢を示しているのか?与党案のポイントを見ていきます。」
小川アナ「どこに注目して見ていったら、いいんでしょう?」
宮本晴代氏(23ジャーナリスト)「一言でざっくり言ってしまうと、かなり曖昧な案が出てきたなと言わざるを得ません。特に注目したいのが、こちらの2点です。こちら1つは政策活動費の使い途の公開ということです。政策活動費は何か?と言うと、政党から議員さんに渡されるお金のことです。これは議員さんが使い途、何に使ったのか?という公開する義務が今はないんですね。で、これがブラックボックスじゃないか?不透明じゃないか?ということで批判をされてきた訳です。今回、与党案は、この支払ってもらった議員さんが使途を報告して、収支報告書に記載するという風に書いたんです。ですが、これしか記述がないんです。つまり、いくら以上から使い途を公開する、たとえば1円以上なのか?1万円以上?5万円以上?わからない。あるいは、領収書添付するとか、公開の方法もわからない訳です。ということで、曖昧さがすごくありますよね。」
小川アナ「そうですよね。使途の報告って、使徒ってどこまで?報告義務があるのか?わからない訳ですよね。」
藤森アナ「5年間で50億円ですよね、ある会長が使っていた政策活動費?こんな曖昧なまま。」
宮本氏「そう。ということで、どうなるんだろう?というのが、今回モヤモヤしたポイント。もう1つ大事なのが、これ凄く揉めたんですが、政治資金パーティー券、誰が買ったか?それをいくら以上から公開しましょうという基準の額です。現状が20万円を超える、つまり20万1円以上買った方は名前が公開されるという仕組みなんです。じゃあ、これを公明党は5万円超にしましょうと。ですけれども、自民党はこれに難色を示しました。
藤森アナ「なぜ?」
宮本氏「簡単に言うと、収入が減ってしまうということなんですね。これ仮になんですけれども、こんなパターンが考えられます。パーティー券を買っている人がいると。今までは非公開だから20万円ギリギリまで書いましょう、名前が出ないからと言ってたかもしれない。でも、今回の案が5万円になったら、ちょっと名前が公開されちゃうとまずいので、私は5万円ギリギリまでしか買いませんよと。そうすると、収入が単純計算で1/4と、たとえばなってしまう訳です。ということで、今回どうなったか?こういう結論にしました。公開基準額を引き下げるということで、合意しました。でも、いくらか?ということは明記しない。言わば、宿題を先送りしたという形です。
小川アナ「この期に及んでという気がしますし、政治改革の本気度というのは、細部に宿ってくるものだと思うんですけど、その細部が全く示されていない訳ですね。
伊沢拓司氏(QuizKnock CEO)「この期に及んで具体性がない案が出てくると言うのを見ると、こうやって支持率が一旦上がりましたけど、下がっていきそうなものなのに、それでもお金が大事なのかな?政治というのは、と思ってしまいますよね。こうなると、そもそもこの政治にお金が掛かるというのは、何にどれくらい掛かってるんだ?それって本当に必要なんだろうか?そういった詳細なところを知っていきたいなという風になってきますね。もっと減らせるところがあるんじゃないかな?とか、もっとやりようがあるんじゃないかな?と。もちろんお金がかかるのはわかるんですけど、こういったところにまでメスを入れて欲しいところなんですけど、この具体性のレベルで議論をしているというのは、なかなか嬉々として議論進まずという感じがしますね。
宮本氏「まさに、これからが本当に与野党で向き合って、改正案どうするか?ここからが本番なんですけど、私達、与党ももちろんなんですけど、野党も本気だよね?というのを見ていかないといけない。つまり、みんなで決める、国会議員全員のお金の使い方の話ですから、決してお手盛りにならないように、骨抜きにならないように私たちみんなでウオッチしていく必要があると思います。」

TBS:news23

与党 政治資金規正法改正へ 協議で大筋合意

星アナ「与党案の概要を取りまとめた一方で、持ち越した部分もあります。これ、どう見たらいいんでしょう?」
広内アナ「形の上では大筋合意したんですけれども、スッキリしない感は否めないと思います。自民党を取材しますと、補欠選挙の敗北を受けて、より踏み込まなければ、国民の理解は得られないという意見の一方で、政治活動の自由を確保することも重要だとして、慎重な部分もありました。一方、公明党としては、国民から譲歩したと思われるわけにはいかないという声が出ていたんです。岸田総理の指示通り、週内の合意にこぎつけるため、言わば両党それぞれの顔が立つようギリギリの落とし所を探ったということになります。」
星アナ「与党案の概要まとまりましたけれども、今後、政治資金規正法の改正の議論、どうなっていきますか?」
広内アナ「こちら政治改革を山に例えて見ていきたいと思います。頂上が政治資金規正法の改正としますと、与党案の取りまとめは、まだ登り始めと言えます。この後には細部を詰めて、法案にして提出する作業があります。更に、その先には与野党協議が待ち構えています。立憲民主党と国民民主党は法案の共同提出に向け、調整を進めることで一致しました。野党側は与党案は不十分だと批判し、企業・団体献金の禁止などを求めていまして、隔たりは大きいんです。政治とカネの問題を繰り返さないため、与野党が合意して、頂上に辿り着けるのか?まだこれからと言えます。」

NHK:ニュースウオッチ9

国際

その他

中高生の英語力 初の5割達成

萱野稔人氏(津田塾大学教授)
・教員の実力が生徒の英語力に影響
・英語力とスキル向上させる機会を
・カギは「授業に専念できる環境」

堤アナ「グローバル化が進む現代において語学力を向上させていくことのメリットは多いように思います。出来るだけ多くの人が勉強としての英語だけでなく、実際に活用出来る生きた英語を身につけられるようになるといいですよね。」

フジテレビ:Live News α

東京渋谷 2050年の食を体感するカフェオープン

馬渕磨理子氏(経済アナリスト)
・生産者を苦しめる貿易のゆがみ
・フェアトレードにもっと理解を
・「富」が偏りすぎない社会をつくる

堤アナ「今、私たちにとって当たり前の食生活が数年後、数十年後も当たり前とは限りません。限りある資源、そして人。それぞれの抱える課題を知り、未来のために何が出来るのか?を考えていくことが求められています。」

フジテレビ:Live News α

各局別

NHK:ニュースウオッチ9

テレビ朝日:報道ステーション

テレビ東京:WBS

日本テレビ:NewsZERO

TBS:news23

フジテレビ:Live News α

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