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2022/3/4 ウクライナ ザポリージャ原発 ロシア軍が占拠

2022/3/4 夜のニュース比較、文字起こし

ウクライナ侵攻

フジテレビ:FNN Live News α
【ロシア ウクライナ侵攻 原子力発電所攻撃】 

内田アナ「今後更に悪化する可能性もありそうだということですが、どう見ていますか?」
風間晋氏(解説委員)「プーチン大統領と今直接話せるチャンネルを維持しているのがフランスのマクロン大統領で、3日の電話会談はプーチン大統領の方から提案があって、90分間行われました。会談後、そのマクロン大統領が最悪の事態はこれからだ、と予測し、この会談を聞いていたフランス政府の高官はプーチン大統領はウクライナ全土を蹂躙する決意だ、と受け止めたんだそうです。」
内田アナ「今後どうなっていく風に見ていますか?」
風間氏「この戦争はプーチンの戦争です。軍事侵攻を決めたプーチン大統領でなければ、停戦の合意も侵攻の目的を果たしたという判断も出来ません。その意味で、プーチン大統領が今何を語り、どんな様子か?は最重要の関心事なのですが、電話会談ではウクライナや欧米をくどくどと非難し、度を超えた要求を繰り返したそうです。つまり、プーチン大統領に変化の兆しは見られず、ウクライナの非軍事化と中立化という当初の目的へと突き進むことになってしまいます。首都キエフの攻防が注目されていますが、それは侵攻の終わりではなくて、先は長い、と考えなければなりません。」
内田アナ「多くの命が失われ、今も恐怖に晒されている人が多勢います。国際社会の切実な声に耳を傾けてほしいです。」

NHK:ニュースウオッチ9
【ロシア ウクライナ侵攻 中国はどう出る】

田中アナ「プーチン大統領を正面から非難せず、制裁にも参加しない。中国の対応には違和感を感じます。ウクライナで今起きていることは対岸の火事ではないと言われます。価値観の異なる国々を前に日本の平和をどう守るのか?真剣に議論しなければなりません。そして、北京では今まさにパラリンピックの開会式が行われています。先月のオリンピックに参加したウクライナのアスリートの人生は大きく変わってしまいました。こちらの男性、ウクライナのバイアスロンの代表でしたが、故郷を守る戦いに加わると表明しました。原発まで攻撃するロシアの暴走をどうすれば止められるのか?平和の祭典の開催国として、中国にも大きな責任があると思います。」

【ロシア ウクライナ侵攻 在日ロシア人に広がる不安】

和久田アナ「今回の軍事侵攻を巡っては、ロシア国内でも反対デモが起きるなど、心を痛めているロシア人も少なくありません。国家としてのロシアと、市民としてのロシア人。これを一括りに考えてはいけないと今改めて感じます。」
田所アナ「そして、個人に対する差別や誹謗中傷は決して許してはなりません。」

テレビ東京:WBS
【ウクライナ侵攻…経済への影響】

佐々木アナ「この週末にも停戦交渉3回目が開かれる可能性があるということなんですが、ただロシアはその間も攻撃の手を緩めませんね。」
市川眞一氏(ピクテ投信投資顧問 シニア・フェロー)「そうですね。これは誰にとっても消耗戦になってくると思うんですね。例えば、どこかで軍事行動が収束をしたとして、プーチン体制が続く間はロシアが国際社会に復帰をしてくるまで相当時間が掛かると思うんですね。世界最大と言える資源大国が世界経済との連結を制限されるんですから、その痛みというのは実は私達も、例えば天然ガスの価格や石油の価格が上がるといった形で受け止めていかなければいけないというような形になりますから、プーチン大統領が始めた残虐な戦争というのは、世界の人を不幸にしているという状況になっていくんじゃないでしょうかね。」
佐々木アナ「しかも本当にそれがウクライナ軍、そしてウクライナの国民の抵抗によって長期化するという、戦禍が長期化するという、そういった話もありそうですからね。
市川氏「そうですね。ここは本当に辛いところだと思います。」

【塗り変わる経済地図 中国 盟友ロシアとの巨大計画】

佐々木アナ「こうした天然ガスの大きな動きなんですけれども、私達日本というのは輸入に頼っています。この辺りはどうなんでしょうか?」
市川氏「やはりロシア産の天然ガスについて、なかなか買い手がいなくなってくるという状況が仮に出来てきたとすると、やはり世界最大の天然ガス供給局が輸出が滞ってしまう訳ですから、そういった点で世界的に天然ガスの不足になってくる可能性がありますね。日本はやはりLNGを100%輸入に依存している訳ですから、そうなった中で価格が上昇してくる影響というものが日本に跳ね返ってくる可能性が非常に高いと思いますね。」
佐々木アナ「そうなると、価格が上がると言いますと、心配されるのがこちらです。ロシアやウクライナというのは、小麦やとうもろこし一大生産国なんですね。更には希少金属のパラジウムなど工業製品にも欠かせないものにも、これでは影響が出てきますね。」
市川氏「そうですね。今回プーチン大統領が始めたウクライナへの侵略というのは、もちろんウクライナの国民の方に大変な苦しみを与えている訳ですけども、実はウクライナ国民だけではなくて、ロシアもそうかもしれませんし、そして世界全体が資源大国が戦争を始めてしまったリスクを諸に受けなければいけない、それは言い方を変えれば、物価が上がる、インフレになっていくという圧力を我々は受けてしまうかもしれないですね。」
佐々木アナ「そうですよね。一方で、ロシアに対しては日本や欧米が経済制裁をしています。こちらも実はインフレ、物価を上げるということになりますよね?」
市川氏「そうですね。ロシアにとりまして最大の輸出相手としては、実は国としては中国なんですね。2019年のベースで言うと、573億ドルという、日本円にして6兆円を超えるくらい金額なんですけども、ただこれを見て頂くと、EUと日米を合計したロシアの輸出額というのは、2009億ドルという非常に大きな金額でありまして、中国と旧ソ連圏のいわゆる独立国家共同体、CIS10カ国を合計しても824億ドルということですから、仮に今後制裁をもっと強化するということで、ロシアからの輸入を我々が受け入れないということになってくると、これはやはりロシア経済にとりましても、相当大きな打撃になってくると思いますね。」
佐々木アナ「はい、そうですね。ですから、制裁というのは全体的に見ますと、掛ける方にも掛けられる方にも影響が大きく出てくるということになりますね。」
市川氏「そうですね。」

国際

テレビ東京:WBS
【重大日程続く東アジア】

佐々木アナ「この東アジアや今後の体制というところに対して、経済への影響というのは市川さん、どういう風にご覧なりますか?」
市川氏「一言で言えば、世界的にインフレの時代が始まってくるんではないでしょうか。1960年以降の世界主要国の物価状況をご覧頂いているんですけども、60年代、70年代、80年代とインフレの時代ですね、2回石油ショックもありました。ところが、90年代に入って以降は物価安定してるんですね。ここに何があったか?と言うと、実は1991年12月25日にミハエル・ゴルバチョフ大統領が旧ソ連の消滅を宣言しまして、そこからグローバリゼーションが始まっていく訳ですね。アメリカ一国の主導体制のもとで世界のサプライチェーンが統合されて、中国やASEANのような国が工業化に成功する訳ですね。そして、物価が落ち着いてきた、と。しかし、新たな分断の時代、対立の時代が米中を軸に始まってきた。その中で、今回のウクライナ紛争というものを考える必要があって、これはやはり世界的に分断の時代、つまりインフレの時代が始まったということなのではないでしょうか。」
佐々木アナ「そうした中で、日本は特にインフレを知らない国というところで、備えが必要かもしれませんね。WBSでもこうした変化に注目して、引き続きお伝えしていければと思っております。」

【米国 2月雇用統計 予想を上回る伸び】

佐々木アナ「アメリカは雇用がしっかり景気がいいんですね。」
市川氏「そうですね、今のところはウクライナ危機の影響というのは、ほとんど出ていないという感じがしますね。株式市場を見ていても、VIX、よく恐怖指数と言われますけれども、市場が織り込んでマーケットの変動率を表しているんですが、例えば2020年春、ちょうど新型コロナが急激にアメリカを襲った時期はVIXが80%を超えて、史上最高水準まで来た訳ですけれども、今見ていると、たしかにウクライナ危機で上がってきてはいるんですけれども、パニックと言われている状況ではないんですね。ですから、今アメリカからもお話がありましたけれども、こういった状況ですと、やはりこの雇用統計を受けてFRBは3月15、16日の次のFOMCで利上げを決定する可能性が非常に高いのではないかと思います。」
佐々木アナ「金融市場が大きく混乱しない限りという風に話していましたから、この状況だったら、まずは物価上昇を押し込めるという方に勢力を尽くす、と。」
市川氏「最大のポイントは物価だと思いますね。」
佐々木アナ「そうですね、はい。」

フジテレビ:FNN Live News α
【【北京パラリンピック】アルペン競技 チェアスキーに日本の匠の技】 

松江英夫氏(デロイトトーマツグループ CSO)
・選手と技術者によるフィードバックサイクル
・“技術開発と人材育成”で企業にメリット
・アスリートの課題解決、企業の成長に期待

内田アナ「しっかりとしたビジョンを持って支援をし、その姿勢を見せ続けることで、多くの人にその想いを感じてもらうことが出来ると思います。こういった取り組みによって共感する人が増え、支援の輪が更に広がっていく。そんな未来に繋がっていくといいですね。」

新型コロナ

その他

NHK:ニュースウオッチ9
【東日本大震災から11年 避難所の混雑 AIで解消】

田所アナ「新たな技術を活かすため、宮城県内の自治体では避難所に太陽光発電と蓄電池を設置するなど対応を急いでいるということです。」
和久田アナ「ニュースウオッチ9では東日本大震災11年に合わせて、来週も被災地の現状や課題、次の災害に備える動きなどをお伝えしていきます。」

日本テレビ:Newszero
【<#自分のカラダだから>社員は無料「妊活」サポート…福利厚生で】

有働アナ「何か妊活って会社全体から考えたらすごい少数って考えるんじゃなくて、ちゃんとシステムにして会社全体で向き合ってくれる、こう一人一人を大事にしてくれそうで、次就職する時はこういう会社にしようと思うと思うんですけど、スポーツの現場ではどうですか?」
伊藤華英氏(元水泳選手)「私の現役の時は結婚・妊娠したら競技終わりというか、結婚と妊娠というのは競技終わってからするもの、という何か暗黙の了解があったんですけども、もちろんその妊活サポートなんてのもなかったですし、知識もないですので、そこは今も現状変わってないかなあという印象ですね。」
有働アナ「たしかに出産した後も選手として活躍してますよという方、海外と比べるとやっぱり日本って少ないな、と感じますが。」
伊藤氏「そうですね。やはりこの生理の知識というのも、まだまだ浅いところもありますし、トップ選手になってくると生理の情報とかも入ってくるんですけども、生理がいっぱい量が多かったりとかしますと妊娠がしづらくなるですとか、基本的なことを若い人に知ってもらいたいと活動もしていますし、またコンディション作りでは栄養、睡眠と同じくらい、選手であれば練習がありますけれど、それと同じくらい生理のコンディションを整えていくというのはとても大事なことというのはだいぶ浸透してきたんですけれど、一番大事なのは自分の身体をしっかり知って、理解することが大事なことだなと思います。」
有働アナ「知る機会たくさん作っていきたいですね。」
伊藤氏「作っていきたいですね。」

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