2021/10/4 岸田首相 就任会見 衆議院選挙 31日投開票へ
2021/10/4 夜のニュース比較、文字起こし
政治
【"聞く力&チーム力"岸田新内閣発足】
NHK:ニュースウォッチ9
田中アナ「岸田新総理大臣が会見で述べていましたように、今は感染者の数が減っているとは言え、コロナによるマイナスの影響は続き、新内閣も引き続き難しい政権運営を迫られることになると思います。国民の間には、政治に対し様々な要望があります。岸田総理大臣自ら訴えてきたように、ぜひ国民の声に丁寧に向き合ってほしいと思います。」
【岸田首相 就任会見 衆議院選挙 31日投開票へ】
日本テレビ:Newszero
櫻井翔氏「新内閣スタートして、すぐにやらなければならないことというのが、選挙をやるということのために出来ないということはないんでしょうか?」
小野高弘氏(日本テレビ解説委員)「これあるんです。10月31日開票日、その当日G20首脳会議というのがあります。これバイデン大統領、習近平国家主席、どなたが出席するかまだわかりませんけれども、本来であればこうやって世界のリーダーたちが一堂に集まるその場で、岸田新総理行って、顔を売る絶好のチャンスなんですよね。だけど、この出席は見送る、と。で、オンラインの参加を考える、と。本当であれば、実際出て行って、やあやあ私がNew Prime Ministerです、と言うと、距離も近づくんですけど、それより衆院選を優先した、ということですね。」
有働アナ「選挙ファーストですか。10月31日が投票日ということになる訳ですけれど、これまでのコロナ対策で、なぜこんな政策なんだろうとか、なぜこんな対応なんだろう、と思うところありましたよね。やっぱり今度の選挙、誰に何をして欲しいのか、私達しっかり考えて投票しなきゃいけないなと思います。」
TBS:News23
国山アナ「この内閣に名前をつけてもらいました。JJ内閣、何でしょう?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「地味だけど、実務型の内閣という点ですね。おそらく岸田さんの辞書に“派手“という文字はないんでしょうね。今まで安倍・管政権で、どちらかと言うとパフォーマンスする閣僚がいて、それをメディアも追っかけていたんですけれども、そういう手法はとらないという岸田流が見えてきたと思いますね。」
国山アナ「一方で実務型とありましたけども、コロナ担当大臣を総入れ替えしたというのも、ポイントだろうと思います。総入れ替えです。」
星氏「岸田さんの評価は意外と厳しくて、田村さんは厚労省の言うことを聞き過ぎ、族議員なんじゃないかという判断ですよね。それから西村さんは、ややスタンドプレーが目立ったかな、という風に思っていると思います。それから河野さんについても、ややパフォーマンスが過ぎたんじゃないかという、これが何となく今までのコロナ対策の混乱に繋がっている、という岸田さんの判断で、今回はこの3人を選んだという訳でしょうね。」
小川アナ「実務派と言うことですけれども、新しい御三方はどんな方々なんですか?」
星氏「この3人の特徴は自民党の中でプロジェクトチームとか部会とか、そういうところで事務局長役をやってきたんですね。とりわけ後藤茂之さんはミスター事務局長と言われることもありまして、財務省出身で、コロナ政策をもうちょっと広い視野で見てくれるんじゃないか、そういう期待を岸田さん持っていると思いますね。」
国山アナ「一定の評価・実力がある人を抜擢したというような形になった訳ですね。そして、岸田内閣でもう一人注目してる人物がいるということですが。」
星氏「古川さん、法務大臣になった方なんですが、元々建設庁出身で、政策には明るい。ただ石破元幹事長の側近で石破派だったんですね。」
国山アナ「石破派だった。今、無派閥ですね。」
星氏「はい。実は岸田さんのサイドから、古川さんに対して、そろそろ入閣の問題もあるし、無派閥になって頂けると、ありがたいという囁きがあって、古川さん先週派閥を脱会して、無派閥になった、と。それによって、古川さんの入閣が決まったということで、石破さん達のグループ総裁選挙で激しく争ったグループなんですよね。それに対する一種の仕返しという面もあって、岸田さん一見温厚そうに見えますけど、実はこういう面では冷徹なところもあるな、というのが見えたところだと思います。いずれにしても、今日異例なことに10月31日総選挙・投開票というのを宣言しましたので、この内閣が果たして評価に値するのかどうか、最終的には国民が審判を下す、ということになると思いますね。」
フジテレビ:FNN Live News α
三田アナ「岸田新総理に何を求めますか?」
馬淵磨理子氏(経済アナリスト)「しっかりとした感染対策と共に、ゆっくりと経済を回していくことかなと思います。数十兆円の大規模な経済対策を打ち出す予定ですが、今は経済を良くするのではなく、経済を悪くしない方向性に使うべきですね。いきなりアクセルを全開にして、企業側がモノやサービスを提供する準備が整わないのに、消費が盛り上がってしまうと、需給のバランスが崩れます。人々の給料は上がらないのに、モノやサービスの値段だけが上がっていきかねません。そして、傷ついた経済を癒し、緩やかに経済を立ち上げることに務めて欲しいなと思います。」
三田アナ「そうですね。岸田新総理は自分の特技は“人の話をよく聞くこと“とお話しされています。岸田さんには、どんな声に耳を傾けてほしいですか?」
馬淵氏「何より日本経済の回復を望む市場の声を聞いて欲しいと思います。株価が下がれば企業経営者のマインドは悪化し、設備投資や雇用を抑えることに繋がりかねません。海外の機関投資家の間では、日本がまた短命の総裁のサイクルに入ったのではないかとの懸念もあります。感染拡大を抑制しながら、景気を回復に導き、そして腰を据えて改革にあたることを市場は望んでいます。」
三田アナ「そうですね。そうした声に耳を傾けて、そこからいかに決断力を持って、リーダーシップを発揮出来るのか?岸田総理の手腕が問われます。」
テレビ東京:WBS
大江アナ「今回注目されているのは経済安全保障で司令塔となる経済安保担当大臣。この新しく創設されたポストに就くことになった小林鷹之さんですよね。46歳、当選3回で二階派ということでした。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「解説にもありました通り、派閥の力学というよりは、ここは政策本位だと思うんですよね。」
大江アナ「岸田さんの一本釣りだったようですね。」
滝田氏「はい。注目したいのは、小林さんのFacebookなんですけれども、こんな画面が出てくる訳です。これ何なのかと言いますと、小林さんの属している自民党の新国際秩序創造戦略本部という訳ですよね。」
大江アナ「これは岸文雄本部長、甘利明座長だった、と。そして、この小林さんが事務局長だった、と。」
滝田氏「そうなんですね。まさに、この政策を実現する部隊として、今回の経済安保担当大臣ということになるんだと思うんです。そこでどんな仕事をやるのかを整理するために、この戦略本部が打ち出した中間取りまとめを見てみたいと思います。そこで、戦略産業として、例えばエネルギーや情報通信があげられる訳ですけども、守りと攻めの2つの面があるんですよね。守りにあたるのは、戦略的自立性と言うんですけれども、サイバー・リスクとかサプライチェーンリスク、具体的には例えば中国が念頭にあると思うんですけども、そこからが日本の産業を守るということですね。攻めというのは、日本でなければ出来ない技術を研ぎ澄ます、ということで、これを戦略的不可欠性と言う訳です。」
大江アナ「この言葉、これからよく聞くようになりそうですよね。」
滝田氏「そういう攻めと守りの両面で日本の産業を強くしていこう、その経済安全保障を図ろうという意味で、大変重要な仕事をこれからやっていくことになると思います。」
新型コロナ
NHK:ニュースウォッチ9
【全国 新型コロナ新規感染者602人確認】
和久田アナ「次の波への備えが大事というのも、国内の感染状況を改めて振り返りますと、これまでに5回の山がありましたが、その間の感染状況が落ち着いている期間、この長さが段々と短くなってきているんです。こう見ると、次の第6波いつきてもおかしくないと感じますよね。」
田中アナ「そうですよね。まさに感染者の数が低く抑えられている今が次の波に備える時間です。」
国際
その他
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?