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2022/11/9 米国中間選挙 予想外の大接戦

2022/11/9 夜のニュース比較、文字起こし

米国 中間選挙

米国中間選挙 大勢判明 時間かかる可能性

青井アナ「今回のアメリカの中間選挙ですけれども、取材して何を感じましたか?」
田中アナ「真っ二つに分かれたアメリカの政治と社会の現状です。今のところ、その現状は激しくなることはあれ、改善に向かう兆候は見えません。2年後の大統領選挙の予測を披露して下さいましたリクトマンさんは、この状況は今後も長いこと続くかもしれないと話していました。妥協を許さず、合意を見出すことをしない、このアメリカの政治と社会の激しい対立は、今後も私達日本にも影響を及ぼすことになります。今回の中間選挙で民主党はアメリカの民主主義は危機に瀕していると主張しました。この見方には、立場によって賛否両論はあるんですが、議会が襲撃されたり、選挙の直前に暴力事件が発生したことで、懸念は一段と高まりました。アメリカの民主主義は激しい分断と対立で今後劣化してしまうのか?今回取材しましたアメリカの元政府関係者は民主主義の行方について、人口構成の変化や、これからの社会を支える若者が大切にしている多様性の価値観を考えると、悲観する必要は決してないと話していたことをご紹介して締め括りたいと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

米国中間選挙 開票進む

小木アナ「まだ中間選挙の結果が全部出た訳ではないんですけれども、これからアメリカ、2年後の大統領選挙に向けて走っていくということになると思われますけれども、今後のアメリカどうなっていくんでしょうか?」
大越アナ「今、梶川支局長がおっしゃったように、たしかにトランプ前大統領にとっては苦々しい夜だったと思います。そして、それであるにも関わらず、やはりトランプさんがこれからの主役であることに、どうも変わりはなさそうです。このアメリカは既に関心・焦点は2年後に移っています。次にやってくる嵐を既に予感をしています。」
テレビ朝日:報道ステーション

国際政治学者 イアンブレマー氏にインタビュー

小木アナ「ここまでアメリカを取材してきて、締め括りとなるイアンブレマーさんへの取材でしたけれども、率直にどんなことが印象に残りましたか?」
大越アナ「ブレマーさんには、主にアメリカがこれからの国際情勢にどう関わっていくか?ということを中心に聞こうと思ったんですけれども、出会いからいきなりこんな風に囁いたんですね。今日既に今日がスタートだ、と。2年という最も長くて、最もお金のかかる大統領選挙のスタートが今日だよ、という風に意味深に話し掛けてきたのが印象的でした。そして、インタビューの冒頭から最も力を入れて話したのが、これから2年間のアメリカの激動、そしてその主役であるトランプ氏についてでした。前回2年前の大統領選挙をめぐって、未だに票が盗まれたと主張をし、そして多くの支持者がそれを信じてることに強い危機感を示していました。トランプ氏にとって、この中間選挙というのは決して良い思いではなかったかもしれません。苦い思いをしたかもしれませんが、トランプ氏が実際に2年後の大統領選挙に名乗りを挙げ、候補者として指名をされますと、世論は更に分断されるのではないか?そして、議論は噛み合わないまま沸騰し、アメリカは経験のない政治的な混乱に陥るのではないか?という強い懸念を示していました。」
小木アナ「アメリカの政治が混乱するということは、当然日本もそうですけれども、世界的にも非常に大きな影響になると思いますが、アメリカでの取材を通じて今後のアメリカ、どのようなことが見えてきたでしょうか?」
大越アナ「到着直後から感じてきた、このアメリカの持つ潜在的なエネルギー、パワーというものは、やはり大きいし、これからも変わらないだろうという風に感じました。インタビューしたブレマー氏もアメリカの経済力は旺盛だし、軍事力は飛び抜けている。アメリカが超大国であることには変わりはないという風に話をしていました。しかし、政治は不安定さを増していくので、アメリカが民主主義の絶対的なリーダーでいられ続けるかどうか?は自信がないという風なことも話をしていました。だとすれば、日本も認識をアップデートしなければならないと思います。中国やロシアといった専制主義国家が台頭している中で、そこと折り合いをつけて平和をつくっていかなければなりません。そのためにはヨーロッパを含めた民主主義の国家群がタッグを強める必要があります。アメリカのリーダーシップが仮に低くなっていく、弱くなっていくならば、日本の相対的な役割というのは、その分大きくなります。そんなことを強く感じた今回のアメリカ取材でした。」
テレビ朝日:報道ステーション

米国 バイデン政権 ねじれに市場は反応?

角谷アナ「ダウ先物、下落している訳ですけれども、マーケットは今回の結果、どのように評価しているんでしょうか?」
原田亮介氏(解説キャスター)「元々マーケットは共和党が優勢になるということを事前に織り込んでた訳で、バイデン大統領考えていた富裕層や大企業への増税が困難になるという筋書きで動いていたんですね。ですから、昨日までかなり上げてた。今下がってるのは、その反動と民主党が意外と善戦してる。それが理由じゃないでしょうかね。」
角谷アナ「そして、もう1つ気になるのが、議会下院で共和党が多数派になることで、ねじれが生じる訳ですよね。このねじれが経済にとっては今後どのような影響を与えるんでしょう?」
原田氏「あんまり過剰に心配する必要ないと思います。トランプ政権の時代にも、その前のオバマ政権の時代にも、ねじれは生じてるんですね。ただ、アメリカは連邦政府が出来る借金の上限について、引き上げる場合には議会の承認が必要なんですね。ねじれによって共和党が引き上げに反対すると、機動的な景気政策などが出来なくなる。で、アメリカの景気が悪化する可能性、これから極めて高いので、その点は気になりますね。」
テレビ東京:WBS

米国 中間選挙 予想外の接戦 金融政策に変化?

佐々木アナ「アメリカの中間選挙、民主党が意外と善戦している、と。で、下院なんですけれど、共和党が優勢ということなんですが、マーケットには、そこまでまだ影響は出ていないようですね。」
原田氏「そうですね。やっぱり焦点はFRBの金融引き締めの行方だと思うんですね。パウエル議長は、これまでバイデン大統領と一緒にインフレ退治、これに専念すれば良かった訳ですが、中間選挙終わってみると、そういう訳にはいかないと思うんですね。で、やっぱりすぐ 2年後の大統領選睨んだ動きになるし、年末から来年の前半にかけてアメリカの景気が相当悪くなる。その時に、じゃあ利上げを継続出来るか?と言ったら、政治的にはなかなか難しい。」
佐々木アナ「そうですね。パウエル議長の発言を見ても、こうなります。利上げペースは緩やかに、ピーク金利はより高く、引き締めはより長く、という風に話をしているということで。」
原田氏「この3つの公約を継続出来るかどうか?共和党からも民主党左派からも、かなり政治的な批判が出てくるでしょう。」
佐々木アナ「日本にも円安として、影響がどう出るか?ですね。」
原田氏「そうですね。利上げのペースがピークアウトするということになれば、潮目が変わるということなんですね。」
テレビ東京:WBS

米国中間選挙 共和党が下院で過半数奪還の見通し

中西孝介氏(FNNワシントン支局記者)
・トランプチルドレン多数当選なら市況の見通し立たず
・経済界&金融界 共和党も解決策乏しく警戒強める
フジテレビ:FNN Live News α

国際

中国 10月の卸売物価指数 1.3%下落

佐々木アナ「中国の卸売物価ですけれども、こちらを見てわかりますようにずっと低下していて、マイナスになってしまったんですね。これ世界的なインフレとは真逆の動きですね。」
原田氏「そうですね。中国国内の需要が非常に弱い、そういうことなんですね。デフレの予感すら感じる訳なんですよ。」
佐々木アナ「デフレの足音ですか。」
原田氏「鉄鋼など生産系が大きく下落して、生産活動が鈍ってる、と。で、最近発表された貿易統計でも輸出入ともマイナスに転落してるんですね。ですから、景気の停滞は鮮明だと言えると思います。」
佐々木アナ「更に追い討ちを掛けますのが、ゼロコロナ政策ですよね。見直すという観測も出たんですが、当局は完全に否定していて、それ以降、原油価格です、大きく下落していますね。」
原田氏「GDPで世界2位の成長率が、これまで5%、6%成長していたのが、2とか3の数字になる訳ですから、世界的な原油需要に打撃を与えるという、それは当然だと思いますね。」
佐々木アナ「こうした中国の状況というのは、日系企業としても非常にヤキモキしますよね。」
原田氏「そうですね。現地から伝わる話というのも、例えばiPhoneの工場で工場労働者が逃げ出したりですとか、あるいは上海のディズニーランドで検査のために入場者が閉じ込められたですとか、ちょっと暗い話が多い、と。日系の企業も工場も生産の継続、なかなか見通しがつかない訳ですから、分散する、中国から少し拠点を動かすというような話になるんじゃないでしょうかね。」
テレビ東京:WBS

新型コロナ

松野官房長官 「新たな行動制限は行わない」 コロナ“第8波”に警戒

有働アナ「これについてはいかがですか?」
辻愛沙子氏(クリエイティブディレクター)「年末年始の帰省って本当に1年に1回しか会えない人。それこそ、あと何回会えるかなと思うような人にも会ったりすると思うんです。いつかまたコロナ明けたらのいつかが実現しないこともあるかもしれないと思うと、会える内に顔が見られるというのは、やっぱりすごく嬉しいことだなというのは思います。ただ、当然行動制限なしは心配や対策が必要ないということではなくて、むしろ最大限感染対策をする前提のもとということも忘れてはいけないなと思います。」
有働アナ「そうですね。私達も出来ることはしなくてはならないと思いますけれども、これ本当に心配なのは医療逼迫の方で前回第7波でも救急車が来なくて大変なことになりました。同じことを繰り返さない対策をしっかりお願いしたいです。」
日本テレビ:Newszero

<調査報道23時>新型コロナワクチン 廃棄の実態

小川アナ「検証しない、ということには疑問を覚えますけど。」

寺川祐介氏(TBS都庁キャップ)「新型コロナのワクチン調達にかかった予算というのは今年の9月までで2兆4000億円あるんです。私達の取材では、東京23区だけでも100万回分のワクチンが未使用のまま廃棄されたということがわかっています。単純に計算する27億円。廃棄の費用というのは別で国費が。これも税金なんです。全国で見ると、かなりの数が廃棄されてるというのは確実です。」
小川アナ「ただ、去年の1、2回目の接種の際はワクチンが足りないという事態にもなった。こうしたことがないようにという意識が影響したのかな?とも想像しますが。」
寺川氏「そうですね。国としては対象となる全ての国民にワクチンが行き渡るということが必要だったので、結果としてワクチンが余ってしまったということ自体は仕方ない側面だったと思うんです。ただ、国はどれくらいの数が廃棄されていたのか?ということについては検証しないという風に言ってるんですね。ですが、こうした検証を行うということが必要な人に必要な量を届けつつも、ワクチン廃棄を減らすことに繋がるんだと思うんです。ですので、まずは実態を把握して、情報を開示することから求められてると思います。」
TBS:News23

政治

その他

ZOZO 初のリアル店舗オープンへ

鈴木智子氏(一橋大学ビジネススクール准教授)
・リアル店舗でデータ分析 AI機能の強化が可能に
・ネット通販における“当たり前”をリアル店舗に
・小売業界オンライントオフラインの融合へ

三田アナ「リアルなお店というのは、買う場所ではなくて、選ぶ場所として、リアルとオンラインの融合が進んでいくのかもしれません。」
フジテレビ:FNN Live News α

中学校の運動部「入部率」 全国8割近くで過去最低に

青井アナ「部活動に参加する子どもは、この先も減少が加速すると見られているそうなんです。部活ガッツリ世代としては、これも時代なのかなあと感じてしまいましたけどね。」
山内アナ「少し新鮮に見えましたけれども、大人の社会ってよく部活動にどれだけ取り組んで打ち込んできたか?を人の判断の材料にする、してきた部分もあると思うんですけど、それで測れなくなってる部分多いのかもしれないですね。」
青井アナ「ということで、今の部活動、みなさんはどう感じましたか?」
NHK:ニュースウオッチ9

女子バレーボール 元日本代表 大山加奈 双子用ベビーカー“乗車拒否”東京都が謝罪

有働アナ「どう思われますか?」
辻氏「お子さん連れって荷物も本当に多いですし、泣いちゃわないかなあとか気を揉むことも多いでしょうし、何より自分以外の命を抱えてるというのは本当に大変なことだと思うんですよね。声を届けることって、文句のようなネガティブなことじゃなくって、改善していくためのポジティブな気づきになることだと思うので、ベビーカーだけじゃなくて車椅子とか、そういう色んな人達にとっても過ごしやすいような改善に繋がるんじゃないかなあというのは思います。」
有働アナ「そして、改めてになりますけれども、都営バスでは去年から全ての路線で2人乗りベビーカーを折り畳まず乗車出来ます、と積極的に呼びかけていますので、もっと多くの人達に知って頂きたいなと思います。」
日本テレビ:Newszero

グレイヘアに関する実態調査 7割超が肯定的

三田アナ「グレイヘアというのは歳を重ねることを否定せずに、おしゃれの一部とする前向きな選択のように思います。どんな髪色であっても自分が心地よくいられたら、それが一番のように思います。」
フジテレビ:FNN Live News α

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