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2022/2/7 岸田首相 新型コロナワクチン3回目接種「1日100万回」の目標を掲げる

2022/2/7 夜のニュース比較、文字起こし

新型コロナ

NHK:ニュースウオッチ9
【新型コロナ 感染拡大止まらず】

星アナ「感染拡大の原因となっているオミクロン株については、気になる情報もあります。BA.2と呼ばれ、これまでとは異なる系統のウイルス。感染力が強まっている恐れがあると、これまでもお伝えしてきましたが、空港での検疫や市中で次々と確認されています。」
田中アナ「このBA.2の遺伝情報を分析している専門家です。こう話しているんですね。市中感染の始まりに近い状況が起きつつある。第6波の収束に影響を与える可能性が否定できない、と述べているんです。感染を防ぐには対策の徹底しかないということです。」

テレビ東京:WBS
【岸田首相 新型コロナワクチン3回目接種「1日100万回」の目標を掲げる】

大江アナ「3回目のワクチン接種について、先週滝田さん、はっきり数字を打ち出すべきだ、ということを指摘なさっていましたが、岸田総理がワクチンの接種1日100万回という数値目標を打ち出しましたね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「はい。数値目標を打ち出したのは、大変結構なことだと思います。そこで問題なのは、政府の接種体制をどうやって立て直すか?ということだと思うんです。河野前ワクチン担当大臣、どう言っているのか?と言うと、河野さんの時に比べて、担当大臣の下にあるワクチンチームの人数がだいぶ減らされてしまったと言っている訳ですね。」
大江アナ「どのくらい減ったか?と言いますと、こちらですね。」
滝田氏「以前は他の省庁からの兼任の方など多数いたんですけれども、現在は常勤が8人という体制になっているんですね。」
大江アナ「あとは厚生労働省と自治体の連絡する係、これも非常に重要だとされていましたよね?」
滝田氏「はい。ポイントになってくるのは、厚労省の中で予防接種室、つまりワクチン担当の、いわば前線の部署なんですけども、そこに都道府県から従来多くの“リエゾン”、つまり連絡職員の方が出向していたんですよね。ところが、昨年の12月にそういう仕組みがなくなっちゃったんです。結果的に今どうなってるのか?と。厚労省の職員13人、たった13人で全国都道府県と連絡を取っている、こういう体制になっているんです。」
大江アナ「もう一度ワクチンチームの体制、立て直す必要があるのかもしれませんね。一方で職場接種に手を上げる企業が今回は前回ほどではない、というような話もありますが。」
滝田氏「はい。前回の職場接種で、だいぶ政府の方針が二転三転して、翻弄された企業が多いということが確かにあると思うんですよね。その点は、岸田総理は企業に説得して、やっぱり体制をこの面でも立て直して頂きたいと思います。」

国際

NHK:ニュースウオッチ9
【ウクライナ情勢 最新状況】

田中アナ「軍事侵攻の動きを阻む明確なシナリオは描き切れてないという話でしたが、ロシアの軍事的な配置だけでなく、偽情報による情報戦も活発化しています。今回の危機の特徴は、アメリカとロシアという核大国同士の対立だということです。最悪の事態が起きれば、ヨーロッパだけでなくアジアも巻き込む世界の重大な危機となってしまいます。」
星アナ「原油価格が値上がりするなど日本でも暮らしへの影響が出ていますよね。」
田中アナ「そうですよね。今は外交的な働きかけが功を奏し、プーチン大統領が矛を収める音に望みをかけたいところです。最悪の事態だけは避けてほしいと思います。」

フジテレビ:FNN Live News α
【ウクライナ情勢 外交活発化 まもなく露仏首脳会談】

三田アナ「ウクライナを巡っては活発な外交が今、展開されていますね。」
風間晋氏(解説委員)「私はこれからホワイトハウスで行われる米独首脳会談に注目しています。ロシアの軍事侵攻に対して、経済戦争の形で応じるのがアメリカとNATOの戦略なんですけれど、そのためには天然ガスなどロシアへのエネルギー依存が高いドイツが強い覚悟で制裁に参加することが不可欠だからです。この首脳会談での最大の焦点は、ロシアとドイツを繋ぐ新たなパイプライン、ノルドストリーム2を稼働させないことが、対露制裁のメニューに入るかどうか?です。バイデン政権は逆にロシアの方が天然ガスの供給を止めるという事態にも備え、有力輸出国カタールや大口輸入国の日本などにLNGをヨーロッパに振り向けるよう要請しました。ドイツにもロシアにも、アメリカの本気度を示すためです。ドイツのショルツ首相は1週間後にモスクワでプーチン大統領と会談する予定です。その席でドイツは全面的に制裁に参加すると言い切ることが、緊張緩和の扉を開くことに繋がると思います。」
三田アナ「そうなんですね。ウクライナ情勢を巡っては、これまでアメリカとドイツの足並みが揃っていない印象がありますが、ロシアに対する政策でどこまで結束を示せるのか?首脳会談の行方が注目されます。」

テレビ東京:WBS
【緊張続くウクライナ情勢 駐日大使のツイートに注目】

大江アナ「まもなくモスクワでロシアのプーチン大統領とフランスのマクロン大統領の会談が行われる予定となっていますが、このロシアとウクライナの緊張が続く中、滝田さんが注目してるのはこちら。日本にいるウクライナ大使のコルスンスキーさん。この方が連日Twitterでメッセージを発信している。ここに注目しているんですね?」
滝田氏「そうなんです。ロシアがウクライナに圧迫を加えているという状況、本当に連日連夜と言っていいと思うんですけれども、投稿してるんですよね。」
大江アナ「このツイートは?」
滝田氏「今日はアメリカのエマニュエル駐日大使と会談した模様についてアップしている訳ですよね。要するに、アメリカもウクライナを支持してるぞ、ということを日本にも訴えてる訳です。こうした背景について、ウクライナ大使館の広報担当者にテレビ東京が取材してみたんですけれども、背景には非常に緊張が高まって危機感を抱いている、ということ。それをアピールしているということなんですよね。もう本当に悲痛なSOSという感じがしますね。」
大江アナ「ここまでウクライナで緊張が高まってるということ、周辺の国々はどう見てるんでしょう?」
滝田氏「東ヨーロッパの国々、同様に危機感を抱いていて、ジョージアという国なんですけれども、要するにジョージアの大統領とポーランドの首脳で会談をしたんですけれども、その時にジョージアの大統領が何と言ったのか?というと、ウクライナの危機はヨーロッパ全体の危機だ、ということを言っている訳ですね。こういう声が東ヨーロッパで非常に強いということだと思います。」
大江アナ「東ヨーロッパ、連帯してるんですね。」

北京五輪

日本テレビ:Newszero
【<プライチ>冬季で最多 女子選手&LGBTQ…北京五輪】

有働アナ「なんか開会式では最終ランナーにウイグルの選手を起用したりと、多様性はアピールしてましたけどね。」
櫻井翔氏「まだ競技は始まったばかりですが、日本人選手だけでなく、性別も人種も民族の垣根も超えた、世界のアスリートが活躍する姿にも注目です。」

その他

テレビ東京:WBS
【東芝 3分割方針を見直し2分割方針を発表】

大江アナ「現場が置いてきぼりになっていないかどうか?というところが非常に気になります。東芝は来月にも臨時の株主総会を開いて、一連の再編案について株主の意見を聞きたいとしています。ただ、分割案に反対していた物言う株主との緊張関係は続いていまして、余談を許さない状況が続きそうです。」


TBS:News23
【コロナ禍便利グッズ 小6が特許!アイデアの源は?】

小川アナ「VTRに出てきたハンガーの発明、あれ当時ニュースで見たの覚えているんですよね。」
国山アナ「あ、そうですか。」
小川アナ「あの女の子がまだこうして発明を続けてるんだ、とすごく嬉しい気持ちになりましたし、格好いいですよね。」
国山アナ「ネーミングもいいですよね。思いを形にするというのが何より素晴らしいですね。」
小川アナ「ご家族の姿も本当に素晴らしいものがありました。こういうニュースを毎日お伝えして生きていきたい、と思っちゃいますが。本当に色んなことが起きています。そうもいかない現実もある訳です。」


テレビ東京:WBS
【格付け会社 担当者を直撃 日本経済 今後のリスクは?】

大江アナ「インフレについては一時的なものだろう、という見方だったんですけれども、今回のこのグズマンさん、日本の信用格付けを担当なさっている方ですが、メッセージの中で注目したのは、どういうところでしょう?」
滝田氏「はい、やっぱり格付けそのものなんですよね。今“A1で安定的”という評価なんですけど、この評価についてはしばらく変更しない。具体的には2023年の上期までは現状でいくと明言した訳ですよね。これは非常に印象的でした。その一方で、日本経済について、いくつかの留意点を言っておられましたよね。」
大江アナ「そうですね、リスク要因として主に挙げていたのが、こちらの4つでした。まずオミクロン株、これがどのくらい拡がるか?そして、サプライチェーンの問題。更には中国経済の下振れ懸念、これがどう影響してくるか?更にはウクライナ情勢などの地政学的リスクの影響。こういったものでした。」
滝田氏「いずれも日本国内のリスクと言うよりは、海外リスクを指摘しておられたのが非常に印象的だったと思うんですよね。」
大江アナ「まさにそうですね。」
滝田氏「そうした中で、インフレに伴うアメリカの金融引き締めの影響はどうか?ということで、さっきも出てきた通りなのですが、影響は限定的と言っておられましたよね。」
大江アナ「もっと影響ある、とおっしゃると思っていましたのですが、意外でした。」
滝田氏「はい。それは日本のインフレ率が相対的に低いという点を重視しての発言だったと思います。」
大江アナ「ただ、ムーディーズのリリースを見ていまして、気になったのは、人口の高齢化、という言葉がたくさん出てきたんですよね。この構造的な問題、これがやっぱり一番の日本の課題、と。」
滝田氏「そうですね。今出ているように油断禁物ということだと思いますね。やっぱり経済成長率を高めるということは、構造的に重要だし、そういう長期的な問題解決の王道ということになってくるんじゃないでしょうか。」
大江アナ「そうですね。」

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