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2021/9/3 菅首相 退陣へ “ポスト菅“めぐり動き活発に

2021/9/3 夜のニュース比較、文字起こし

自民党総裁選挙

【菅首相 辞任へ】
NHK:ニュースウォッチ9 4’38
日本テレビ:Newszero 23’16

有働アナ「今日バタバタされたんじゃないか、と思うんですけれども、昨日時点では菅総理出馬する意向でしたけども、この急転都いうのは想定はしていましたか?」
村木記者「菅総理が立候補を断念する可能性というのは、想定してたんですけれども、まさか今日表明するとは思ってはいませんでした。」
有働アナ「それだけ突然という決断ですけども、総理が踏み切った決め手というのは、これは何でしょうか?」
村木氏「決め手は、やはり党役員人事でした。菅総理は週明けに党役員人事を行うために、今日党の最高意思決定機関である総務会で一任をとりつける予定でした。しかし、総理周辺によりますと、菅総理は今回の人事への反発が強く、総務会で一任をとりつけることは出来ないと判断した、ということなんです。これが立候補を断念する最後の決め手になったということです。菅総理は立候補を断念することを、今日まで政府や自民党幹部にも伝えていませんでした。自民党役員会が始まる直前に、二階幹事長も知らされたということです。総理周辺は「菅総理は一人で決めた。いかにも菅総理らしい」と語っていました。」
有働アナ「なるほど。もちろん誰が選ばれるのか気になりますけれども、私達は選挙の顔かどうかじゃなくて、コロナで大変な思いをする方々のために何が出来る人なのか、そこを見ています。」

テレビ朝日:報道ステーション 30’15

森川アナ「コロナ対応は誰が総理大臣だったとしても、難しい判断の連続にはなると思うんですけれども、菅総理は長く官房長官を務められてまして、実力者という見方もあった訳なんですけれども、なぜ菅総理コロナ対策は思うようにいかなかったんでしょうか?」
後藤謙次氏(ジャーナリスト)「菅政権去年の9月に発足しましたけれども、最初の閣議決定の基本方針を決めるんですね。その基本方針の中で感染症対策と社会経済活動の両立と、つまり両方を狙ってるんだよ、ということにしてしまったためにですね、虻蜂取らずで、結局経済のことも気になるために、絶えず緊急事態宣言を発令氏、後手後手に回ってしまう。そして、頼みの綱のワクチン、これについても去年から菅総理は“ワクチンが切り札だ“とおっしゃっていたんですが、まずワクチンの入手の手当てが非常に遅かった。薬事承認も2月になってから。こういうある面で後手後手を踏んだ訳ですね。で菅総理が登場して、一気にワクチンにいこう、大規模接種センター、様々なことやる訳ですけれども、結局単にアイデアがなかったためにですね、ワクチン接種に躓いたために、感染が拡大してしまった。つまり、一点突破主義が逆に禍を招いてしまったというのが菅政権なんですね。」
森川アナ「裏目に出たんですね。」
後藤氏「裏目に出ましたね。」
富川アナ「国民になかなかメッセージが届かなかったというところもありますよね。」
後藤氏「菅総理がですね、官房長官時代から“問題ありません““その質問受けません“ピシッと切ってる。そのために国民と対話が成立していない訳ですね。官房長官はそれでいいですけども、総理大臣はテレビカメラの向こう側に国民がいるんです。国民に語り掛けて、そして自分の言葉で説明をし、そして犠牲を強いる、と。責任は自分がしっかり取りますよ、と。メッセージの送り方については、やや劣っていたな、という気がしていますね。」

【菅首相 退陣へ 一夜にして不出馬なぜ?】
TBS:News23 8’26

国山アナ「昨日星さんがおっしゃていた通りになりました。菅さんが出馬しない、何があったんでしょうか?」
星浩氏(TBSスペシャルコメンテーター)「昨日今日の突然の動きのように見えますが、数日前から伏線がありまして、総理の解散権が封じられた頃から、政権の終焉というのが見えてきたということだと思いますね。」
国山アナ「解散権が封じられた?決定打になるのは何だったんでしょうか?」
星氏「火曜日の夜なんですけれども、菅さんの周りから総裁選をやらないで衆議院解散選挙に打って出るという動きがありまして、それに対して安部前総理を含めた党内の有力者達が「ダメだ」と反対をして、解散を封じ込んだという動きがあったんですね。安倍さん達からすれば、菅さんが解散に踏み切れば、自民党は惨敗して、場合によっては野党転落の可能性もある、ということで、ここはそうなっては元も子もないということで、封じ込めたということなんですね。」
国山アナ「ここで安倍さんの顔が出てくる。ということは、安倍さんからしても危機感があったということですか?」
星氏「そういうことですね。総理の大権というのは、解散権と人事権と言われているんですが、解散権を封じられた中で、菅さんは人事権で立て直しを図ろうとしたんですけれども、その時には時すでに遅し、ということで、安倍さんを含めて党内の有力者も役員人事、内閣改造人事にも協力しないということでしたので、菅さんからは、もう行き詰まった、と正式に不出馬を表明することになった、という流れだと思いますね。」

【自民党 “ポスト菅”めぐり動き活発に】
NHK:ニュースウォッチ9 20’55

田中アナ「衆議院選挙に向けて、与党は今後どう対応していくんでしょうか?」
徳橋達也(政治部 与党キャップ)「まず与党側ですけれども、この総裁選挙は菅総理の後任の総理大臣を選ぶということになりますので、自民党の国会議員はその対応に注力するということになります。与党側としては衆議院選挙を前にしまして、総裁選挙で立候補する候補者の間で政策論争を行うということで、党の存在感ですとか、これまで政権を担ってきた実績というのをアピールしたいとしています。」
田中アナ「さてこれに対して、野党側はどう対峙していくんでしょうか?」
徳橋氏「立憲民主党の枝野代表は、感染拡大が続く中で自民党内の争いによって政治空白ができて甚だ残念だ、と厳しく批判していまして、攻勢を強めていく考えです。その一方で、野党内からは戦略が狂ったという声も漏れてくるんですね。どういうことかと言いますと、野党側としては支持率が低迷する菅内閣の方が衆議院選挙を戦いやすい、という思惑もありました。そのため、新たな内閣が誕生して支持率が回復すれば、不利になりかねない、ということだと思いますね。また、自民党に注目が集まることで、野党が埋没するということへの危機感もあります。野党側としては、新型コロナ対策をめぐる様々な問題は、菅総理だけではなくて、自民党全体の責任だ、と強調しまして、総裁の顔を変えても、事態は改善しないとしまして、政権交代の必要性を訴えていくという考えなんですね。そして、新型コロナ対策の政策提言を通じて、政権担当能力があると示しながら、衆議院選挙に向けて野党連携の協議など準備を加速させる、という方針です。」
田中アナ「今、政治に何が求められているんでしょうか?」
徳橋氏「災害レベルとも称されます新型コロナの厳しい感染状況が続く中で、総裁選挙を実施することについては、自民党の中でも世論の理解が得られないんじゃないか、と少なからずあったんですね。コロナ禍の中で総裁選挙、衆議院選挙が行われることになる訳ですから、どちらの選挙戦でも感染収束への道筋ですとか、その後の社会のあり方といった先行きを不安視する国民の視点に立った議論を、分かりやすく行うことが求められると思います。」

フジテレビ:FNN Live News α 4’12

内田アナ「菅総理が出馬を断念した決定打というのは、何だったんでしょうか?」
瀬島記者「電撃辞任撃のキーマンとなったのは、小泉環境大臣でした。小泉氏は昨日まで4日続けて菅総理の下を訪れ、総裁選について話し合ってきました。この中で総裁選が菅総理にとって厳しい状況であることを伝え、党のために出馬を取りやめることを進言していたということなんです。」
内田アナ「現在自民党総裁選、状況というのはどうなっていますか?」
瀬島氏「急展開を見せていまして、河野規制改革担当大臣は派閥トップの麻生財務大臣と会談し、総裁選に出馬する意向を伝えました。関係者によりますと河野大臣は、麻生大臣は河野大臣に対し「よく考えて、自分で決めろ」と伝えたということで、河野大臣は早速今夜議員宿舎で派閥の議員らと対応を協議しました。また、出馬を模索する石破元幹事長に対して菅総理の周辺からは「岸田氏以外だ」「勝てる候補は石破氏だけだ」と期待の声も出ています。菅総理への対立軸として党改革を打ち出し、勢いを得ていた岸田氏は戦略の練り直しを迫られています。また、新たに野田幹事長代行が出馬に向けて推薦人集めに着手したこともわかり、総裁選は候補者が乱立する大混戦の可能性も出ています。」

【自民党 石破茂元幹事長 生出演】
TBS:News23 9’14
テレビ東京:WBS 24’46
【菅首相 コロナ禍の"退陣"表明 苦境の飲食店主「逃げ出すのか」】
TBS:News23 4’55
【自民党総裁選挙へ 求められる次のリーダーは】
テレビ東京:WBS 7’07

佐々木アナ「混沌としてきましたね。自民党総裁選も。」
田中道昭氏(立教ビジネススクール 教授)「ビジネスニュースとしては、株式マーケットも変革を期待しているということだと思いますけれども、やはり新総裁の選出は派閥の論理ではなくて、候補者間のしっかりとした政策のディベートで深めていって頂きたいなと思いますので、今日は今求められている重要政策ということでまとめてみました。」
佐々木アナ「田中先生はこういう風に考えてらっしゃいます。」
田中氏「まずはコロナ対策と経済対策。表裏一体だと思いますけれども、やはり短期的には重要な政策だと思いますし、コロナ対策というところは当然医療体制の整備というところだと思いますけれども。」
佐々木アナ「そうですね。街の声もやはりコロナ対策を早くしてほしい、充実してほしい、という声ありましたね。」
田中氏「特に今は自宅の療養者の方が問題になってますので、その辺もしっかりした手厚い政策を出してほしいと思いますし、3つ目の気候変動対策というのはご存知の通り、バイデン政権の4大政策の1つにもなっていますし、それに加えてやはりエネルギー政策、産業政策、そういった国のグランドデザインと表裏一体ですよね。ですから、やっぱり国益を考えて、対策を打っていかなければいけないということですね。」
佐々木アナ「日本のエネルギー政策も含めてしっかりと考えて、ディベートをしないといけないということなんですね。」
田中氏「やはり民間企業だけではなく、国の政策が重要ですよね。」
佐々木アナ「そして、成長戦略としてのデジタル化。」
田中氏「1日にデジタル庁がスタートしましたけども、デジタルが目的ではなくて、成長戦略としてのデジタル化ということで、具体的にどんどん政策を決めていって頂きたい。深めていって頂きたい、と思いますね。」
佐々木アナ「そして、米中との国際関係。国際関係、非常に複雑になってきました。」
田中氏「そうですね。やはり米中新冷戦の最中ということで、米中新冷戦の本質は安全保障とテクノロジー覇権の戦いが表裏一体になっているというところなだけに、いかにアメリカと中国との関係性にバランスを取るのかというところが求められてます。その辺もディベートで深めていって頂きたいところです。」
佐々木アナ「特に日本はその立ち位置、中間にありますからね。そして、人権・格差等の問題。」
田中氏「そうですね。こちらはやはり同じくバイデン政権で公平公正が求められてますけれども、まずは日本では男女間の公平公正の問題ですし、やはり格差の問題になってますし、同時に教育の問題とか医療の問題も考えていく、と。」

新型コロナ

【政府分科会 新型コロナワクチン2回接種後の行動制限緩和提言】
NHK:ニュースウォッチ9 7’7
日本テレビ:Newszero 7’34
TBS:News23 0’58
フジテレビ:FNN Live News α 1’57
テレビ朝日:報道ステーション 4’40
テレビ東京:WBS 0’43

東京パラリンピック

【#どこでもパラ カヌー新種目"ヴァー"の魅力】
日本テレビ:Newszero 1’06
【スポーツ 東京パラリンピック関連】
日本テレビ:Newszero 13’27
TBS:News23 5’06
フジテレビ:FNN Live News α 6’23
テレビ朝日:報道ステーション 5’43

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