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2022/11/15 G20首脳会議開幕へ

2022/11/15 夜のニュース比較、文字起こし

G20首脳会議

G20首脳会議開幕へ

青井アナ「G20始まりました。ただ、各国の立場が大きく異なります。この議論の行方次第では、世界の分断というのが一層浮き彫りになっていく恐れもある訳ですよね。」
田中アナ「その通りですよね。今年に入ってから、特にG20ですとか、国連の場で、国際会議が主にロシアが原因でまとまらないという状況続いていますよね。会議は踊る、されど進まず、という言葉もありますが、日本をはじめ各国の首脳が集まる以上、戦争の終結に向けて何らかの知恵を見出してほしいと思います。」
NHK:ニュースウオッチ9

G20開幕 現地から最新情報 どうなる?首脳宣言採択

大江アナ「ロシアに対する各国の温度差、これが見えてきたような感じがしますね。」
滝田洋一氏(解説キャスター)「たしかに全体としては、やっぱりロシアに対する風向き、相当きついですよね。中でも注目したいのはロシアをあてにしていた中国なんですけども、習近平主席はアメリカとのよりを戻そうとするなど、ロシアに対しては、もう半身の構えと言っていいんじゃないかと思います。」
大江アナ「そうですか。あとはもう食料価格、それからエネルギー価格の上昇、これも今回大きなテーマですね。」
滝田氏「そうなんですよ。おそらく一番怒ってるのは途上国ですよね。グローバルサウスと言われる途上国、発言力を増してる彼らが一番怒ってると思うんですよね。勝手に戦争始めておいて、こっちはだいぶ大迷惑だってことですよね。その不満にどう答えるのか?これはアメリカを中心とする西側諸国と中国が、そこを巡って熾烈な綱引きをやってると見ていいと思います。」
テレビ東京:WBS

国際

世界の人口 80億人突破

青井アナ「国連は2080年代には世界人口が104億となり、ピークを迎えると指摘しています。また、急激な人口の増加は貧困・飢餓・栄養不足との戦いをさらに困難にする、としています。一方で、日本を含む61の国と地域は出生率の低下などから2050年までに人口が1%以上減少すると予測しているんです。」
田中アナ「人口のこの急激な増加は世界で最も貧しい国に集中している、と指摘されているんですね。途上国で人口が増え、生活が更に貧しくなるという負のスパイラルに陥らないよう、ここでも国際社会全体の取り組みが欠かせません。」
NHK:ニュースウオッチ9
大越アナ「これから生まれてくる子ども達に少しでもいい形でバトンを渡すために、やはり世界規模の課題に協力して各国が足並みを揃えて取り組みたいところではありますが、現実はなかなかそうはいかないようです。」
テレビ朝日:報道ステーション

アマゾン 従業員1万人解雇へ

石倉秀明氏(キャスター 取締役)
・アマゾン労働者154万人 削減対象は0.6%
・EC・クラウドは景気の影響を受けにくい
・「雇用確保」か「流動性」か 求められる議論

三田アナ「人材の流動性が高いことによって、強い経済、産業構造が作られるのかもしれませんし、解雇された方は複雑な思いもある思います。各社事情が違うとは言え、今後もアメリカIT企業で人材削減の波が続くのか?注視していきたいと思います。」
フジテレビ:FNN Live News α

政治

北朝鮮拉致問題 横田めぐみさん拉致から45年

大越アナ「横田早紀江さん、このインタビューの中で、もし自分の子どもがそういう立場だったら?という風に考えてほしい、と。特に政治家の皆さんには、そういう風に考えてほしい、という風に話していました。私には、その強い願いというのが理解出来るように思いました。久しぶりに新潟の海岸に立ってみたんですけれども、この事件というのが私自身が高校生の時から、何ら根本的な解決に至っていないということに、何とも言えない、やりきれない思いがしたんですよね。ですから、これは半世紀近く前に起きた事件ということではなくて、今も尚続く事件であるということを一人でも多くの方に認識して頂きたいという風に思いました。」
テレビ朝日:報道ステーション

新型コロナ

その他

円安で高騰 子ども心臓移植「5億円超」

有働アナ「ご自身やご家族のこととして、考えたことってありますか?」
落合陽一氏(筑波大学 准教授)「僕は子どもが生まれた時に障害があったこともあって、心臓にも障害がある可能性がなくはなかったので、子どもの検査の時にすごくドキドキしたりしたなあ、というのを思い出しました。その時、病院で色んなこと考えたなあと思ったんですけども、もし自分の子どもに万一のことがあったら臓器を移植に提供するという判断することもあるかなあと思います。それは臓器だけでも動き続けてもらえるのは親としては、いい状態なんじゃないかと僕は思いますけど、ただそれを色々考えたことがない経験の人は冷静にたぶんそういう時に決められないかもなあ、と自分のことを考えると、よく思いますね。」
有働アナ「臓器移植とか臓器提供というものの考え方は本当に正解不正解なんてのはない訳ですので、どうぞ今日をきっかけに、まずは自分事として家族で話し合ったり、考えたりする機会にして頂けたらと思います。」
日本テレビ:Newszero

<世界が変わる!この瞬間ニッポンは?>“円安”輸送コスト↑「国内生産」へ

大江アナ「大山社長、1ドル120円台程度までであれば、海外から国内への生産を移管する取り組みというのを続ける意向を示していらっしゃいました。この円安が急激に進んだことによって、製造業では国内回帰の流れっていうのが、結構続いてますね。」
入山章栄氏(早稲田大学ビジネススクール 教授)「はい。ただ私は今回の円安というのは、あくまで最後の背中を押したようなもので、そもそも結構日本の最近の製造業というのは、構造的なトレンドの中で国内回帰を戦略の1つとして検討し始めていた、というのが私の理解なんですね。円安は、そのきっかけだということなんです。その背景というのは3つくらいありまして、1つが日本の相対的な賃金の低下ということで、段々割安になってきてるんで、日本で製造拠点を戻しても大丈夫になってきている、と。2つ目が世界的なサプライチェーンの分断ですよね。これがありますんで、近場に製造拠点を置いておきたい。そして、3つ目が今は政治情勢が不安ですから、やはりこういう中だと、やはり近場に製造拠点を置いておきたいという、こういう構造的な要因が、ここのところあった訳ですね。そこに円安がきたんで、じゃあもう、という決断をする会社が出てきてるということですね。」
大江アナ「ただ、こうした国内回帰の動きというのが、この局面で進めば、日本経済の足腰をまた鍛え直すことに繋がりますよね。」
入山氏「そういう意味では、先程のTSMCでもあった、海外の企業なんかが来るということもありますので、そういった形で改めて生産性上げて、技術力上げて、世界に打って出てほしいですよね。」
テレビ東京:WBS

「所有者不明の部屋」相次ぐ

山内アナ「この問題、既に直面している人達がいます。国もこれを差し迫った課題だとして、マンションに関する法律の改正を視野に検討を始めています。具体的には、こちらです。「所有者不明の部屋」に特化した新たな財産管理のあり方や、建て替えなどに必要な多数決の要件の緩和。こうしたことなどが検討されています。」
田中アナ「いわゆる空き家問題について、政府は制度を整えて対応してきましたが、分譲マンションについては対応はこれからですよね。1つの建物に所有者が多くいて、権利関係も複雑なだけに、この問題が今後より深刻になる前に迅速な対応が求められています。」
NHK:ニュースウオッチ9

性被害受けた元自衛官 「同じ被害者出したくない」

国山アナ「現在、五ノ井さんは子ども達に柔道を指導しているということですね。また、講演などの依頼も届いていまして、全国各地で同様の被害にあった人に寄り添う活動を行いたい、と話しているということです。」
小川アナ「多くの方の勇気に繋がっていますよね。ただ、被害に遭われた方が、なぜこうした顔と名前を出して訴えなければならなかったのか?そして、強い想いと志を持った1人の自衛官がなぜ自衛隊を去らなければならなかったのか?この理由は改めて自衛隊に受け止めて頂きたいと思いますし、変化があってほしいと強く願います。」
TBS:News23

冬のボーナス 2年連続増加予測

三田アナ「企業によって格差もあるようですが、個人消費が勢づく効果は得られるのでしょうか?」
フジテレビ:FNN Live News α

意外な中古品が大人気

大江アナ「7-9月期のGDP、エコノミストの予想では平均が+1.2%〜1.3%だったということなんですね。ただ、蓋を開けてみますと、実際は−1.2%だった。これ何が想定外だったんでしょう?」
滝田氏「+とー、記号がひっくり返っちゃったんですよね。予想は嘘よ、の典型ですけどね。輸入が拡大したんですけれども、今回輸入の急増には見逃せない特殊要因が指摘されている訳ですよね。」
大江アナ「特殊要因?」
滝田氏「実はある企業が1社、ドンと海外に対して経営コンサルティングサービス料を支払ったということなんです。」
大江アナ「いくらくらいですか?」
滝田氏「8000億円くらいの規模になると思います、計算してみると。」
大江アナ「8000億円!」
滝田氏「そうです。」
大江アナ「1社でGDPをひっくり返してしまうような。」
滝田氏「全くそういう風な感じなんですよね。」
大江アナ「ただ、もちろん資源エネルギー価格の上昇ですとか、円安の影響、こういったものも無視は出来ませんね。」
滝田氏「その通りですね。GDPというのは生産を示すものなんですけれども、所得を物差しにして測るGDIという概念、国内総所得という概念あるんですけれども、見て頂きたいのはGDPの落ち込みよりもGDIの落ち込みの方が大きい訳ですよね。その金額で見た場合、両者の差額なんですけれども、約20兆円ある訳ですよね。これは実は海外との取引での損失、「交易損失」と言われるものなんです。」
大江アナ「それだけ交易条件というのが悪化している、と見ていいんですか?」
滝田氏「そうですね。端的に言うと、原油などの価格が上がって、円安になったということなんですけど、その結果20兆円もの所得が海外にもう吸い取られちゃってる訳ですよね。」
大江アナ「流れ出ていってる、と。」
滝田氏「そうですそうです。日本は財政金融政策で景気を下支えしているんですけれども、こういう状況にあると、なかなか日本経済は元気になりにくいということじゃないかと思います。」
テレビ東京:WBS

<世界が変わる!この瞬間ニッポンは?>TSMCが進出 「経済安保」で日本ものづくりに異変!?

大江アナ「熊本県の菊陽町、TSMCの工場建設中の場所というのを見て頂きましたが、もう既に現地では効果が出ていましたね。」
入山氏「はい、そうですね。私は非常にポジティブでして、少なくともこういった企業が、こういった日本の地方にやってくるというのは、3つくらい大きな効果がある訳ですね。まず1つが当然ながら、雇用の拡大。そして、2つ目が賃金の上昇。先程のVTRでも28万円ですね、大学卒の初任給が。あの地域としては相当な高額ですんで、こうやって地域全体の賃金を押し上げる効果がある訳です。そして、3つ目の技術移転。私は実際TSMCと取引のある企業と話したことがあるんですが、やっぱり非常に要求水準厳しいそうです。逆に言うと、自分が鍛えられるらしいんですね。ですから、そこで技術を向上させて、いわゆる生産性を上げていく、と。そう考えると、賃金上昇とか生産性向上って、まさに今日本が求められているものですよね。」
大江アナ「なかなかうまくいかない部分でもありますよね。」
入山氏「ですから、そういった効果も期待出来る訳ですね。これ、90年台であれば、中国とか東南アジアが、こういった効果を外資系企業から得ていた訳ですよね。その時、投資していたのは日本企業だった訳ですけど、ある意味立場が逆転して、ただそれでアジアも成長しましたんで、日本もこういったことで成長していくことが大事かなということですね。」
大江アナ「また、半導体で言いますと気になりますのが、先週日本国内での量産化を目指す新会社、Rapidusが事業計画を発表しましたよね。2027年に次世代半導体を国内で量産化する、というのを目指していまして、生産ラインに5兆円規模の投資を行う見通しです。そして、このRapidusに出資している企業も錚々たる企業なんですよね。トヨタ自動車、NTT、ソニー、ソフトバンク・・・、もうこうした会社が参画するということなんですが、このRapidusの動きというの、先生はどう受け止めています?」
入山氏「私は大変期待してます。半導体というのは、言うまでもなく今世界中、IT産業が重要ですから、国内に半導体を持ってる。半導体、競争力の源泉ですので非常に重要な訳ですね。今だとアップルもGoogleも自前で半導体作る時代ですから、やはり国産半導体大事だろう、と。第2にRapidusが作るのは、いわゆるロジック半導体と言われる、スマホとかで使われるものなんですけど、ロジック半導体が強いのって韓国のサムスンと、先程の台湾のTSMCなんですよ。そうすると、韓国と台湾って、やはり中国とか北朝鮮という地政学的リスクがある訳ですよね。そう考えると、やはり国内にロジック半導体の拠点を持つというのは非常に重要だと。ですから、もう不可避だということですね。こういうものを作るのは。」
大江アナ「そうですか。そうした中で課題はありますか?」
入山氏「私はちょっと2つ懸念がありまして、まず1つが、こちらにある国の補助金700億円というものなんですよね。で、これちょっと少なくないかな、と。半導体というのはもの凄いお金が掛かる業界で、実はつい最近アメリカですと、半導体法案が成立しまして、7兆円くらい政府出してるんですよね。」
大江アナ「ということは、2桁ほど違いますね。」
入山氏「0が2つ違う、と。ですから、国の本気度を、やや疑ってしまうというのが1点です。もう1点は、まさに並み居る企業が参加してるんですけど、だからこそこういうのを私達はマルチパートナーアライアンスとよく言うんですけど。」
大江アナ「マルチパートナーアライアンス?」
入山氏「3、4社、5社、6社というのが組んでやるアライアンスという経営学でも研究あるんですけど、だいたい失敗するんですよ。やっぱり船頭が多いと揉めるんですよね。半導体って非常にリスクが大きくて、時に果敢な意思決定をしないといけないビジネスですから、もちろん船頭が多いことは悪いことじゃないんですけど、ぜひ経営者さんの足を引っ張らないで、なるべく経営者さんに任せて、時に大胆なリスクを取る、ということが出来たらいいなと思いますね。」
大江アナ「経営計画の2人の手腕、問われますね。」
入山氏「はい、期待したいですね。」
テレビ東京:WBS

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