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2021年を振り返り

 今年も残すところあと数時間、2021年は私の人生の中でもたぶん忘れられない1年になった。

 年明けから仕事がめちゃくちゃ忙しくて、眩暈がでたり、体調がおかしくなったり、夜眠れなくなったりした。女性の先輩とうまくいかなくて悩んだりもした。あっという間に3月末を迎えて、一息ついたところで4月に好きな人と出会った。

 一目見て、「あ、この人ものすごくタイプだ」と思った。見た目だけじゃない、知れば知るほど、話せば話すほどどんどん好きになってしまった。人懐っこくて、明るくて、ちょっと子供っぽくて、優しくて。毎日彼の姿を見られるだけで嬉しくて、仕事に行くのが楽しみになった。いつのまにか上司♀と彼と3人で仕事終わりに駐車場で愚痴を言うようになり、ご飯に行くようになって。まさか、こんなに仲良くなれるとは思わなくて。

 ただ、夢のような時間はあっという間に終わりを告げる。私は別の部署へ異動することになった。毎日彼と会える日々はあっけなく終わってしまった。好意を告げるにはあまりにも一緒に過ごす時間が短すぎた。最終日まであっという間だったけど、最後の最後まで優しくて、寂しいって何回も言ってくれて。

 悲しくて、寂しくて、好きな人をあきらめきれなくて、友人やnoteでいいねしてくれたり、コメントしてくれる皆さんに背中を押されて私は勇気を出して彼と上司♀を食事に誘った。彼は喜んで来てくれた。上司♀もまたいこう!誘うよって言ってくれた。

 それでも上司♀からは誘いがなくて、私は毎日連絡を待ちながら、もう彼と会えないんだって思いつめてしまった。そしてまた友人に背中を押されて思い切って彼に連絡をしたら、上司♀の自宅で宅飲みをすることになって。そして彼の家庭環境や謎のこだわり、女性のタイプまでたくさん彼のことを知ることができた。

 次の約束はできなった。でも「また集まりましょう」って言ってくれた。彼は私とまた会いたいと思ってる?でも彼からは誘ってくれないわけで。

 今日、久しぶりに会う友人に好きな人の話をしてみた。今まで彼の相談をしたのは「気になるならどんどん行くべき!」の恋愛過激派の独身の友人、「そんなときめきあって羨ましい♡とりあえずもっと仲良くなれば?」の彼氏なし独身の友人、今日あった友人たちは既婚者で、かなりフラットに話を聞いてくれた。「その彼、わからないね…。」「でも彼女欲しいって言ってるのに紹介してくれるっていう先輩に紹介して!って強めに言わないんでしょ?内緒で付き合ってる女がいるか、好きな人がいるんじゃない?」と。

 好きな人、もしかしたら上司♀かもな…。それが私だったらどんなにいいか。

 そんなこんなでもやもやしたまま年末を迎えようとしてます。今年は本当に感情が揺さぶられた一年だった。来年はどんな年になるだろうか。彼との距離は縮まるんだろうか、それとも彼との関係は終わるんだろうか。

 でも、自分にまだこんな人を好きになれる感情が残っていてよかったと思った一年だった。辛くて、切なくて、でも彼とお話しできるだけで、彼に優しい言葉をかけられただけで、すごく幸せな気持ちになれた。心臓がドキドキして、彼を思うと胸が締め付けられるようで。

 私が昔から夢見てた、好きな人と結婚して、子供を産んでっていう人生はもう送れないんだと思う。好きな人から好かれたかったな。男の人から愛されたかったな。この寂しい年末をあと何回繰り返せば私は楽になれるんだろうな。

 好きな人がいるだけで幸せなのかな。大好きな友達がいるだけで恵まれてるのかな。仕事があって、十分な生活が出来て、帰れる家があって。

 彼は何してるのかな。実家に帰ってるのかな。家族と過ごしてるのかな。一人寂しく恋愛ソングを聞いて落ち込んでたりするのかな。

 次、いつ会えるのかな。それまでに私、少しでもいい女にならなくちゃなぁ。彼に毎日会える上司♀が羨ましい。彼と毎日会話できるみんなが羨ましい。

 どうか、来年は好きな人に少しでも好意を伝えたい。すかした態度をやめる。君の良さを君に伝える。かっこいいと思ったら、かわいいと思ったら心にとどめないで伝える。あと仕事も頑張る。

 もし、もし本当に神様がいて願いを叶えてくれるなら、彼の気持ちを私に下さい。他には何もいらないから。どうか、どうか、私に恋愛の楽しさを味合わせてください…。

 今年noteを見てくださった皆様、本当にお世話になりました。いつまでこの片思いが続くかわかりませんが、どうか引き続きよろしくお願いします。それでは、また来年も、いい年になりますように…。

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