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聖徳太子誕生の地「橘寺」飛鳥三大寺・四大寺「川原寺跡(弘福寺)」【飛鳥シリーズ】

橘寺と川原寺はセット。680年には創建されていた寺で、聖徳太子誕生の地といわれている。太子建立の7カ寺の一つで、四天王寺式伽藍配置をとっていた。本尊は超レアな「聖徳太子像35才像」である。

変更履歴
2022/07/24 プチ追加
2022/07/23 初版

▼HP なし

▼アクセス

※後述「▼見どころ」参照

▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽橘寺:奈良県高市郡明日香村橘532番地

 拝観者限定で駐車場は無料で利用できる。橘寺と川原寺はセット。680年には創建されていた寺で、聖徳太子誕生の地といわれている。太子建立の7カ寺の一つで、四天王寺式伽藍配置をとっていた。「本堂(太子殿)」は1864年に再建されたもので、本尊は室町時代作「聖徳太子勝鬘経講讃像@重文」である。聖徳太子像と言えば2歳と16歳だが、ここは35歳の時の姿で、太子像の中でも珍しいタイプ。

 ここで面白いのは「お菓子の神様」である「田道間守(たじまもり)」の像があることだ。日本書紀によると、垂仁天皇の命を受け、中国へ不老不死の薬を求めてわたった人物で、彼が日本に持ち帰った「橘(ミカンの原種)」が植えられたことから、この土地は橘と呼ばれ、橘寺の名前の由来になったとさ。境内には「二面石」など飛鳥特有の石文化も残っている。

 本堂横には「二面石」があり、これは本堂左右に狛犬のような位置づけで二面の顔が刻まれている。顔は人間のココロの善悪を示しているらしい。

 観音堂には六臂の男前「如意輪観音坐像@重文」が安置されていると思っていたが、記憶違いだった・・・。

 非公開の「聖倉殿(収蔵庫)」には平安時代前期作「日羅立像@重文」、藤原時代作「地蔵菩薩@重文」、「絹本聖徳太子八幅絵伝@重文」、室町時代前期「石灯篭@重文」と見どころが多い。

 観音堂の隣に立つ「護摩堂」には中央に「五大明王像」が安置され、大黒天半跏像や、渡海文殊菩薩三尊などが安置されていたが、護摩で真っ黒でオペラグラスがないと見えない。。


▽川原寺跡(弘福寺):奈良県高市郡明日香村川原1109

 橘寺と川原寺はセット。川原寺(弘福寺)は、現在の大安寺、飛鳥寺とともに飛鳥三大寺であった。また、飛鳥寺・薬師寺・大官大寺と並び「飛鳥の四大寺」の1つに数えられた大寺院であったという。

 天智天皇などともゆかりがあり、藤原京の遷移と室町時代の落雷で焼亡したらしい。また、桓武天皇の皇子が謀反の疑いで幽閉され、自害したところでもある。

 跡地は国の史跡に指定されています。


▼旅行記


▼セットで行くところ

▽奈良


▽桜井

▽奈良⇔京都・南山城


▼仏像展


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