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ショアジギング:その3:キャスト~ランディング編 : 20年の経験から解説

この記事はマイサイト:「ショアジギングの基礎知識」から抜粋

|キャスティング(オーバーヘッドとペンデュラム)

・オーバーヘッド(OH):ターゲットに向いて真後ろにジグを静止させてから振りかぶりキャスト
・ペンデュラム:後ろのジグを振り子のように振ってタイミングよく勢いをつけてキャスト(慣れてから)

もう一度◆忘れてはいけない:ドラグ調整 リールのところでも触れたが・・・
忘れたら、1投目か2投目で巻いている途中でもいいのでいったん止めて、魚がヒットしたイメージで、ラインを手で引いてみて、ドラグがカチカチいう程度に調整する。
あまり緩めるとガ~と出るし、強すぎるとカウンターくらうと、ラインがプッツンする。

また、全体的に細めでセットした時は少々緩めに調整しよう。これが上手にできれば、大物も問題ない。
 
◆ビギナー用 まずはOHをマスターしよう。
①リーダーを人サシ指に引っ掛けって、ラインが出ない様に、リールのベールをかえす
②ジグの垂らしは、リーダーの結び目がロッドのトップに掛からないようにして、最下段の一番大きいガイドぐらい上までとる
③後ろの安全をチェック

④ジグが真後ろまたは少し斜めでもいい。で静止してから、目標に向いて、剣道の竹刀を振り下ろすように勢いよく、10時ぐらいの角度で止めるような気持ちで振り下ろす。
⑤ラインから指を離すタイミングは、11時ぐらい、に来た時。この時、意識して振り切らなくても10時で止めるような意識で振ると、勢いで自然に振り下ろすことになるので、ジグは遠心力と止めようとしたロッドのムチのような、しなり反発で飛んで行く。イメージして!  参考動画はここで

慣れてきたら、垂らしを少しづつ伸ばし、ジグの重さを感じながらキャストすると飛ぶ!
後は、ジグから指を離すタイミングとロッドの反発を生むように10時ぐらいでピット止める意識で振りぬく。
ちなみにオレはジジイでも、40gを120mぐらいは飛ばせる(笑い)

アドバイス:飛ばすコツは、ペンディラム+ロッドのグリップエンドをロッドの振り下ろしと同時に、グイっと腹に引きよせて、両手でロッドの振り下ろしスピードを上げると飛距離が伸びる。  

|リーリング

①まず、どのレンジ(深さ)を狙うか?を決める。底(ボトム)?ミドルレンジ(中層)?トップ(表層)?など
②着水したら、リールはそのままで、ラインが出るのだけ止めて、ジグが沈む重みでラインのたるみを取って、狙うレンジに達してから、ベールを戻し、ロッドをあおって、1直線になるようにして、巻き始める。ジグを追って目視していた奴が、この時にバイト(喰う)してくる場合がある。

②―2:風が強いときや横に人がいて混んでる中でキャストする場合:ラインが流れない様に、ジグが着水したら、リールを巻いて、たるみを取り、ロッドをあおって、できるだけ1直線になるようにして再度、狙うレンジまでフリーフォール(ベールを返して、ラインをフリーにして)でジグを落とす。

③狙うレンジに達したら、②の要領で巻き始める。
④リーリングの開始:厳密にいうとサミング(あまり音を立てない様に、着水する時、ラインを止めて着水させるテク)などあるが、上手になってからチャレンジ!。

考え方として、元気な魚をイメージしてジグを操作する場合と、弱った魚に見せるイメージの場合とがある。むやみやたら、青物だからと早巻きだけではセンスがないというもんだ。

早巻き系は、魚にスイッチを入れて、攻撃させる方法。遅まき(スロージギング)は、弱り魚をイメージさせて食わせる方法だが、いずれにしても、ジグの存在をターゲットに気づかせなければ、意味がない。
ショアスロージギングの  参考動画はここで

◆リーリング方法
・ただ巻き=アクションは入れずにジグの泳ぎを手元に感じながら、ストレートに巻く。スピードは、ゆっくり・普通・早巻きの3種類
・ジャガジャガ巻き=ロッドを軽くあおりながら、ジグに左右前後のアクションをつけながら、リールを止めないで巻く方法(1回あおり、2回あおりなど工夫して)速さは前述した3段階

・リフト&フォール=名のごとく、ロッドを上下に波型を描くように、ジグを落としては巻きあげるを繰り返す。波型も大きく、普通に、小さくなどを深さを変えてリピート

・ミックス=ジャカジャカしながら、15回から20回巻いて、止めて落とし、また早巻き15回ぐらいして、またフォールなど・・・と、速さも変えながらとか、100m投げたら、50mぐらいで落としてガチャやリフト&フォールに変えたりして、誘う。こうして考えると、いろんなリーリングが出きる。

◆注意:必ずしもアクションが有利とはいえない。魚にやる気があるときは、追いかけるが、活性が低いときはあまり派手に動かすと、ついてこなかったするので、ただ巻きがいい場合もあるし、逆もある。決まった法則はないので、潮や水温、ベイトのことなど魚君の心理をよくイメージして工夫しよう

◆注意2:ジグの回収:リーリングが終わって、ジグを回収する時は、岸から20mぐらいに近づいたら、ロッドを立てて、水面にジグを浮かばせながら、底や岩に引っ掛からないように、ゆっくり回収する。
波が高いときなど、ジグを意識せず、ガンガンリーリングしてると、ピョ~ンと飛び出して、大概自分めがけて飛んでくるので危ない!十分気を付けよう。要メガネ類

◆ヒット:だいたい、魚がジグを発見すると、やる気があれば追いかけてくる。そして、アタックしてくるのは、ラインが緩んでジグがフォールする時、早巻き後止めた時にバクッとヒットすることが多い。

魚の心理を考えると、ズーット追いかけて食べるチャンスを狙っていて、ベイトとなるジグの動きが緩むのを待って、襲ってくるイメージだね。ウ~ンわくわくするねえ 動物でもハンターはみな同じだね。
もちろん、活性が高くやる気があるとリーリングの途中でも、ガツンとくるので集中しよう。

◆ヒット後のリーリング
獲物はどういう状態でフッキングしたかはわからないので、ヒットしたら、合わせを入れて確実にフッキングさせよう。

①要領は「グッ、グッ」といった感じで、ロッドをあおる。大きい感じなら、カウンターが怖いのでほどほどにね。
②それから、ラインが緩まない(テンションを掛けて)様に、間髪入れずに巻き始める。

③引きが強く、ドラグが鳴り、ジ~とラインが出るようなら、深呼吸してあせらず(これがあせる:笑い)魚が止まるまで、ラインが緩まない様にテンションを掛けながら待つ。止まったところで、素早く巻き始めて、巻けるとこまで巻き続け魚を浮かせる。

◆ここらのショアは下手に魚を弱らせてとかで、ポンピングはしない方がいい。
特にカンパチやメジマグロなどはもぐる習性があるので、カケ上がりや底ずれでプッツンして泣きを見る。ガンガン引かない限り、グイグイ巻いて浮かせて寄せる。

|取込み(ランディング)

さあ、いよいよヒットした獲物を取込む時が来た!が、魚の姿が見えるとうれしくて集中力が切れ、ラインが緩んでバラシが一番多い瞬間でもある。も少しなので集中して。

やり取りしながら寄せてくるが、無理に寄せようとせず岸に近づいたら、ここらのショアは、タモは使わず、そのまま波に乗せて、ずり上げる。そのままか、リーダー、タオル、グリップキャッチャーなどでできるだけ、奥に持ってゆく。

フックが外れて、ピョンピョン海へお帰りになることもよくある(泣き)。釣れまくっている時やいらない魚は、これでオートリリースする(笑い)

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写真では砂に見えるが、ここらはほとんど直径5センチぐらいの砂利浜でドン深なので、転げ落ちる。

次は、キープ・絞めと血抜き~持ち帰り、実釣中の注意事項、アフターの手入れ編 ⇒はここから

My WEBサイト原本は「ショアジギングの基礎知識」です。他の参考記事もいろいろ掲載中です。

ショアジギングの基礎:掲載中のその他の記事も参照してください。
その2:ライン、リーダー、PEとリーダーの結束
メタルジグとルアー、フック、ジグとリーダーのジョイント+おすすめ
その1:小物ギアからタックルのロッド・リール編+おすすめ


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