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自転車で行けるからONEUS観に行ったのに、4ヶ月後には飛行機で遠征していた話。

「私の今年聴いた曲」ONEUSがぶっちぎりトップだった。
2022年、下半期の私は文字通り、ONEUSばかり聴いていた。
6月から12月まで、人生に彩りを与えてくれた彼らに感謝しかない。
どうして、こんなにも、いきなり急激にハマったのか、年も暮れるので、振り返ってみようと思う。

全ては、このチラシ画像が始まりだった。

ONEUS ファンミのチラシーうん、爽やかだね。

ホノルルから日本への帰国便。コロナだったこともあり、久しぶりに日本に帰るので子供達とウキウキ機内の時間を楽しんでいた。機内wifiが使えるのが嬉しくて、友人達とメッセージのやり取りをしていたら、何かの流れで、この画像が送られてきた。

友人の推しグルらしかった。
「ONEUS Fan meeting」 
爽やかなチラシだ。
このグループについての知識はなく、「友人が熱心に推しているグループ」という認識だった。
でも、1曲だけ好きな曲があった。「A Song Written Easily」これだけは知っていた。
それよりも、このチラシの中に私の心を掴んだ箇所があった。

「立川ステージガーデン」

立川。
これから帰る実家です。地元です。
この会場なら自転車で行けるし、そんな近場に韓国からわざわざアイドルが来てくれるの?
我が地元に来てくれるなら、是非とも行かせて頂きたい。
と、良く知らないグループのファンミーティングに行くことを決意した。

しかし、まだファンでもないのに、ファンミーティングに行ってもいいのだろうか?
という一抹の不安がよぎった。
「ファンミーティング」通常ファンミ。 
BTSを3年ほど追っているので、ファンミーティングが何かはわかっている。
通常のコンサートとはちょっと異なり、ファンとの交流を楽しむことに重きを置き、パフォよりもトーク、ゲーム、セットリストも変化球が多いやつだ。「えーあの曲やってくれるの?嬉しいんだけどー」となる事が多いので、曲も幅広く聴いておいた方が良いに違いないし、メンバーを知っていた方が楽しめるはずだ。

その日から、ファンミにふさわしいファンになる為に、猛特訓が始まった。
ファンミに行く為に、ファンになる。順序が違うが、そういう事もある。
残された時間は20日。

友人が送ってくれたMVのプレイリストをまず観てみる。
そうだね、曲も良いし、歌も上手いし、ダンスも上手だね。
(まだそこまでハマれてない)

さて、メンバーの名前を覚えなくてはならない。
大体、特徴のあるお顔の方から覚えていく。
MVで顔を覚えるのは、非常に難しい。切り替わりが早いし、髪の毛の色を頼りにするのは、次のMVでは通用しない。
一つのMVでは大抵マスターできない。
以下、MVを見ながら名前を覚えていく様を再現した。この辺りのMVを見ていたと思う。

イド、クリア。

”LUNA”より、韓服のイドくん

ソホ、クリア。

”LUNA”より、アンニュイなソホ

特徴のあるお顔は覚えやすい。

ファヌンも、カット割多くて、表情がすごいので覚えた。

”LIT"のファヌン

シオンはたまに長髪だったりするので、なんとなく覚えた。

”Black Mirror"のシオン

全然覚えられなかったのが、レイブンとゴニだ。
綺麗に均等に整っているお顔は、覚えにくい。
(BTSの時も、ジンさんとグクの区別がつかなかった。)

”LIT"のレイブン
”Luna"のゴニ

多分、ファンミに行くまで、レイブンとゴニの印象があやふやなままだったと思う。

友人によるMV解説、メンバー見分け方法、Zoomレッスンもお願いした。
40分という縛りの中で、次々と絶え間なく解説してくれる彼女の知識の多さに脱帽した。

しかし、特に推しメンバーはいないまま、ファンミの日を迎えた。

自転車に乗って、ファンミ

本当に、自転車を漕いでONEUSに会いに行った。

あのチラシと同じ感じの爽やかな6人が出てきて、
Skydivin’を歌っていた。

早々にメンバー自己紹介に入り、ファンからの質問に答えるコーナーが始まった。
みんな日本語がすごく上手でびっくりした。

中でも、一人、とても、明るくて、可愛らしく話す人がいた。
ゴニだ。
今まで、印象がちょっと残らなくて。って言っててごめん。
その日は一番印象深かった。機転が効く出来る人だ。

そして、すごく歌がうますぎる人もいた。
ソホだ。
日本語をすっごく練習していると伺ったんですけどーと、MCナナさんから振られ、「はいー準備したものがあって…」と、
なんでもないや(RADWIMPS) をいきなり歌い出す。
ほぼアカペラでめちゃくちゃ透き通った声でサラリと歌い上げるソホさん、素敵。
歌い終わった後の照れた笑顔がたまらない。
その日、私はソホペンになった。

プロテインネタを常にふられている人もいた。
イドだ。
どうやら筋肉を育てることに熱心らしい。
なのに、どうしてあんなに照れ臭そうに笑うのか。

マイクを横に持ってセクシーに歌う人もいた。
レイブンだ。
タンクトップにオーバーサイズボトムス、そして横持ちマイク。
レイブンとゴニちゃんは全くの別物、別人だった。
本当に私の間違えを心から謝罪したい。

バンタンソニョンダン先輩のチング好きな人いた。
ファヌンだ。
「最近よく聴く曲は?」の質問で、かなり悩んで、考えて…「えーと、バンタンソニョンダン先輩の曲を良く聴きます。中でも、収録曲の…チング…僕のメンバーの中での唯一の友達(同い年という意味で)、ゴニとの事と重なります」と。
この後出た、カバーMVのスポだったかもしれないけど。(めちゃくちゃ可愛いので、ぜひご覧ください)
テテとジミンちゃんのチングが大好きなので、私は、息を飲み、心の中で大拍手。大号泣。

ディズニー好きな可愛い天使もいた。
シオンだ。
「日本で、ソホさんとディズニーランドに行きたいです」
可愛いものが好きな、可愛い末っ子らしい。
この日は体調がすぐれず、座ってパフォしていた時もあった。

ゲーム、トーク、特別ユニット披露など。
バッチバチに踊るONEUSというよりは、伸び伸びと踊って、歌って、わちゃわちゃと可愛い6人を観れて、幸せ。
メンバーの事もちょっとわかってきた!という感じのファンミで満足。

終演後、メンバーサイン入りチェキ20名にプレゼント。の当選番号が発表され…
なんと、信じられないことに、当たってしまった。
イド君の愛らしい、あのサインの入ったチェキが。
これは、ここに導いてくれた、友人に後日プレゼントした。

もうかなり好きになっていたけど、まだハマるまでには至っていない。

電車に乗って、リリイベ

だいぶ、ONEUS気になっていた。
どうやら、「リリースイベント」なるものがあるらしく、それに行けばONEUSをもう一度見れるらしい。
ショッピングモールなどのセンターステージでの無料ライブ。
ジブリ美術館に息子二人を連れて出かけていたのだが、どうしても、池袋でやっている「それ」に行ってみたくなった。

「ねえ、ここからさ、もうちょっと電車に乗って池袋まで行ってみようよ」

さりげなく、切り出してみた。
長男は、先日のファンミに同行しており、かなりONEUS好きになっていたので、行こう、行こう!と乗り気。
しかし、全く興味のない末っ子は、暑いし、もう帰りたい。と文句を言っている。

「池袋ってさ、ゲームたくさん出来る場所あるらしいよ」

誘い文句にゲーム。日頃、ゲームやりすぎ。と言っているくせに、なんたることか。
そして、家とは逆方向の電車に乗ることに成功。
ゲームアーケードを何軒か巡り、サンシャインシティ噴水広場に到着。

CDを売っている机に、「引換券」とか、「サイン会」とか見慣れない言葉が掲げてあったので、気になりスタッフの人に聞いてみた。どうやら、CDを買うと、その枚数によって「サイン会」や「ツーショット会」などに参加ができるらしい。
初耳だった。CDを買っただけで、そんなことができるとは!
買って、さらにそこから抽選ではなく、その場で買って、その場で推しに確実に会えるなんて、いくら積んでも良いのではないか。
と言いつつ、私はまだそこまでONEUSにハマっていないし、推しもいないので、CD一枚買ったら参加できる「アンニョン会」なるものに参加することにした。

ステージから割と近い、端っこのスペースに1時間前からスタンバイした。
ここで待っていれば、あの子たちが出てきて歌って踊るのか…と信じられなかったが、周りのファンは相当準備周到で慣れている感じがした。手には応援グッズの数々。1階、2階、3階とたくさんのファンで埋め尽くされていた。
長男に場所取りをお願いしておいて、文句を言い始めた末っ子をトイザらスに連れて行ったりしながら、待った。

リリイベ、モール内でのステージで歌い、踊る彼らの違和感は、
娘がnote で触れているので、参照して頂きたい。
小さなステージには収まり切らない、実力と魅力。
しかし、彼らからは全力でファンとの交流を楽しもう!という心意気も感じられる。どんな場所であっても、ファンが来てくれる限りはパフォーマンスします。という覚悟。
2曲パフォーマンスし、その後すぐに「アンニョン会」が始まった。
メンバーがステージ上に横並びに整列し、アンニョン会のチケットを持っているファンも、整列し、メンバーの前を手を振りながら歩く。立ち止まってはならない。というイベントだ。
思ったより、参加人数が少ない。何故かと思ったら、本気のファンは、この後に続く「サイン会」と「ツーショ会」に参加するので、「アンニョン会」は、スルーらしい。
私は本気のファンではないので(ここまではそう)どんな感じなんだろう、と「アンニョン会」にのみ、興味本位で参加した。
声は出してはだめ。立ち止まってもだめ。手を振るのみ。でもメンバーを至近距離でチラ見できるチャンス。
やはり、可愛いし、綺麗で背も高いね…と冷静に足を進めていたのだが…

めっちゃ目を合わせてくる人がいた。
頷きながら、うんうん、わかってるよ。みんなありがとうね。ちゃんと見てるよ。
って、目が言ってる。目ってこんなに語れるのか。
目が合う。凝視。
ゴニだ。

はい、この瞬間、沼落ち。
推し決定。
ゴニちゃんです。(もう、「ちゃん」ついてる)

リリイベの違和感は感じるものの、こんな接触系イベントよりも、でかいホールで存分にやって頂きたい。と望むものの、
「それ」は、非常に危険な会で、ちょっと気になったり、好きになりかけの人を即座に陥れる罠だった。
ゴニは、「その会」での与えられた任務を全うしたし、素晴らしい働きをした。

そこから私は、ONEUSの事しか考えられなくなり、心の底から応援することを決めた。

8月にはK-popの祭典、LAでのKCONにも長男と参戦した。
ONEUSはいなかった。彼らはシドニーやサウジアラビアに行っていた。
正直、そっちに行きたい…と思ってしまったのだが、あまりにも遠かった。
30時間かけてサウジアラビアには行けなかった。
KCON LAもそれはそれは豪華なラインナップで、NCT Dream、エンハイ、アチズ、スキズ、INIにはまるという、ルートもあったのだが、私はONEUSの事しか考えてないので、そこには至らなかった。

今思えば、強めの、かかってこいや系よりも、個人的には、
切なくて、エモーショナルで、ドラマチックな楽曲が好きなので、ONEUSが琴線に触れたんだと思う。
そのころは、Valkyrie, Red Thread, Twilight, Rewind, Incomplete辺りでひとしきり泣いていたと思う。

そして、迎えたカムバ。
Malusのアルバムは最高だし、シングル”Same Scent”はしっとりとしたセクシーさが素晴らしかった。
この曲で、音楽番組での一位を獲ることが、一つの目標だと聞いたので、時差の中、リアルタイム投票なども頑張った。
お陰で毎日寝不足で仕事に行く日々。
フルタイムで働き、資格を取るために大学でのオンライン授業も受講していたので、それなりに忙しい日々だったが、同じように頑張っている彼らの姿を見ていたら、全て頑張れる気がした。


飛行機に乗って、コンサート

好きになり始めて3ヶ月。
「好きゲージ」がピークで何を言われても、何をされても好きしかない。という時期だと思う。
疑いが全くない。娘の友人に「ちょうどお花畑の時期ですね」と言い放たれたが、本当にそうだと思う。

そんな矢先、日本でコンサートがある。と発表された時、迷わず行く決意をした。
(嘘。本当は2日間ぐらい迷ってた)
好きがピークの時に、行かないとダメなのだ。と、それだけは確信していた。
飛行機をコンサートの為だけに予約。4日間だけの日本滞在。
ついに自転車でふらりと行けるなら。と行ったあの日から、飛行機をとって行くまでになってしまった。

そして、10月中旬、あの衝撃の事柄が起きた。
2日間、ONEUSの曲が聴けなかった。
仕事も勉強もしなければならなかったので、こなしていたし、ご飯も作って食べてはいた。
でも、何か自分の中の半分が取り除かれて、深いところに置いていかれたみたいな感覚で数日を過ごした。
彼らのことが本当に心配だった。
毎日連絡をくれていた子達から突然連絡が途絶えて、どうしよう…どうしよう…と訳もわからぬ不安と共に日々をやり過ごした。

ことの真相、対応、については、まだわからないし、協議中だと思われるので触れないが、とにかく、これから始まるツアーの準備中に、全ての方面に多大な影響を与えた事柄だった。

2週間後、ソウルでのツアー初日、彼らは最高のステージを披露した。
疲れも、感情も、ピークであっただろう彼らはステージで涙を流し、
それを見た全トゥムン(ONEUSファンダム名)も、ただ号泣するしかなかった。

1週間後が、日本での代々木第2体育館でのコンサートで、11月はONEUSは4日間のコンサートと15回(!)のリリイベ行う為、1ヶ月間日本に滞在した。

ごめん、なんかちょっとしんみりしてきたけれど、もうコンサートが本当に最高だったので。
これはもう語りきれないので、別でお伝えするか、どうか。というところ。

事もあろうことか、2列目から、観てしまったので、それはそれは本当に大変で。
はっきり言って、目の前で繰り広げられている夢の舞台を受け止めることに精一杯で、記憶が飛んでいる。

メンバーのソロ曲などはなく、全24曲、全て5人で全力で歌い、踊るので、迫力がすごい。
なのに、合間に入るトークなど、ほぼ日本語で話してくれるし、可愛いことこの上ない。通訳の方もいらっしゃる。
ソホは歌うのに、宙で回転していたし、ファヌンちゃんは壊れるのかもしれない…というぐらいの気迫で踊っていたし、
イドは、踊る筋肉で、背中も歌声も幅広くて、しっかりとシオンちゃんの肩を抱き寄せながら、リードしていたし、ゴニちゃんは、歌はもちろん、トークでも機転が効きすぎていて、本当にすごい子だった。

2日後にリリイベにも参加し、今回は本気のファンとして、「サイン会」に参加した。
こちらも娘のnoteを参照していただきたい。
狂った母と称された私は、CDをコンプリート購入して、ゴニちゃんとお話をする機会を得た。
とにかく、大好きだし、頑張って!応援してるよ。ということをあの目を見て伝えたかったのだ。
全て日本語で受け答えするゴニちゃん…全トゥムンに分け隔てない愛を与えてくれるの、なんだろうか?
キラキラのゴニちゃんは、やはり、今回も期待以上の対応をしてくれた。ファンサ。とかもう軽く呼べないほどの…
いやいや、ファンサでいいだろう。神対応のファンサ。で良いでしょう。
危ない、危ない、やはりこれは、かなり危険な会なので、一年に何回も行ってはならない。

年を越せば、良いよね。多分。
1月から北南米ツアーが始まりますので。
行ける人は行ってください。本当に。
2月のPasadenaへの飛行機を、また購入してしまいましたので、それを楽しみに年を越したいと思います。

MVも、たくさんあるのですが、やはり、パフォーマンスがすごいので、
ここに何個か、観ていただきたい動画を置いていきますので、ONEUSよろしくお願いいたします。

歌うまい3人が堪能できるし、ゴニちゃんが可愛い。

流れるカメラワークのワンカットで完璧に踊る6人がすごい。

リリイベよりもやはりでかいステージで映えるんだ…

そして、たくさんのダンサーさんと作り上げた年末歌謡祭のステージ、最高だ。

長々と、ご拝読、ありがとうございました!!


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