ピューリタン革命とユダヤ人

「英国で起きたピューリタン革命(清教徒革命)は、ユダヤ人のための革命だった」と言うお話です。キリスト教のお話ですが、キリスト教に改宗したユダヤ人の視点で書いてみます。Wikipedia、ブリタニカ、リサーチ論文など色々と読んで裏を取っていますが…。

1290年、イングランド王エドワード1世がイギリス国内からユダヤ人たちを追放します。基本的には、ピューリタン革命までこれが続きました。ピューリタン革命では、メナセ・ベン・イスラエル(Menasseh Ben Israel)と言うラビがユダヤ人たちの再入国のために対力します。ピューリタンたちとクロムウェルに資金援助をしたり、英国国会に働きかけたりしました。

このラビの努力が実って、ユダヤ人たちは再入国を許可されます。英国のユダヤ人として力強く生きようとする者たちがいる一方で、ピューリタンたちはユダヤ人たちがキリスト教に改宗するように目論みます。

それまでの欧米において、ユダヤ人たちに対するキリスト教への改宗は【強制的】でした。でも、ピューリタンたちは『less offensive(攻撃性が低い)』になるように思案しました。

アナバブティスト(再洗礼派)とピューリタンからバプテスト派が出てきます。初期バプテスト派ではヘンリー・ジェシー(Henry Jessey)と言う改宗ユダヤ人が牧師になっています。

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