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話すよりも聞くことが100倍お得。

同僚に他人の話をよく聞く人がいまして、
私は密かに尊敬しています。
仕事で相手の話を聞くのはもちろんのこと、
プライベートでもとても聞くのです。

極端に言えば、質問、相槌、共感ばかりで
自分話などは全く無いほどです。

立ち話でも、飲みの席でも、
相手の話を聞くのです。
当然、周りの人はとても楽しそうです。

私も反省して真似をしようとしますが、
仕事だと出来てもプライベートだと、
どんな相手にも興味を持って聞くことに
徹するのは至難の業です。。。
すぐに言いたいことを言う衝動にかられます。

その同僚は当然仕事でもその姿勢であって、
とても多くの人々から信頼をされており、
紹介で仕事もどんどん入ってきています。

聞くことで一人では得られない発見がある

もともと私は自分が話すことばかりしていました。
学生時代などはずーと自分が話しまくって、
良い気分になっていたのですが、
終わってみれば自分が得たことが僅かでした。

友達のことを理解出来てないことや
多くの人に会っている割には自分の世界の広がりが
あまりなかったと思います。

聞くことで知らなかった情報を得ることや
相手を理解出来ることは当然として、
自分だけでは気づくことが出来なかったことに
気づくことが出来ます。

例えば、人は自分のことを案外分かっていません。
なので、占いなんかも人気なのでしょう。
そこで自分のことを良く知っている友人に
「私(僕)はどんな人?」と聞いてみると
自分は気づいていなかった自分を発見
出来ることが多々あります。

良い面も見つかれば、
気をつけた方がいいなぁという面が
見つかることもあります。

自らを知る為のお勧めの方法です。

聞くことで信頼関係も深まる

人間関係を深める為のコミュニケーションの
3ステップがあります。

1. 挨拶
→相手をその他大勢の人々から
個人として認識するとのメッセージ。

2. 事実についての会話
→「今日はいい天気ですね」「そうですね」
といった会話ですね。
関係が一歩前に進みます。

3. お互いの考えを述べる会話
→「どう思いますか?」「私は〇〇と思います」
「なるほど、同感です!」
人は自分の考えを聞いてもらえると満足出来ます。
また、それに共感してもらえると相手に対して
更に親しみを感じます。

この3ステップを見ると人間関係が深まるのが
分かりますよね。
相手の考えを聞くことでその人を理解出来ますし、
また、しっかりと考えを聞くことで相手からの
信頼も深まります。
更に、その考えが共感できるものなら
共感を伝えれば相手は自分のことを分かって
くれたと親しみを感じるものです。

あるいは建設的な議論が出来れば、
相互理解は更に深まります。

更に相手が話しながら自ら気づきを得ることや、
考えが整理出来たりします。
これをラポールと言いますが、あなたと話すことで
相手が自ら気づきを得るのです。
その人にとってとても価値ある事ですね。

因みに、この考えを述べ合うことが出来ないと
信頼関係は築けず、とても脆い関係というか
お互いの打算の関係しか築けないでしょう。

聞くために話す

聞くことで相手を理解出来て、
聞くことで自分では得られない気づきがあり、
聞くことで人間関係が深まるということを述べました。

この聞くことは黙って聞いていればいい
というものでもありません。

自分から先に挨拶をして、
事実ベースの会話が出来る様に(仕事なら)
事前に情報収集やスタディなど準備をします。
考えを聞くための質問をして、
考えに対して考えを述べることが出来るように
自らも深く考えてそれを分かりやすく話す
必要があります。

聞くという目的の為に話すことは必要ですね。
聞きたくても考えを引き出す質問が出来ず
もどかしい思いをすることありますよね。
聞くことには準備と技術が必要ですので、
その技を磨いていかなくてはなりません。

私はおしゃべりなので、今回は自戒の念も込めて
聞くことの大切さを書かせて頂きました。

(2021年11月22日)
山本恵亮
1級キャリアコンサルティング技能士
プロフィール
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
・参考ツール(無料):タイプ分け診断
・推薦図書一覧:キャリアの図書室
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 転職の自己分析
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