2014.02.11 さようならユニクロ、 さようなら柳井会長

ついにぐねぐねデビューだ。
2月9日、雪解けもままならない日ではあったが、
私のヨガしたい熱は昨日よりもさらにヒートアップ、
もうヒートテックなんていらない、
さようならユニクロ、
さようなら柳井会長、である。

所定の手続きを済ませ、
簡単なヨガウェアに身を包んだらば、
どこからどう見てもこれ、
ヨギーニそのものであり、
私としてはヨガどうこうというよりも、
ヨガウェアこそたくさん取り揃えて、
いつだってファッショナブルにぐねぐねとしていたいものである。
何でも形から入っては早々に飽きる、
本当にこの性格をどうにかしたいものだ。

今日は通常だと、
初心者にも行いやすい“ベーシックコース”というものがあるのだが、
定員がいっぱいであったので、
“インナービューティーコース”を選択した。
(というよりせざるを得なかった)

心も体も血液もドロッドロの私にはピッタリだ。
よし、レッツさらさら!(※主に血液において)

ホットヨガというだけあって室内はほかほかとしており、
床は畳が敷かれ、これまたほっかほか。
このままスチームされてお皿に乗っけられて食卓へ、
なんてことにならないかとヒヤヒヤしていたので
熱さもさほど気にならずちょうど良かった。
皆も同じ気持ちなのかもしれない。(や、そりゃないね)

先生が、

「本日このコース、初めてのかたー?」

との呼び声に私のみが手を高々と掲げていたので、
当然のことながらあとの皆さまはベテランさんということになり、
あああああ足を引っ張ってはいけない…あわわ…
と、思っていたら先生がそっと寄り添ってきて、

「ご自分のペースで、無理なさらずにやってくださいね。ヨガは自分と向き合うものですからね。人は人、自分は自分、ですよ。」

と、優しく声をかけてくれた。
もうこれだけで、ヨガ最高ゥッ!
とか思ってしまう自分、嫌いじゃない。

かくして“インナービューティーヨガ”が始まった。
基本姿勢から入り、瞑想、ストレッチを一通りしたらば先生、

「膣の中心を意識してー…はい、そうです、お尻から膣にかけてゆっくり力を入れて下さいねー…」

と滑らかな口調で生徒に指示を出し始めたではないか!
な!んな!これは…まさかここは膣トレメインのコースだったのか!
…と、内心ドキバクが止まらないでいると、

「女性ホルモンのバランスを整えて、内側から綺麗になりましょうねー」

ということらしかったので、
なんだぁ、ちぇっ、この後実技とかあるのかと思ったぁー、ちぇっちぇ、
なんてことを思った私は1回くらい死んでもいいと思う。
や、1回帰ろうか。

初めの方こそナメ腐った態度で取り組んでいた私であったが、
徐々に汗も噴き出し始め、
“立ち木のポーズ”なんかは素人顔負け、や、玄人はだしであって、
“見て!見て!先生見て見てー!”オーラをぷんぷんに出していたせいか先生も、

「いいですねー!とてもきれいに出来てますよ~!」

と褒めてくれた。
その後、グランジ、英雄のポーズ、キャットストレッチ、
なんていうプロっぽい響きの技に屈することなくぐねぐねしまくった60分間は、
思ったより何倍もキツく、早速筋肉がパンパンに膨れ上がって大変だった。

でもとてもすがすがしく、
久しぶりに“良質な”汗をかいたな~!
という実感とともに抜けて行く邪気、
ヨガ、始めてよかったかもな。

とりあえず意識しまくった膣その他周辺の女性器は、
多少なりとも伸縮が強化されているハズなので、
早くその効果を試してみたいところでは、ある。

で、翌日。
マンスリーコースの会員となった私は、
毎日1回はレッスンを受けられるので、
やらなきゃ損でしょ、まじやるっしょ、みたいなノリで、
昨日あれだけヒーヒー言っていたくせに急にジャンプアップ、
“ホットボクササイズ”というコースにチャレンジした。
いつだって立ち向かう事を恐れない自分でいたい、
これからはもっと積極的に何事にもトライしていきたい、
そんな前向き思考のいい表れではないかと思われる。

だが部屋に入るなりハッとする。
何だか昨日とは様子が違う。
ベテランさんの顔に闘志がみなぎっている。
なぜかBGMもノリノリな洋楽がガンガンとかかっていて、
まるでクラブのようではないか。(と言いながらクラブ未経験)

どうしたことだ、どうしたどうした、どうすればいいんだ!

と思っていたらやたら元気のいい先生が、

「さぁー!今日もガンガン行きましょー!」

とガッツポーズを決めて歯をむき出しにして笑っている。
な、なんなんだコレは!などと思ってももはや手遅れ、

「はい、ジャブ、クロス、ジャブ、クロス、アッパー!」

「はい、キック、ポーズ、キック、ポーズ、アッパー!」

と、次々繰り出されるボクシングポーズにすっかりハイになった私は、
我も忘れて夢中になっていた。
た、たのしいじゃないか!!どうしてくれるんだ!

「目の前のー、男をー、はい、蹴ってーかわしてージャブ・クロス!蹴ってーかわしてージャブ・クロス!」

想定される目の前の男像は申し訳ないが
なぜかエスパー伊東という設定で(私の中のみ)、
何度もボッコボコにされた伊東さんは、
60分後には跡形もなく消え失せていたことであろう。
ごめんね、伊東さん。

しかしやればやるほどハマっていくぜ、ヨガ。
ま、今日は少し遅刻して軽く怒られたけどなっ!ははんっ!(ヤル気あんのか)


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人という字は人と人が支え合って…
ジョブ・クロス・ジョブ・クロス・アッパー!
なんです、今の世の中は。

ぜぇぜぇ

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