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『3年2組のなかまたち』『やんちゃ学園』に、どうしてこんなに惹きつけられたのか。
『3年2組のなかまたち』の当初の売り出し文句は「やんちゃ!グラフィティ」。
ファンクラブの名前は「元気組」、会報は「ワイワイタイムス」。
やんちゃ、元気、ワイワイ。
内気で大人しくて、親からは「外で遊びなさい」、通信簿には「もっと活発に」が決まり文句だった幼きやんちゃっちゃんとは真逆なのであった。
今でこそ、子どもの個性はそれなりに受け入れられているようだが、80年代は「子どもは風の子」。
元気いっぱいなわんぱく坊主が「子どもらしい」良い子とされていた。やんちゃっちゃんは、やんちゃで元気いっぱいな子になりたかったのだ。
ハメの外し方なんて考えなくても自然に出来る、子どもらしい子どもに憧れていた。
タカラとしては、親近感を主軸に決めたコンセプトかもしれないが、やんちゃっちゃんにはジェニーと同じく憧れの世界だった。
まだ未熟なおつむに「元気」の概念を教示してくれ、想像の世界で活発なイタズラっ子になれる舞台設定、それが『3年2組のなかまたち』だったのだ。
なお、成長するに従い、やんちゃっちゃんは現実世界でもやんちゃになるべく努力した。
昼休みは校庭に出たり、落とし穴を掘ったり、わざと高いところに登ったりした。子どもらしい大きな声を出す練習もした。
そして、ガハハ系女子になった。
ナチュラルな元気っ子になるのは難しいのである。
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