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学校、病院、スーパー、美容院、レストラン……いろんな「ハウス」があるけれど。

初代リカちゃんが開発された時、同時にドリームハウス(いわゆるリカちゃんハウス)が開発されていた。

というより、当時のタカラとしては、ハウスの構想が先にあったようである。(参考文献『リカちゃん生まれます』小島康弘著/集英社 ←面白いからオススメ。)

幼きやんちゃっちゃんがリカちゃんを入手した頃、遊ぶ舞台はたくさんあった。ハウスは初期の壁のあるものから平面へと移っており(この変遷については『リカちゃんハウスの博覧会 マイホーム・ドリームの変遷』INAX出版 を読むととても面白い)、やんちゃっちゃんも「ゆったりさん」を持っていた。

ゆったりなだけあって、畳んだ時に空白部分が多いので、親に禁止されていたマンガ雑誌を隠すのにピッタリなのでもあった。

他にも、「リカちゃんのマクドナルドショップ」や「すかいらーくレストラン」、お手伝い遊び用のキッチンや病院「すこやかさん」などあったと記憶している。

お人形さんには、それぞれに合わせた様々な「ハウス」があるものだった。

『3年2組のなかまたち』も当然、いろんな「ハウス」があった。

まず学校の「やんちゃ学園 出席をとりまぁ~す!」、ミーコのおうちである「おにわのお花でうらなって!」、ネコのキャティのご両親のお店「キャティちゃんちのパーラー」、おうち「お母さんってたいへんね」などなど。

キャティに至っては、家族と住む家以外にワンルームマンションまで持っていた。すごい雑な設定!(褒め言葉)

アイドルであるウサギのアイリーと、ガリ勉ネズミのチェムのそれぞれのワンルームと重ねて3階建てになるのであった。屋上パーツも売っていた。

さて、幼きやんちゃっちゃんがひどく欲しかったのは『やんちゃ学園』である。

個性的な生徒が集っている空間、わちゃわちゃした雰囲気、目的別のいろんな教室、ちょっとした決まりごと、それを破る楽しさと背徳感。学校って最高の舞台だよね☆

そりゃあ財力のある大人になったら即買いである。未使用品はプレミア価格?どんと来いである。

当時気になっていた、リカちゃんの『メロディー学園』も買っちゃう。席2つしかないけど。

世代じゃないけど、タレントパットちゃんの『へんしんステージ』も買っちゃう。

ジェニーの『ジェニーズショップ』も買っちゃう。

と、学校をはじめ様々な「ハウス」に手を出す中、全くもって食指が動かなかったのが「病院」である。

どうも病院やナースのお人形は好きになれないんだなあ。

入院したこともないし、ネガティブイメージはないんだけど、楽しく遊べる気がしない。

「すこやかさん」は当時のCMも何となく覚えているし、面白いギミックもあるのに入手したいと思わない。

表面上、優しい良い子をしてきたやんちゃっちゃん。人の心身の面倒を見るのは、現実世界だけでお腹いっぱい。

ま、どのみち保管スペースはもう無いんだけどな!(爆)

前々章の続き!やんちゃ学園に憧れるあまりやさぐれたジェニーは……。

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