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感想文の書き方講座に「で? どうすれば?」としか思えなかった人へ~読書感想文の書き方①中高生向け※小学5,6年生も

【第一回】
「入賞なんて考えてないから、原稿用紙を埋める方法を誰かぁぁ」
と泣きそうになっている方へ。

お気持ちが分かりすぎて
胸が痛いです。

なんとかお力になりたくて、
少しでも楽になれる書き方を
ご用意しました。

ぜひご覧になってみて下さい。

小学校・中学校・高校と、夏休みのたびに毎年『読書感想文』で嫌な思い出しか積み上げて来なかった私が、
嫌だった理由と、
それをうまくかわして書く方法をまとめています。

※入賞を目指す方の参考にはなりません。
あくまで「感想文なんて一文字も書けない」「書いても数行でギブ」と涙目になってしまっている方向けです。


※今回【第一回】
【第一回】何をどう書いたら良いか分からない人へ、おススメの発想の転換
【第二回】≪感想文の書き方その1≫と、重要な注意点
【第三回】感想が何も浮かんでこないので書きようがない人へ、感情を見つける方法
【第四回】≪感想文の書き方その2≫



何をどう書いたら良いか分からない人へ、おススメの発想の転換

“読書感想文の書き方”などの本を読んで、「そうか!」とスラスラ書けた人は、この記事を読んではいませんよね。

おそらく、読んでも、
「……で? どうすれば?」
という事になりませんでしたか(笑)。

これは、一人一人正解が違うからです。
だから誰に聞いても、はっきり「コレ」と限定された解答がもらえない。
つまり、正解が分からない、というのが、読書感想文が強敵である理由でしょう。

ですが、私ははっきりと申し上げます。

そもそも、抱く感想・感情に正解なんてありません

それがいわゆる“悪感情”、“ネガティブ感情”と言われるものであっても、それを感じる事そのものが悪いのではありません。
それを実際の行動に移す時に問題になる、というだけの事です。

本来、感情に善も悪もありません。
せいぜい、快か不快かというだけです。

どんな感情でも存在して良いのです。
感じて良いのです。
感じて感じて、感じ切ってみて下さい。
むしろそうできた方が、精神衛生上、良いとも言えます。

まずは、思った事を正直にそのまま書き出してみませんか。


※それでもなんかちょっと、心配、という方へ

はいそうですかと、簡単に吹っ切れないお気持ち、お察しします。
私も自分の事を思い出すだけで辛いので。

ですが、
言われたら痛いかもしれないけれど、これだけは申し上げさせて下さいね。

知らず知らず、「誰かの期待に応える自分になろう・ならなければ」という価値観を、
無意識の中に抱えていませんか。

脱線してしまうので、詳細は別ペ―ジにまとめてありますが、
「よくできました」と他人の評価をもらえる感想文を書こうとすると、
どんどんどんどん書けなくなっていきます。

毎年毎年、心が重くなり、
いつの間にか、感想文の時期が終わってもその重たさが抜けなくなり、
しまいには、学生を終わってからもずっと、重たいものを抱え続ける事になります。

大人になって、仕事や家庭やその他いろんな事により、うつ病になる人の多くが、
自分の本当の感情をうまく認識できていないと言われています。

自分の感情を無視しないで、でもその希望通りには決してならない日常とうまく折り合いをつけて生きられるようになるのは、簡単ではありません。
自分の感情をうまく認識する事は、
今のうちから身につける努力を始めておいた方が良い、
自分の心を守るためのスキル
です。


……まあ、ね。せっかく嫌いな事に取り組むんですから、
そのくらい大きなおまけを持たせてあげたいなあと、私は思うのです。

なけなしのお小遣いをはたいて代作を購入し、
先生は何も言わないけれど、それは言わないだけで、
心の中では疑われ続けながら学生生活を送るより、よほど良いと思うのですが。

そんな事をしそうになるほど切羽詰まっている人の
お力になれればと、思っています。


次回の予告≪感想文の書き方その1≫

読み終わった直後の感情をそのまま書く。それがネガティブ感情であっても。

「だってさぁ」をひとしきり書く。自分語り、大歓迎。

(もし浮かんで来れば)なんで自分はこんな事思ってるんだろう。

これを、もう少し具体的な例を出してご説明していきます。


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