今回は松煙墨、藍、綿燕脂、藤黄を淡く抽出して使用しました。
その時々ですが、花びらは墨以外の色で骨描きすることが多いです。
藍:藍成分を含む葉から抽出した染料、蓼藍・インド藍・中国藍を併用しています。今回は中国藍を使用しました。
綿燕脂:燕脂虫の分泌物を綿に染み込ませた染料、綿を湿らせて染液を抽出し直して使用する。
藤黄:東南アジアに生育する植物の樹脂を固めた染料、墨のように水で溶いて使用する。
古から伝わる素材とその使い方を繋げていきたい思っています。そして見てくださった方の心に良い変化がありますように願いを込めて…