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コロナ禍の日本帰国!(2回目)

Chao!

…すっかりご無沙汰してしまった!約1年ぶりに「ワクチン接種」を目的とした日本への一時帰国が叶ったので、今回はその話をメインに書いていきたいと思う。

その前に、ハノイの最新状況について、少々ご共有。

前々回の投稿で、ハノイもとうとうロックダウンに入ってしまったことをお伝えした。その後、9月末にロックダウンは解除されたのだが、12月以降、ハノイ市の新規感染者数は右肩上がりで増加しており、昨日(1月21日)時点でもホーチミン市の新規感染者数が245人であったのに対して、ハノイは2,884人と増え続けている。

しかしながら、以前のような過激な政策がとられる気配はなく、割と普通の日常を送ることができている。この方針転換の背景にあるのが、ワクチン接種率の向上だ。

最新のデータでは、ベトナムでのワクチン接種率は人口の約80%となっており、接種完了率(2回接種済)も約70%と非常に高い(出典:Our World in Data)。9月5日時点では接種完了率が3%にも満たなかったことを鑑みると、このスピードの速さには目を見張るものがある。

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一方で、これには代償もともなう。実はベトナムでは、ワクチンの種類を選ぶことができない(!)

それも、日本のように「ファイザー(Psizer)」「モデルナ(Moderna)」「アストラゼネカ(astrazeneca)」の3種類だけであればまだいいのだが、ベトナムではこれに加えて中国製「シノファーム(Sinopharm)」、ロシア製「スプートニク(Sputnik)」、キューバ製「アブダラ(Abdala)」も認可対象となっている。

どのワクチンにあたるかはその時の在庫状況によるため、運が悪いとあまり信用できなそうな(失礼)「シノファーム」や、自国民でさえ接種を拒否するといわれている「スプートニク」にあたってしまう可能性も十分にあるのだ。(アブダラに至っては、アラビアンストーリーに出てくる魔法の呪文にしか聞こえない…)。

このような状況なので、とてもベトナムでワクチンを接種する気にはなれず、今回会社の「接種帰国制度」を活用して日本に一時帰国をさせてもらった。

実際、去年の夏から冬にかけて、「ワクチン接種」を目的に日本に一時帰国する人が周りでも多く見られた。一方で、現地採用の場合は会社にそういった制度がないため、ベトナムでの仕事を辞めて日本へ本帰国したとの話も少なからず耳にした。

さて、約1年ぶりの一時帰国。「自主隔離14日間」と、表面上は前回と全く同じ条件であったが、実態はかなり異なっていた(かなり厳しくなっていた…!)

すこし長くなってしまったので、日本の「自主隔離」の実態については次の記事で詳しくお伝えしたい。

それでは一旦ここで。Chao!



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