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ヨガの先生とサパの旅~少数民族編~

Chao!

チャーミングかつ強烈な個性をお持ちのヨガティーチャー・アヤコ先生と、サパへ修行の旅にいってきました(初日に体験した滝行については、こちらをお読みください)。

2日目は初日のハードな体験とはうって変わって、美しい少数民族の村を訪れるという、観光らしい観光となった。(実は2日目の朝、アヤコ先生がサパランなるものを予約していたが、タイミングよく(?)雨が降ったためキャンセルとなったのだった)

私たちが訪れたのは、CAT CAT VILLAGE(カットカット村)。泊まったローカルホテルから15分ほどぬかるんだ道を下ると、美しい田園とともに可愛らしい土産店が点々と現れた。

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さらに下まで降りると、バイクの兄ちゃんたちが待ち構えるように列をなしていた。ここからバイクに乗り、村まで行くのが一般的のよう。

バイクに乗ること5分。現れたCAT CAT VILLAGEは、美しい花畑とのどかな田園が広がる、まさしく自然の中の楽園のような場所だった。

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2時間程滞在したあと、私たちは宿泊したローカルホテルへと戻った。実は前日の滝行事務所に水着を置いてきてしまい、それをホテルへ届けてもらう約束をしていたのだ。

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(ヨガの先生であることを知ったホテルのオーナーにお願いされて、霧が立ち込める中ヨガポーズを決めるアヤコ先生)

しばらくホテルのカフェでゆっくりしていると、突然遠くのほうから声が聞こえた。見ると、民族衣装を着たおばあさんがこっちに向かって手を振っている。

「やぁ!君の名前はなんだい?」

にこにこして感じの良いおばあさんだな、と思い応対する鈍感な私を尻目に、「私は寝ます」と宣言した察しの良いアヤコ先生。

「君にこれをプレゼントしてあげるから、おいでよ!」

ここまで言われても何にも気づかない私は、のこのことおばあさんの方へと歩いて行った。

おばあさんが差し出したのは、少数民族っぽいカラフルな布で作られたブレスレット。

わぁ、なんて親切なんだろう。感激した私が手を伸ばすと、おばあさんは待ってましたとばかりに、鞄の中から商品を取り出した。

ここにきてようやく、私はアヤコ先生が「寝ます」宣言した訳を悟った。しかし、手を伸ばしてしまった以上、「やっぱりいらない」とは言いづらい。私は観念して、おばあさんが広げる商品の中から気に入りそうなものがないか、精一杯探すことにした。

おばあさんが見せてくれたのは動物の形に編んだ布のキーホルダー、カラフルな布の財布、そして銀のブレスレット。正直店に並んでいたら買わなかっただろうが、これも何かのご縁と思い、最も使えそうな銀のブレスレットを購入。中国で鍛えた交渉術を駆使し、おばあさんの言い値350,000VNDを100,000VND(500円弱)に値下げしてもらうことは忘れなかった。

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(商売上手なモン族のおばあさん。モン族では「ありがとう」を「オーチャウ」と言うんだよ、と教えてくれた。)

その後無事水着をゲットし、15時発のバスに乗りハノイへと帰路についた。帰りは高級寝台バスが満席だったため、通常の寝台バスを利用。料金は12ドルとかなりお安いものの、寝心地はなかなか良く思いのほか快適だった。

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1泊2日のサパの旅。滝行で溺れかけたり巧みなモン族のおばあさんに物を売りつけられたりと、ハプニングも色々あったが、とてもエキサイティングで楽しい旅だった。

アヤコ先生とは早くも第2弾を実施する約束をしたので、近いうちに続編を書けそうだ。それでは今日はこの辺で。Chao!



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