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eスポーツ合宿ってなに???①

皆様こんにちは。柳井グランドホテル支配人の松前あつしです。note投稿2回目の今回は、当ホテルのeスポーツ事業でも特に力を入れて推し進めている「学生eスポーツ合宿」についてお話ししたいと思います!

そもそもeスポーツってなに???

eスポーツを簡単に表現すると、電子ゲームを用いて行う競技のことです。身体を動かして行う競技(=フィジカルスポーツ)とは違い、チェスや将棋などのマインドスポーツに分類されます。

またゲームなら何でもeスポーツになるわけではなく、運要素の強いゲームは競技向きではないため、純粋なテクニックや戦略を競うゲームがeスポーツ向きと言えます。

そのeスポーツを学生が部活動として取り組むケースが近年非常に増えてきています。例えば高校eスポーツでは日本最大級の大会であるSTAGE:0(ステージゼロ)には、2022年大会に2060校6728名ものエントリーがありました。この大会の参加者は年々増えてきており、採用タイトルも増えています。

eスポーツの「タイトル」とは、フィジカルスポーツでは種目名にあたります。野球・サッカー・バスケットボールなど、一口にフィジカルスポーツといっても様々な種目に分かれているように、eスポーツにも多様なタイトルが存在します。たとえeスポーツ選手を100人集めたとしても、100人それぞれが別々のタイトルを得意としている、ということは十分あり得る話です。例えば野球でセンス抜群な選手がサッカーでも同様とは限らないのと同じく、あるタイトルが得意なeスポーツ選手も別のタイトルは初心者同然だったりします。

学生がeスポーツをやるメリットはあるの???

私は学生がeスポーツに取り組むメリットは大きく分けて以下の4つがあると考えています。

①社会参加(単純に言えば学校へ行くモチベーション)
②チームワークを学ぶ
③戦略的思考を学ぶ
④STEAM教育の入口

今回は①について書かせていただきます。

学校に行くモチベーション

学生eスポーツ界ではチーム戦が主流

「eスポーツって要するにゲームで遊んでるだけでしょ?」
「身体を動かすフィジカルスポーツと違って不健康・不健全なイメージ」

現在の日本でeスポーツについて抱いているイメージを訊いてみると、わざわざアンケートを取るまでもなく上記のような答えが返ってくることは明白です。残念ながら日本ではまだeスポーツは市民権を得ているとは言い難く、ネガティブなイメージが先行しています。

確かに電子ゲームを1人でプレーするだけでは自分の世界ばかりに没頭してしまい、その先の発展性がなくなってしまいがちなのは事実です。そうした事実が「引きこもり」のような社会問題と結びつけられ、ポジティブなイメージを抱きにくくなってしまうのだと思います。

しかし1人でプレーするばかりがゲームではありません。複数人でチーム戦を行うゲームもたくさんあります。先程挙げた高校eスポーツ大会のSTAGE:0も、「このタイトルは〇名チームを組んで出場」というルールがタイトルごとに決められており、むしろ学生eスポーツ界はチーム戦が主流といっても過言ではありません。

チームで練習していると、自ずと役割を果たすために責任感が生まれ、やがてチームが自分の居場所だと感じるようになります。学校に居場所があると感じたら、学校の他の活動にも参加しやすくなります。この点はフィジカルのチームスポーツでも、同じ部活のメンバーが学校内外の活動で一緒にいることが多い、というのと同様です。

学校に行き他の生徒や先生と交流することが若者にとっての社会参加だと言い換えられるならば、「大会で勝つためにeスポーツのチーム練習」というのは引きこもりの若者たちが社会参加するための立派な動機になり得るのです。

今回はここまでです。次回もよろしくお願いいたします!

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