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ヒルクライマー昨日より1秒でも速く!  vol.7 フジヒル 年齢とタイムに関する考察

過去記事(バイクフィッティング2とフジヒル)で今年もブロンズが取れなかったことは書いた。フィジカルを上げるための障害になることの一つに加齢という問題がある。

若い時と同じトレーニングをしても成果が出ない。
結果が伴わないと若い時のようなモチベーションが保てない。
疲れやすく体力の回復が遅い
怪我をしやすい。
など

フジヒルのリザルトが今年から5歳刻みになり昨年からは年齢刻みでの発表もされている。
これらを鑑み年齢のいった私なりに都合がいいように解釈してみたい。
下の表がそれを一覧にしたものである。

2024年フジヒル


左の欄から5歳刻みの年齢 出走者数 各賞の人数 これを見ている諸氏はわかっているとは思うがゴールドは65分以内 シルバーは75分以内 そしてブロンズは90分以内である。
そして各賞の右にあるパーセンテージは上位から何%の人が入っているかを表している。

まず15歳〜19歳の欄を見てほしいシルバーが全体の31% ブロンズ以内に至っては70%もいる。

恐るべし10代!

まあこの年代で出るってことは相当本気で部活または末は選手を目指しているような子が多いのではないかと考えられる。
我々おじさん年代のように

「ロード買ったからフジヒル出ちゃったよ〜ん」

的な人はいなくその分 不真面目母数?も小さいということもあるだろう。
最も学生で若さと暇があれば速くなれるのは当たり前か。
経済的にも恵まれているのだろう。
ただゴールドが1名もいなかった。
これはどうしたことか。
選抜に出ているのか。
わからない。

20代〜30代になるとシルバーが20%くらいブロンズ以上は半分以上の人が取れている。
以前ヒルクライムで割と有名な人が真面目にトレーニングすれば誰でもブロンズは取れると言っていたのを聞き「俺はなぜ?」とかなり落ち込んだけどこの年代の人たちに向けて言っているのであればきっとそうなのだろう。

30〜34歳代の約3.0%の人がゴールド 23.4%がシルバーでブロンズは57%の人が取れている
10代を除外して年代別で見ると一番成績が良い年代
体力的にもテクニック的にも一番充実した年齢なのかもしれない。

そして35〜39歳代から体力的な下降が始まる。
ゴールドは0.8%シルバーは19.3%で前世代から比べ4ポイントの落ち込みブロンズは52.4%で4.6ポイントの落ち込みそれでも全体の半分以上は取れて入る。

ここからが面白いところ
表で言う二世代まとめてしまったが45歳〜54歳 
自分の趣味にお金を使えて仕事も一段落して自分の健康を気にし始めた世代?が参加人数が一番多い。
しかしブロンズを取れる人が36.9%まで減ってくる約2/3が取れない。
シルバーは9%
ゴールドに関しては0.4% 全部で2547名中11名しか取れない。
人間の年齢的な限界を見る思いがする。
そしてこの年代以降この2024年のゴールド所得者はいない。

55〜59歳 参加人数が前世代の約2/3になる。そろそろくたびれてくる年代なのか?
確かに私の周りで一番ロード乗りの多い年代は40代だ。
シルバーは2.8%ブロンズは19.5%一気に12ポイントも下がった。

次の世代60〜64歳でのブロンズの落ち込みは1.4ポイントにとどまり18.1%
参加人数も342名と少なくなり10代の考察のようにこちらの年代は仕事も完全に手が離れ機材にも潤沢な資金をかけられ
参加する人はガチな人が多く本気
「・・・・・からフジヒル出ちゃったよ〜ん」的な人は少なく。
全体の成績の落ち込みを抑えているのかもしれない。
ちなみにシルバー5名 ブロンズ62名

65〜69歳これから私の体験する未知の年代。
参加人数も121名とぐっと少なくなるブロンズの取れるのも9.9%12名。
シルバーに至ってはいない。
シルバーにシルバーは無理ということか。

70歳以上
もうこの年齢になってフジヒル出ていること自体神様。
すごいことだと思う。
63名出て4名ブロンズ

以上2024年フジヒルの年齢別とタイムを参考に年齢における限界タイムを私なりに考えてみた。
あくまで私の主観と考えていただきたい。

しかしつらつらと加齢に対する運動能力の低下を考えるにあたり54歳からフジヒルには参加しているが元々の運動能力の無さのおかげか60歳の今まで大幅に体力が落ちたと思ったことはない。
実際タイムも上下して一喜一憂しているけど今の所自己ベストを更新中である。
そして劇的な更新はないにしても普段のトレーニングを欠かさなければ加齢による低下はまだ今の年齢なら抑えられるのではないかと思っている。
ただいつかはその低下も始まる時が来るとは思うがなるべく先延ばしにできるよう日々過ごすことだと思う。

ちょっと長くなったが最後にフジヒルのリザルトが昨年から1歳刻みも掲載されるようになった。
おかげで最高年齢者が分かるようになり
2023年は 81歳!が最高齢。
タイムがなんと2時間7秒!
いやーぶっ飛んだ。
そして今年も82歳になるその方は出場しておりました。
1時間58分42秒!
去年より速い。

人間の体力と気力は計り知れないものがあるね。
いくつになってもそれらを持ち続けたいと思う。

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