クリニックの隠れ部屋

ちいさなメンタルクリニックの医師です。ここはクリニックの本棚に置いておく患者さん向けの…

クリニックの隠れ部屋

ちいさなメンタルクリニックの医師です。ここはクリニックの本棚に置いておく患者さん向けの書籍の紹介や私の勉強の忘備録です。

最近の記事

75歳までに身につけたい7つのシニアのための睡眠習慣

7時間以上床にいない 1日7000歩の活動 1日7時間のデスクワーク ストレスをためない シニアの良い眠りは上記のような努力が必要だそうです。不眠を訴えるシニアの中に果たしてこのような条件をクリアしている人がどれほどいらっしゃるのか? 就寝までの断眠時間が長ければ長いほど深睡眠が出やすいので成長ホルモンが分泌され、睡眠中に細胞の修復がなされます。シニアの良い眠りは寝る努力ではなく、寝ない努力が必要だそうです。

    • ネコさんが教える疲れリセット教室

      疲れを取ることを勘違いしている患者さんが多い。むしろ疲れを取ろうとして、さらに自分を疲れさせてしまっている。 この本はすごく大事なことを非常にわかりやすく、さらっと表現してくれている。最近、患者さんにお勧めしまくっています(笑)。 副交感神経から交感神経には0.2秒位で切り替わりますが、交感神経から副交感神経には5分かかるそうです。よって、15分位リラックスできる時間を確保できると脳を回復できるそうです。 私も勉強になりました。

      • 「薬に頼らずうつを治す方法」

        『治療終結をどうやって迎えるのか?』をテーマにしている先生の本です。認知行動療法や養生の仕方などわかりやすく紹介されています。そして病気を治すには、「治してもらうのではなく、自分で主体的に努力してコツコツ治していく」ことが必要なこともきちんと書かれています。 呼吸法や寝る前のストレッチや認知の癖を修正することなど、毎日コツコツです。 目標の半分(ハーフタスク)でいい。とか気分が落ち込んでいるときには許可型のアフォアメーション「~して大丈夫」「~していい」を活用すればいいな

        • コロナ脳: 日本人はデマに殺される

          宮沢先生のお話は面白い。何個位のウイルスが体に入ったら感染するかとか、富岳のデータの解釈の仕方とか、8割おじさんの理論の間違いとか、明確に解説してくれる。クラスターが起こった現場に出向き、なぜ感染が起こったかということまで専門家目線で調査されている。にせものがいっぱいいる中で、ウイルス感染の本物の学者さんだと思った。

        75歳までに身につけたい7つのシニアのための睡眠習慣

          対人関係がうまくいく「大人の自閉スペクトラム症」の本 正しい理解と生きづらさの克服法 宮尾益知

          ASDの本質的原因の仮説として、「大脳の神経回路の偏りにより、一つの情報処理だけが優先されてしまい、他の処理が抑制される」という見方がある。一度に一つの情報処理しか行えない「シングルレイヤー思考」、ひとつの情報に注意が向くと、それ以外には注意が向かなくなる「シングルフォーカス」や「白か黒か」という極端なコントラストで情報処理を行うのがASDの特徴である。 ASDの患者さんは診察室でも表情は変化に乏しく、私のほうから質問しても、フリーズしたようにしばらく黙っている場面がし

          対人関係がうまくいく「大人の自閉スペクトラム症」の本 正しい理解と生きづらさの克服法 宮尾益知

          新型コロナウイルスが武漢の研究所から流出したものなのか、自然界からのものなのか、いずれにせよ特別なウイルスではなく、歴史的な長期的な視点からは自然現象とも解釈されることがよくわかりました。普段の生活を大事にしながらも、感染防止の基本原則を守り乗り切っていきたいものです。

          新型コロナウイルスが武漢の研究所から流出したものなのか、自然界からのものなのか、いずれにせよ特別なウイルスではなく、歴史的な長期的な視点からは自然現象とも解釈されることがよくわかりました。普段の生活を大事にしながらも、感染防止の基本原則を守り乗り切っていきたいものです。