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アマチュアボクシングの大物君。プロボクシングに転向 【遅れてきた法政大学の大物】編。

来年4月3日、YANAGIHARAホールディングス杯 VOL,11開催

つまり、この日YANAGIHARAボクシングジムの、プロボクシング大会を行う。

北九州市のジムから日本チャンピオンになったケースは、未だにない。我々の大先輩で羽草さんという東洋チャンピオンは大阪から移籍してきた方だがいる。しかし日本チャンピオンはまだいない。という事は物凄い価値がある。

来年YANAGIHARAジムから、中学3年でアンダーJr.アマチュア大会で優勝した濱村悠太郎がこの大会でデビュー。ダブルメインに、この写真。堀田清太28歳。この男がダブルメインとなる。

アマチュア60戦。いや、今は暇だけど、彼が入会した時の私はジム以外のビジネスを何個も抱え、一体今、自分の本業が何なのか分からない、という様相を呈していた。

ある日、堀田のマスを見てて、実はボクシング指導者でもある事に気付いた私は、彼の胴とお尻を動かさずパンチを打つ姿を見て、「こいつはパンチがあるな」と感じた。ミットを初めてした時。

「キミ、パンチあるやろ?」「ハイ」。ヒジョーにマズい!この頃の私はもう体力の限界だった。今日はいつも月曜日と言うほど、夜も昼もなく東西南北走っていた。

普通パンチあるか、と聞かれ即答でハイ、という奴は、破壊力が半端じゃないに決まってる。

そして私はこの後、とうとう彼から記憶が薄れる様な言葉を聞く。「僕は試合の勝ちは、大体倒してました」。adidasで?ヘッドギアで?おーーーーい!もしもーーーし。

記憶力の良い方ならご存知かと思うが、私はミットを持ちすぎて、右肘靱帯断裂でオペを終え、まだ数年しか経過していない。

こんなのが来たら、今度は骨折するんじゃねえだろうな、等と思い描くも、しかしまあプロでやるわけじゃあない。単なる体力会員だ、と思いミットを始めた。

やはり・・・。これが人間のパンチだろうか?と、いう程のハードパンチャーであった。そして、この日から数日が経つ。するとまさかという坂が私を襲う。

「プロでやっていいですか?」。盆と正月と葬式が全部一緒に来た様な気分だった。もう矢でも鉄砲でも持って来い。そう思うしかなかった。

だってプロ全員、私がパンチを受けるのである。これがどれ程のものか、分かち合える人が少ない事が、ちと悲しい。

よく考えると、来年はアマチュアの6回戦デビュー2人に続いて、YANAGIHARAジムの切り札、楢崎 錬の新人王戦に加え、新たにJr.日本チャンピオン、武田優矢がプロテストを受ける。いや、まだ数人がデビュー戦を行う上に、ジュニアの試合もまた始まる!

神よ!いつ、私は解放されるのでしょうか?

ところで、いきなり話は変わる。命という物は環境と同じく、後天的な勉学や行いにより自分で運ぶ物だそうだ。そう言われれば、私も過去、確実に死んでないとおかしい事が、多々あるのに抗い、遂に生き延びている。これを運命という。

実は今、かなりの暇がある。現在私を取り囲む環境は、優秀で仕事が早くて好きなブレーンばかりが集まっている。だからいつの間にか優秀ではない私は、人間の生活をしている。

こうして記事を書き、ボクシングジムで指導する事以外、常に思想学や心理学の本を貪るように読む。遊びに行きたくても遊び尽くしたので面白くない。お酒は飲まない。

そうすると、仕事以外どうしても何かしろと言われれば、読書となる。勿論ボクシングの勉強もできる。昨年の今頃は日本で一番過労死に立ち向かった男、と言っても誰も責めぬ位、よく働いた。

しかし今は、ちょくちょく、自分の時間ができ出した。という事はハードパンチャーがこようが、矢でも鉄砲でも飛んでこようが、耐えれる様、神が束の間の時間を与えてくれた、と信じたい。

良いか悪いか別として、ボクシングと経営と仲間の為に、常に本気だった。私は頭が悪いので、達者な口と行動あるのみだった。目眩なんて可愛いもので、風邪はついぞ引く暇すら与えなかった。

今、やっと御輿の様に居て、読書と執筆とボクシングに賭けるチャンスが来た。私は遂に命をここまで運んだのである。堀田清太がこのYANAGIHARAジムに来た。プロになる気になった。これは誰がなんと言おうと私が運んだ運命だ。

さあ舞台は整った。先日も少し体調を崩すと、誰がチクった訳でもなく、上記駒澤大学の悠太郎からLINEが来た。先週土曜日、堀田を指導してると夜がエンドレスになる程楽しかった。

因果応報とは面白い。

さてどんな報いがあり、どんな結果が出るのか家宝は寝てまとう。我が人生に一点の後悔もないが、私なりにやってきた事が後天的にいい花が咲く事となる様、祈る。日本チャンピオンベルトは右腕と引き換えあろうが過労で倒れようがどちらでもいい。獲りにいく。

死んでも死なない体に生んでくれ、鋼鉄のメンタルを持つよう育ててくれた両親に感謝する。




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