見出し画像

大本山 中山寺

 兵庫県にある中山寺に行ってきました。こちらは「安産の寺」として全国より多くの参詣者がお参りしているお寺です。

中山寺とは

 中山寺は、聖徳太子のご創建による日本最初の観音霊場です。古来、「極楽中心仲山寺」と言われ、徳道上人によってひらかれた西国三十三所観音巡礼の第一札所となりました。後に花山法皇の巡礼の道順に従い第二十四番札所となり、今日に及んでいます。
 御本尊は十一面観世音菩薩で、インドの勝鬘夫人しょうまんぶにんが女人救済の悲願をこめて自身を模して刻まれた尊像と伝えられ、古くより安産・求子の観音様として信仰されてきました。
 代々皇室の崇信も篤く、安産祈願本邦随一の霊場として、源頼朝をはじめ武家・庶民にも深く信仰されていました。ことに、豊臣秀吉は中山寺の観音様に祈願して秀頼を授かり、秀吉亡き後、秀頼は戦火により荒廃した伽藍の再建をしました。

中山寺

アクセス

 阪急中山観音駅から徒歩1分と、アクセスはかなり良いです。因みに、JR中山寺からは徒歩約10分です。

山門

 山門はお寺の入り口です。
 さとりを求める人々が通る門であると同時に、悪いものが境内に入り込まないための関所とされています。

山門

 こちらはおよそ400年前に再建されたもので、二体の仁王像が外側に向けて睨みを利かせています。

本堂

 こちらのお寺はかなり広いため、本堂までは少し距離があります。

参道

 参道を歩いて行くと、エレベーターやエスカレーターがありました。階段が辛い人にはありがいですね。
 こちらが本堂です。

本堂

 本堂は、中山寺の御本尊である十一面観世音菩薩をお祀りしているお堂です。およそ400年前にこの地に再建され、幾つかの修復を経て現在の姿となりました。外壁にはさまざまな動物・霊獣などが描かれています。
 因みに、十一面観世音菩薩とは、頭上に11の顔を持つ観音様です。普段は見ることが出来ませんが、毎月18日に御開扉しています。

五重塔

 本堂から更に階段を登ると五重塔があります。
 五重塔は平成29年、約400年ぶりに再建されました。珍しい青色に彩られた塔であり、高さは約28mあります。これは、仏の智慧と東方を表した青色の龍をイメージしています。

五重塔

 この地下にはネパールより譲り受けた仏舎利(お釈迦様の遺骨)が納められています。

食事処 梵天

 境内の中には食事処もあります。御朱印を頂いたあと、少しお腹が空いていたので、休憩することに。

梵天

 けっこう中は広かったです。クレジットカードなどは使えないため、現金で支払いました。

梵天

 どうやら蓮筍ごはんが有名らしいので、そちらを注文してみました。

蓮筍ごはん

 ……想像していたものと少し違いましたが、さっそく開けてみます。

蓮筍ごはん

 思ったより小さいですが、熱々で美味しかったです!

 少し休憩したところで駅まで戻りました。こちらはアクセスも良く、お寺自体も広くて見応えもあるので、是非訪れてみて下さい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?