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会社を辞めて一人でやっていくこと

こんにちは。今日も一人で仕事をしています。

最近は、誰からも拘束されないあまりの自由な毎日に甘んじて、思うように作業が進まず少し落ち込んでいましたが、こんな時こそ身体を動かすことが大切ですよねっ!

今日も午前中に打ち合わせを終えて、自宅にて家事をこなし、少し海の方へお散歩にも行ったり読書をしたりして気分がリフレッシュされたところで、時刻は15時、明日までに初校を目指しているチラシ作成の仕事をやっと始めようかというその前に、noteでさらに寄り道をしておりますw

今日はなぜ会社を辞めるに至ったか、というネタで記事を書きます。

前の記事にも書きましたが、私は東京から地方に3年前に引っ越して来て、土地と密接に関わる活動をしているアーティストであります。仕事がない状態でこちらに引っ越して来た私を心配してくれた、心の優しい地元の方に助けられ、デザイン関係の会社にアルバイトとして雇ってもらえるようになりました。そうしてこの3年間で、アーティスト活動の傍ら、デザイナーとしてのスキルを緩やかに身につけて来ました。

アート活動と並行しながらとなると、他の社員と同じような勤務は難しく、時々別の地方へ赴いて2ヶ月滞在制作するなんてこともありましたが、とても理解のある社長のおかげでそのような腰掛けスタイルでも受け入れてくださっていたのです。

しかし、1年程前から、デザインの仕事を個人で受け始め、会社で任せられる仕事の内容も役割が大きくなり、その分のスキルが一気に身についていきました。「安い時給でも腰掛けの私を受け入れてもらえるだけ有難い」という状態から、会社への貢献度が増えスキルも上がったことで、その分の報酬を期待するようになったんです。

アート活動でも、ちょうどこの3年間で収入をもらえる機会が増えたり、下請け仕事を流したり、「人に対価を払う」「対価をもらう」ことの意識がより強くなりまして、私から会社に対しても、「今の自分の価値に匹敵する対価をもらいたい」という気持ちが強くなっていったんですよね。

なんというか、、会社側から自分の価値を決められるのではなく、自ら自分の価値を示していかなくては、と強く思うようになったんです。

そうして新年の面談で社長と話す機会があり、そのタイミングを狙って、昨年度の私の実績と売上を示す資料と、今年度の企画書を用意した上で、給料をあげてもらえるようにお願いしました。ですが、会社の業績も発展途上で、「今は他の社員に対しても投資をしている段階であり、その分の利益は回収できていない。○○(私)の場合は投資したところで本業のアート活動があるから辞めていくものだと分かっているし、見返りを求めることは出来ない。従って給料アップは難しい」という返答をもらいました。

「この会社にいても、自分が過ごす時間に対しての、これ以上の価値を上げられないんだ」ということが分かったので、退社する運びとなりました。

以上の顛末を話した上で、他の社員の方に退社の報告をしたらば、私よりも断然仕事が出来て長年勤続している人でさえも「給料を上げてもらうようにお願いするなんてとても無理だ」と尻込みしていることにとてもびっくりしました。

今現在、SNSやクラウドソージングなどのネット事業の発達で、個人の主張や表現活動がとってもやりやすい時代ですけど、そこで活躍する人々は、自分自身の価値を高く見積もり、それを社会に対して提示することで、世間からの注目が集まるのだと感じています。

だけど大多数は、そう上手くはいかず、上で述べた社員のような人が多いのでしょう。もっと多くの人が各々のコミュニティの中で自由に発言し、のびのびと表現できるような社会を作るにはどうすればいいんでしょうか。。

自己実現、自己表現がしやすい未来が作られるように、私自身はアートやデザインといったものづくりの術を活かしながら、社会と関わってやっていきたいと思う今日この頃なのでした。

そして晴れて会社を辞めて得たこの時間を、価値ある未来へ向けて自ら投資していきたいと思います!

ではでは、仕事に戻ります!

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