“思考の風”がもたらすのは
メモ的書き起こし。
ソクラテスやプラトン以来
私たちは
“思考”をこう考えます。
自分自身との静かな対話だと。
人間であることを拒否したアイヒマンは
人間の大切な質を放棄しました。
それは思考する能力です。
その結果、モラルまで判断不能となりました。
思考ができなくなると
平凡な人間が残虐行為に走るのです。
過去に例がないほど大規模な悪事をね。
この問題を哲学的に考えました。
“思考の風”がもたらすのは
知識ではありません。
善悪を区別する能力あり
美醜を見分ける力です。
私が望むのは
考えることで人間が強くなることです。
危機的状況にあっても考え抜くことで−−
破滅に至らぬよう。
アーレントと、友人ヨナスとの生き方の違いが解説されていて面白い。
根無草で自分の思考を主体に生きてきたアーレント=天秤座(風)
アイデンティティを軸に肉体をいかし思考を深めたヨナス=牡牛座(地)。
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