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就活お母さん! 自己分析の天国と地獄

ムスコとの出来事をきっかけに、占星術にハマってもう数ヶ月。年末年始の休みに入って、占星術関係の本を読みまくり、さらに深みにはまっている。

楽しい。
「楽しい〜」と口に出すほど楽しい。

2年前。
社会人一年生のころお世話になった編集長(現在占い師)に再会し、「燃えるものが欲しい」と相談した。「西洋占星術に興味があるんですが…」と、タロットで見てもらったところ、「いいよ! やなへい。これはいいよー」と希望をもてる結果が出た。

とはいえ、当時はいまほど勉強もしておらず、タロットの結果に特段燃え上がることもなく、「いつか燃える時が来るかも。その時を待とう」と、あいかわらず燃えない日々を過ごしていたところ

ムスコに関する予想外の出来事が続き、「なぜこうなんだろう?」と、自分や家族のホロスコープ(生まれた時間と場所から導かれた天体の模様=出生図)を読みはじめた。そして、掘っても掘っても尽きない深遠なる西洋占星術の世界にハマった。いま、見事に燃えている🔥


今日も占星術のブログを読んでいたら
「乙女座は就活生」と書いてあった。
乙女座は社会に出る前段階として自己分析をする。

これでいいのだろうか? 
いままで何をしてきたのだろうか?
これから何ができるのだろうか?
これから何をしたらいいのだろうか?

自分を振り返り、分析し、順序立てて並べてつまびらかにし、これで問題ないか、恥ずかしくないか、ひとよりマシか、合格点をもらえるか、合格点をもらうために努力すべきことはないか……評価される恐怖を感じながら評価されるその日まで悩み、最善を尽くそうとし続ける。

うーん…地獄だ。
そして数十年前の就活時代を思い出して、なお一層つらい(笑)。


わたしと同じ乙女座のムスコの悩みが明らかになると同時に、わたし自身も闇落ちしてしまったわけだけど、

母親としてこれでいいのだろうか? 
母親としていままで何をしてきたのだろうか?
母親としてこれから何ができるのだろうか?
母親としてこれから何をしたらいいのだろうか?

と、考え続けている。まさかの就活お母さん状態。かなり地獄すぎて、もはや笑える。


悩みのループにハマって以来、テレビや映画、本から届いてくるのは、「自分のことをしろ」「自分が好きなことをしろ」「自分らしくあれ」というメッセージばかり。

子どもを産む前のわたしは、誰かのお世話をすることなんてまったく興味がなく、自分のやることだけやっていた(部活や会社で後輩の指導などしなかった)。それなのにお母さんであることは、24時間365日、誰かを殺さないよう務めいなくちゃいけない仕事に思えた。しんどかった。

すやすやと眠る息子を「かわいい」と眺めるのではなく、「まさか死んでないよね」と、呼吸を確認しに近寄ったものだ。孤独で責任重大な育児に逃げ出したいくらいの状況だったけど、ダメなお母さんと言われないよう、いいお母さんと言われるよう、見えない誰かの目線を意識して頑張ってきたような気がする。

そもそも、父親の「男だったらよかったのに」という言葉を抱えて、「女だけど、頑張っていたら内定もらえますか?」と何十年も生きてきた気もするし。



と、過去を振り返り、分析しながら
こんな自分軸のない自分は終わりにしよう!と反省し、
自分は自分の世界に集中しよう!と対策を練る。

そして、いま一番大好きな自分の世界(占星術)に没入する。

しかし、占星術こそ、自分はどういう目的を持って生まれてきたかを紐解く自己分析という堂々めぐり。どこまでいっても自己分析、反省、対策、自己分析、反省、対策…。永遠の就活生ではないか。

ただし。

占星術の自己分析が素晴らしいのは、自分では気がつかない“潜在意識”を含む自己分析ができること。自分の特性や目標を知って、自分の強みや弱みをバネに、自分の人生をいつかはゲームのように楽しめるようになる…という希望を内包していることではないかと思う。

出生図によると、どうやらわたしは、乙女座をとことんやり尽くし、一回死んで再生するくらいやり尽くし、哲学的に研鑽する星の元に生まれてきたようだ。

就活生ゾンビである。

ムスコがくれた課題をきっかけに、両親とのこと、夫とのことを振り返り、分析し、反省し、現在対策を練っている真っ最中。←真面目


まだまだ時間はかかりそうだけど、自分のパターンを熟知して、自分の特性を使いこなし、「おっ、このパターン来たな!」と、打ち返せるようになる日がいつか来る。そう信じてる。

ムスコにもそんな日が来ると、深い反省をこめて祈って、信じてる。




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