大学生が経験した失敗談〜起業編〜
なんだか最近モヤモヤしているので、何にモヤモヤしているのだろうと考えながら文章を書いていますので、あらかじめご了承ください。
報告遅れましたが、先月2020/03/17に大学を卒業することができました。
大学生という肩書きはなくなり、社会人として生きていきます。
大学生活は悔いなく終了することができました。1年間の休学も含めて
5年間の大学生活に幕が閉じました。
大学生活で一番力を入れたことは英語でした。交換留学で半年間オランダの大学で授業を受けたり、休学して半年間インドでインターンをしたり、
とても濃い1年間でした。
え?濃かったのは一年だけ。
ん〜その一年が自分の中で大きすぎて大学生活のほとんどの記憶は留学とインドインターンで埋め尽くされました。
そのオランダ留学で感じたこと、インドインターンで感じたことを書いていこうかなと。
あっ、でもその前にインド帰国後の自分の話をしようかな。
インドでアプリ開発をしてITに興味を持った僕は、友達の誘いでWeb制作会社のベンチャー立ち上げを手伝いました。
今思えば、ここで選択を間違えたかとお思う。
後悔は一切していないし、とてもいい経験になってたくさんの出会いがあり、今があることにとても感謝しているけど、
もしもう一度その時に戻れるなら同じ道は歩もうとは思わない。
そのベンチャーをやめてからちょうど一年くらいになる。
やめた時にきずいた、
一生懸命死ぬ気で休みなく働いていたのに、借金89万円...
一年かかりでようやく抜け出せた。
いろんな人にお世話になり返せた。
話を戻すと、ベンチャーでwebの営業をしていた。
アプリ開発やシステム開発に興味を持っていたのになぜか、
web制作の会社。
なぜだろう。
当時の自分は、周りの意見に流されやすく、主張することをしなかった。
誘ってくれた友人を信用していたし、流れで入ることになった。
その時は、自分に浮かれていたのかもしれない。
人と違うことをやっている。会社の役員になれている(結局嘘だった)
社会経験が何もなく、人を見極める能力がない(ずば抜けてなかった)
のに、足を踏み入れてしまった。
完全成果報酬制の売り上げの30%をもらえるというものだった。
その時はこういう働き方がかっこいいとか思っていた。
さらに正社員でもないのに、24時間365日働き、当時の社長と暮らしていた。
特にバイトもできず、サイトを売っていかないと生きていけない状況だった。
必死だった。
何も知らない中、顧客もゼロから、制作会社なのにHPもない、ノウハウも実績もない。
全て一からだったのに、怪しいとも一回も思わなかった自分を殴りたい。
高単価でサイトを売り、制作するだけ。
これってお客さんに意味あるのかな、もっと安くで制作できるのに。
当時の会社の社訓は「ユーザーファースト」
どこがやねんって今ではツッコミを入れてやりたい
自分が営業して、お客さんに打ち合わせして、エンジニア、デザイナーの打ち合わせして、最初から最後までの流れが業務としてあるのに20%しかもらえなかった。
インセンティブで30%ではなく、基本給が0円でそこから純利益の30%をいただく、厳密にいうと、税別からの30%
社内にクリエイターがいない制作会社だったので、知り合いのクリエイターに注文する形。
売り上げからクリエイターに支払う金額を差し引いた30%がもらえる
しかし、クリエイター側がいくら請求してきたのかは見せてくれなかった。
文章をうちながら、笑けてくるほど辞めなければいけない会社は誰もがわかるかもしれないが
その当時の自分は完全に洗脳されていたと本気で思う
自分がやらなきゃ、会社のために売り上げなきゃ
そんな意味のわからない正義感があったと思う。
高単価なサイトなんてそんなポンポン売れるはずもなく、
かといってバイトをさせておらえず、
いつの間にか消費者金融(ア○ム)
怖いのが、社長にお金の相談をしたらこれを勧められましたw
借金することも経験だよと
当時洗脳されていた自分は「そうだよね」と思ってその足で借りにいきましたね。
行動力だけはあります。w
周りからは、起業してすごいね、とか言われていたけど
当時は死ぬほどしんどかった
忘れもしないGW
家から出られなくなった。多分鬱だった。
過度のストレスによってだと思う。(特に金銭面)
なんの余裕もなくなり家から出れなくなりました。
正気を失い何もやりたくなくなって、12時に寝て起きたら夕方の5時とか、
そんな状態。
一旦ここまでの話で伝えたいことは、
・人を見極める能力をつけよう
・借金はしないこと(キャッシュポイントを1つは確保する)
・搾取されるな
これを見ている大学生もいると思って話すと特に最後の
搾取されるなは、意識したほうがいいと思う。
何もわからないビジネスなんて何も知らないのに、
肩書きやお金やそのような餌を吊るしながら搾取しまくろうと
考えている人もいるってことは頭のどっかに入れといて欲しい。
若くで起業したり自分でビジネスをすることはめっちゃいい経験になると思うし、僕もそこだけは唯一経験してよかったなって思うけど、
周りにいる人、よってくる人をしっかりと見ることを意識しよう。
ちょっと脱線したので話を戻すと、
GWに入り鬱状態になった僕に救世主が現れました。
命の恩人でここまで引っ張り上げてくれた人です。
軽くその人を紹介すると、その人(Dさん)とはインドで出会って、
高校卒業して単身でインドの大学に入学した人。当時24才のDさん。
インターン時にも大変お世話になって、仲良くさせてもらってた人が、
何故かは忘れたけど、そのGWの時にヒッチハイクで僕に会いにきてくれた。
会ってすぐ、僕の雰囲気・表情に気づいてくれて、話を聞いてもらった。
Dさんはすぐにその会社辞めなさい、と泣きながら説得してくれた。
その時心がとても動いた。僕のことを本気で思って、説得してくれたこと。
Dさんは、私にもっと力があればすぐに助けられるのに力不足でごめんねとまで言ってもらった。
でも今業務委託でお世話になっている会社の社長や東京の社長をたくさん紹介してくださいました。ありがとうございます。
次の日に社長に会って話がしたいと伝え、
直接辞めることを伝えた。
僕は、辞めると告げた時自然と涙が出た。
約半年間だったし、いろんなことがあったけど、
過ごしてきた時間は濃いものだったなと、感謝の思いで泣いたと思う。
でも、その後に当時の社長の放った言葉が、
「分かった。今抱えてる顧客、見込み客全部渡してね」
衝撃だった。
会社としても見込みや既存客を離したくないのは当然だ。
でも、最初の言葉がそれかと、
ややこしくしたくなかったので見込み、既存含めて全て渡そう
そう思っていたけど、まだ辞めると口にしただけでは
抜け出すことができなかった。
次回→2ヶ月におよぶ裁判沙汰
また次回お会いしましょう。
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