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子供と暮らす 〜ステップマザー〜

ワタシは「ユナ」とのジャーニーをとても深く経験している。
ユナは私のパートナーであるシモンの9歳の娘。
彼女の母親と彼の間を50:50で行き来している。

私は現在37歳。体内鉄分の数値も著しく低く、卵巣に良性の腫瘍があるため、妊娠が難しいであろうと言われたことがある。
けれども私は数年前から「子供を授かるという事」についてのメッセージを至る所から受け取るという奇妙なjourneyを送っている。

それはとてもとてもcrazyな方法でのメッセージの受け取り方だった。

朝一、マーケットで久々に会った友人から「今朝瞑想をしていたら"akiが妊娠する"というメッセージを受け取った」といわれ、、、
翌日のヒーリングセッションの最中にヒーリー(受取り手)が「"akiが妊娠する"というメッセージを受け取った」伝えられ、、、
そのまた翌日に元カレから久しぶりに連絡があり「"akiが妊娠する"というメッセージを受け取った」という。。。

また、ある時のヒーリングセッションでは、
私の過去生で「母親になったものの、その子供を捨てた」という記憶が蘇り、
そのヒーリングセッションのヒーリーが、私の過去生での子供だったという事実が出てきた。
気づくと私は号泣しながら彼に謝罪していた。

ある時は、原爆の被災者である私の祖父の姉とコネクトしたことから
彼女は"被爆したことで子供を授かる事ができない"という事実があり、
『女性として価値がない』『子孫繁栄できない』『家族からの見えないプレッシャー』などという感情を抱えていた事を知った。

例を挙げれがキリがないほど、このような形でメッセージを受け取り、そして自己ヒーリングを繰り返している。
私自身、子供が欲しいのかどうか明確な答えを持っていない中でのこのメッセージ達は、
どんな意味があるのか私にはわからず
それは期待と不安ばかりを私にもたらし
relationship(恋愛関係)へも、もちろん大きな影響をもたらしていた。

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コミュニティに住む中で、自然に子供と接する事が増え、
なぜか子供たちに好かれることが多く、友人からベビーシッターを頼まれる機会が多くなった。
たくさんの違ったスタイルの子育てを目にした。
たくさんの父親と母親をみた。
子供達が自身の素材として持って生まれたモノと、成長する中での周りからの影響を受けて変化していく行程を目にした。

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ワタシとユナとの関係は、去年のドイツ滞在に始まった。
シモンとの交際が始まり、少しずつ時間を共有するようになった。
初めのころは「私のパパを取らないで!」という気持ちが多く見られ、それでも私に対する興味も見せた。
ワタシとコミュニケーションを取る中で彼女の英語の成長も著しく見てとれ、日本語を学ぶことに興味を持ち始めていた。

中米をシモンと旅した時にも、
4日間ユナとその母親を含む4人で宿の同じ部屋で過ごし、
その後、2週間ワタシとシモンとユナの3人でコスタリカ/ニカラグアの旅をした。

この旅をきっかけにより距離が近づき、ワタシたちは共通にシモンを愛する「友人」のような関係になった。
それは不思議にもポリアモリーの感覚とどこか近く、ワタシ達3人は良い関係を気づき始めていた。

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そして2度目のドイツ滞在。
彼女のワタシに対する態度がどんどん「友人」から「Lover」へと変化していくのを感じた。
そして時に彼女はワタシを「ママ」と呼びたがった。

先日、ワタシがドイツから日本に帰国することで
どうにかドイツに住めないか、と彼女なりに考えたようで、
「akiは子供が欲しくない?ワタシはパパとakiの子供が出来たら面倒みたい!」と言い始めた。
そして、毎日絵本を持ってきては、ワタシにドイツ語を教え始めた。(1章終わるごとに動物シールを貼ってくれる)

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色々なコミュニティに住む中で、
『子供達をどのようにコミュニティ内で育てていくのか』という疑問を持っていた。

子供が親の元を離れて、隣人を訪ねて遊んでいる姿をコミュニティではよく目にする。
そこに住む子供達は、際立ってコミュニケーション能力が高く、心の発達もとても早い。
たくさんの個性豊かな大人達の中で生活することで、彼らの中での「大人の見本」の幅が広がる。
それは「親だけを見本」として成長する子供達とは比べ物にならない人生の選択肢を彼らに与えている。

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7年間、ワタシは彼が居たけれど
気持ちはいつでも「独立/シングル」として生きている。

ワタシは「選んだ」というわけではないものの
シングルでしか味わえないワールドワイドでダイナミックな生活を送れている。
だからワタシには知識や経験を磨く自分だけに捧げる時間が山ほどあった。
そして、多くの女性からその事を羨ましいと言われる。
でも、その代わり「家族」を築き上げていくという行程のある意味外にいた。

人はみんな、自分と違う人生が色鮮やかに見えやすいからね。

ワタシは母親となった女性達に対して、本当に尊敬の心を持っている。
彼女達は妊娠、そしてその情緒不安定な時期を過ごし、出産をやり遂げ、
自分の時間を子供にたくさん捧げている。

もし子供を授かったなら
ワタシは今までのような動きは難しくなるだろう。。。

ワタシは、ワタシを含む全ての人間、どうぶつ、植物達に対し
「我が子」のような愛情を抱くようになった。
それがワタシのいう「Unconditional love(無条件の愛)」の感覚

そこで「ワタシにとって"全て"が我が子であるのに、
本当の"自分の子供"が一体どんな意味を持つのだろう」という疑問も持っていた

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ユナとの3人生活を通して
ワタシはシモンと"どのようにファイナンシャル(生活費)を分けるのか"という議論を状況が変わる度にしている。
2人の時にはショッピングの金額は1:1。
3人の時には1:2で、3分の1をワタシが支払うようにしている。
それでも、
シモンとユナは、ワタシより多く量を食べるし、
2人とも散らかし癖がありワタシはいつも彼らの跡をついて掃除して回っているので
ワタシの中では彼らを「サポートしている」という感覚がある。

そしてシモンのHouse boat プロジェクトを手伝うなか
ときにユナをワタシ1人が見ることも度々でてきた。

ワタシは自分の時間を設ける事がとても難しくなってきて
自分のWorkの頻度を減らしている。
自分のincome(収入)は減る中、彼らに費やすお金と時間が増える。。。

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ワタシの中でこの疑問は大きくなってきた。
「ワタシにとって今後どんな"利益"があるのか」
「彼のサポートをする」ということがワタシの人生になっているのではないか?

では彼らの人生とワタシの人生がどのように交わっていくのか?

ワタシはある日、彼の作ったハウスボートでの深い瞑想の中で一つの答えに辿り着きシモンにメールを送った。
「Last night was lovely to spend my own time in your creation.
Thank you for your support to make my life more shiny*」

彼らはワタシの人生を「色鮮やか」にしてくれていたのだ。
そして自分の時間を費やしてこれらの「利益を得ている」ことに気付けた。

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ワタシは「子供」とは、この世で一番「pure」で「複雑」で「美しい」creationであると思っている。
アートや音楽等のcreationをする中で、自分の分身となって世に出るアートが人の中で成長していく様をまさしく子供の感覚。
人間が人間を作り出す、自分から半分の遺伝子を受け継ぎ、自身の両親の姿さえ見える。
この子供というcreationはワタシにとって大きな興味の対象になっている。

ワタシがこの「子供を授かる」という事を
この人生で選ぶのか選ばないのか
何度も岐路に立っている

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